HSPが強みを使えるようになる7つのステップ
身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く
HSPのための自律神経ケア×強みプログラム
「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。
おとなしい控えめな受容タイプの女性が
望む業界にチャレンジしてトップセールスになった話
先日、ずっと前にセッションさせていただいた20代の方から
「いま、とても仕事でうまくいっています!」という連絡をいただきました。
とても嬉しかったその話からさせてください。
HSPが強みを使うってこういうこと!とお読みいただけると思います。
彼女は店舗で接客業をしているそうなのですが、
今お客様に声をかけていいかどうか
お客様のタイミングとか
これが欲しくないか欲しいかとか
お客様の気持ちのタイミングが全部わかっちゃうと言います。
そんな強みを生かして現在トップセールスになってきたということを
伝えてくださいました。
幼いころからその業界に憧れていて、
でも自分にやれる自信がなかったので最初は違う業界に就職しました。
でも数年を自分の本望と違う場所で過ごしたのちに
「やっぱり挑戦してみよう」という気持ちになって
望んでいた業界に転職してチャレンジしたのです。
お人柄として声の大きいタイプではないです。
どちらかというと小さな声で静かに話す方。
ご自身の興味のある分野ではよく話しますが
普段の口数は少ないです。
自分から自己紹介するタイプでもなく
どちらかというと誰かの話を聞くのがうまい、受容タイプだと思います。
その彼女がトップセールスに!
HSPに競争性がある方はあまり多くありません。
彼女も競争が好きなタイプでもありません。
けれどもじわじわと自分の成した売り上げが店舗に貢献していると知るのはどんなにか嬉しいことでしょう♡
わたしも一緒にバンザイしたい気持ちになりました。
HSPはコミュニティ運営やお客様対応などにおいて
相手やメンバーの方の気持ち、振る舞い、困りごとに
すごく上手く寄り添えるという特色がありますよね。
だからHSPは調整役や相談役に向いてると言われますが(@アーロン博士)
本当にその通りだなと思います。
というわけで今日も強みの話です。
強みを使って生きる人生にしたいなと思われた場合、
こんなステップを踏んでいくと
社会の中でとてもうまくいくっていうことが増えてくるよ、という
そんなステップバイステップについてお話してみたいと思います。
①とにかく自分が持つ強みを知る、理解する
まず、いかんせんご自身の強みを知るところから始める。
これは基本ですよね。
使うツールは、ご自身が興味をひかれるものなら何でもいいと思います。
私の場合はストレングスファインダーをすごく信頼しています。
ストレングスファインダーのいいところは
全世界3000万人分のデータが入っているところ。
統計論としてかなり確かな確証があるし、
20年以上におよぶ追跡調査をおこなって
子どもの頃にみられた資質が大人になってどう変わっていくのか、
あるいは変わらないのかということも確認しています。
この追跡調査のデータも加味されて公表されているところも
ストレングスファインダーのいい点だなと私は思っています。
その他にウェルスダイナミクスとか
MBTIや性格診断的なものもありますよね。
まず自分の資質を客観的に並ぶ言葉で眺めてみる。
これがスタートです。
資質をよく理解するというところで、私のセッションでは
こういう人間関係がよく起こったのではなかった?
こういう人とぶつからなかった?
などの人間関係のことも含めて
今までの仕事などでどう強みを使ってきたかということを明らかにし、
より気づきを深めていただくようなサポートをしています。
ご自身の現場の実感で、具体的に「ああ!そういうことね!」と理解することが大事です。
②わかった強みを日々意識する
最初のステップで
自分はこういう強みがあるんだよな、と認識したと思います。
そしたら、それをいつも目に触れるところにおいて
こまめに見ておいてほしいんですよね。
手帳に書くとかパソコンのデスクトップに設定する、壁に貼ってみる、
とにかく「あ、そうだった」を繰り返してみてください。
私は会社のチームメンバーの強みを
手帳の1番最初のページに全部並べてあるので
いつもとても意識するようになっています。
人間は選んでものを見てますから、意識し続けると
自分に関連した情報がどんどん自分に入ってくるようになります。
例えば赤いバックを探してるときは、町中の赤いバックが目につきますよね。
自分が怪我してギプスしてるときはギプスの人ってこんなに多いんだって、そういう人たちが目につきますよね。
これ、客観的公平に見てるとは言い難いじゃないですか。
私達の脳というのは、自分に欲しい情報を選んで見ています。
耳もそうです。
漠然と世界の音すべてを拾っていたら私達気が狂っちゃうかも知れない。
そのぐらい町は騒音に溢れていますよね。
「地獄耳のおばあちゃん」とか言いますが
自分に関係ある悪口は聞こえるけど(笑)興味のないこと、聞きたくないことは聞こえないw
ですので、自分のストレングスファインダーでも何でもいいから
その客観性のあるキーワードをいつも見えるところに常備しておきましょう。
③強みとして使えたときに改めて客観的に意識する
常に自分の強みを意識していると
今度は自分の資質が使えたときに
後付けで「あ、そういえば今日この資質使えてたな」
とその事実に気づくフェーズが来ます。
