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できないところは【恥】じゃない。【伸び代】なんだ。

生きづらさを卒業し強みで働く
HSPのための自律神経ケア×強みプログラム
「そういう個と。」主宰の皆川公美子です。

先日、原始反射と呼吸をテーマにした親子向けのワークショップの最後に
こんな質問をしてくださった方がいらっしゃいました。

「感覚過敏や不安を抱えているが、どうすればいいでしょうか?」

この質問、本当によくいただくのですが
一番ご説明が難しいなといつも感じるところです。
一言でぱっと答えられるようなことじゃないからなんですね。

今日はそんな部分を紐解いて
皆様にお伝えしてみたいなと思っています。



感覚過敏や不安の背景にあるもの

感覚過敏や不安が起こりやすい背景には、
さまざまな要素が絡み合っています。

原始反射の視点から見ると、
モロー反射や恐怖麻痺反射の存在が関係していることが多いです。
これらが統合されていない場合、
日常生活での困りごとが生じる可能性が高まります。

ワークショップを通じて、
原始反射の統合が進み不安や困りごとが軽減した方もいらっしゃいます。
もちろんこれは素晴らしいことです。

ただ、それでもなお苦しい部分や困りごとが残る場合は
愛着やトラウマの要因を振り返り、
複合的なアプローチを取る必要があります。

人間は非常に複雑な存在です。

身体的なアプローチだけで解決できる場合もありますが、
私たちの信念や思い込みが身体に大きな影響を与えることもあります。

たとえば、自分を否定する思考や、
「もっと頑張らなければ」という完璧主義的な考えが
結果的に自分を責めるストレスとなって
感覚過敏や不安を引き起こす要因になることもあります。

これらは性格ではなく、神経系のパターンとして捉えるべきものです。


自分を見つめ直すための時間と空間

感覚過敏や不安を和らげるためには
自分の神経パターンを深く見つめ直すフェーズが必要です。

グループの中で他の人の話を聞くことは、
自分自身への理解を深める助けとなります。

一方で、個別の課題を解決するには、
さらに深く自分自身と向き合う時間が求められることもあります。

こうしたプロセスは簡単ではありません。

時には、たとえば投薬のような化学的なサポートが
必要になる場合もありますが、
それだけに頼ることは根本的な解決にはつながりません。

特に、社会適応の面では投薬以外のアプローチが望ましいと考えています。

自己変容を通じて神経パターンを変えていくことが、
長期的な安心感や自己受容につながります。

そのためには、自分の現状を冷静に受け止めることが第一歩です。

そして、それを「恥」として捉えるのではなく、「伸び代」として
前向きに捉え直す努力が必要です。
→ここだけは、視点をずらす「努力」!!!♡


日本文化と「恥」の捉え方

日本の文化には、
「できていない自分」を恥じる風潮が強く根付いているように思います。

学校教育は、テストの点数を基に
「ここができていません」と指摘されるシステムですよね。
その結果、「完璧でない自分」を否定的に捉える傾向が強くなりがちです。

しかし、完璧な人間など存在しません。
たとえばビル・ゲイツやガンジーでさえ、
苦しみや足りない部分を抱えていたはずです。

人間である以上、制限があり、悩みがあるのは自然なことです。
その中で、自己否定に陥るのではなく、自分の足りない部分を
成長の余地として受け入れることが大切です。

「自分のできていないところ」を認識できることは、
むしろプラスと捉えるべきです。
そこには伸び代があるということですから。

自己否定ではなく、
プラス変換することで人生をより豊かにすることができます。


自分をプラスに変換する方法

事実を受け入れることと、
それを「恥」として捉えるのか、「伸び代」として捉えるのかは
神経系のパターンによります。

これも性格ではありません。

自分の神経系をプラスに変換するためには、以下のようなステップが有効です。

  1. 現状を受け止める: 自分ができていない部分を冷静に見つめ直し、それを否定的に捉えないこと。

  2. 自己承認を行う: 今の自分を受け入れ、やさしく肯定する。

  3. 選択をする: そのままの状態で良いのか、それとも先に進むのかを、自分で選ぶ。

  4. プラス変換を意識する: 足りない部分を「成長の機会」として捉える努力を続ける。

これまでマイナス変換を教わってきた場合、
プラスに変換するのは簡単ではありません。

しかし、自分の現状を受け入れることで、その先の変容が可能になります。


未来を楽しむために

人生はプロセスの連続です。

自分の足りない部分を見つめ直し、
それを成長の機会として活かしていくことが、人生をより楽しく、豊かにする秘訣。

私自身、変容を楽しむタイプの人間です。
同じように変容を楽しみたいと思う方々と共に歩んでいきたいと考えています。

「できていない部分」を恥じるのではなく、伸び代として受け入れる。
それが、自分自身を成長させる