例えば会社で、なにか緊急事態なことが起きたとします。
取引先の会社から急に今回のプロジェクトやめたい、と言い出されたなど。
こういうときに「適応性」を持っている人は臨機応変力が強いですので
とても冷静に今ある材料でささっと資料を作ったりして力を発揮します。
でも「目標志向」の人はゴールからの段取りが大事で、それがくずれたことに結構ダメージを受けるので立ち直りに時間がかかったりします。
④相手と自分の違いに着目し、相手の強みを見る
そんな気付きを重ねれば
「これってあの人にはわかりづらいけど自分にはすごくわかりやすいんだな」とか
「あの人には時間がかかる仕事だけど、自分はさくっとできちゃうな」
ってことがわかるようになってきます。
ちょっと話がずれますが、人間関係の齟齬ってそこで起こることが多かったりもしますよね。
自分は早くできるのに相手がノロノロしてるとイライラしちゃうこともあるし、
逆に相手ができると自分なんか能力がないって思っちゃう。
ただ強みのありかの差であるだけなのに
自分を必要以上に卑下しちゃってる、なんて時もあるかもしれません。
そうじゃないんだってことがわかってくると
いい意味で自分の相手との違いにも目が向くようになります。
HSPという概念もそう。
私達HSPは少数派なので、世界の中で自分1人だこんなの…
って思ってるときは、
自分って弱いんだとか
もっとここを乗り越えて強化していかなくちゃとか
社会を100>自分を30と考えてしまうことがよく起こります。
でも自分の資質っていうのはみんなと違うのです。
オンリーワンなのです。
例えば、HSPには標準装備である
『刺激に圧倒されやすい』という資質をちゃんと自分で認識できたとき。
ネガティブに言えば「平均より弱い」かもしれませんが
資質として利用しようと思えば
「いろんな刺激を最初に察知できる」になりますよね。
⑤相手の強みを積極的に借りていく
ひとつ前のステップ、相手の強みを観察していく中で
自分の周りの人の強みがどんどん見えてくると思います。
逆に、相手の強みを見るっていうことをやっていくと
自分の強みもよく見えるようになります。
そこでぜひやってほしいのが、相手の強みを借りるっていうこと。
これ、HSPさんはできない方が多くないですか?
完璧主義だったり自分が弱いって思ってるとできない。
だけど、自分こういうとこできないから
相手と共働関係持てばいいんだってことに気が付けると
人間関係がぐっと良くなります。
相手に安心して委ねる部分を作るのは超おすすめです。
だって、自分が折れたり
自分の弱いところを認めたりできる方の人の方が魅力的ですもん。
みなさんもそう思いませんか?
完璧さってみんな求めてるけど
完璧な人ってそんなに人気あります?って話です。
助けてって言われて嫌な人っていないんですよね。
誰かの力になれることって、人間にとってたいてい嬉しいことです。
(頼りすぎて負担をかけすぎるのは考えものですが)
全部引き受けて苦しくなっちゃう…というHSPさん、
相手もそうなんじゃないかと
頼ることに引け目を感じるかもしれませんが
意外とそんなことないですよ。
「どうぞお力貸してください」って
快く人間関係を作れる人でありたいですね。
⑥弱みの部分は頑張らない
(弱みという言葉はクリフストレングス/ストレングスファインダーとしてはあまり使いません。下位資質と言います)
自分の弱い部分に関してはうまく避ける努力をしたりとか
無理なくそれが自分の中で認められるぐらいの努力をすればいいですよね。
相手の強みに注目しているとわかることだと思いますが
自分の弱み、「下位資質」って
絶対にほかの誰かが強みとして持っています。
いまは便利な世の中ですから、テクノロジーやAIなんかで
解決できてしまうかもしれません。
弱みの部分が回ってきたら、さっとスルーしたり誰かの助けを借りましょう。
⑦自分の強みを強化し、人のために使う
最後です。持っている強みをさらに強化していきましょう。
ストレングスコーチの間では「栄養を与える」
という表現をされることもあります。
強みを意識して使い続けるということです。
栄養を与え続けて
本当にこれは自分の強みだわ、誰にも負けないな
っていう気持ちが湧いてきたらもうしめたもんです。
例えば【学習意欲】の資質を強みに持っている方だったら
自分に制限をかけずにどんどん学べばいいですよね。
周りから「また違うことやってんの?」とか
「資格また取って資格マニアって感じで生きるの?」
みたいな嫌味を言われたとしても
『いいえ、私は学ぶことが好きなんです。それが強みなんです。』
ということを自分の中で意識していればいいだけですよね。
それは必ずどこかで線と線がつながって、自分をバックアップしてくれます。
そうやって強みを磨いていった先に、
人のためにその強みを使って何か貢献していくフェーズが生まれると思います。
みんなで強みを強化していこう
今日は、強みを使っていく強みを自分になじませて
そして人のために使っていけるまでのロードマップをお伝えしました。
ぜひひとつずつ意識してみてくださいね。
強みは誰もが持っているものですから
意識して正しく磨けばちゃんと使えるようになります。
強みの理解や、使っている場面の発掘など
他者・第三者からの目でサポートを受けたい場合は
ぜひクリフ・ストレングスの強みアセスメントを使ったセッションをご利用ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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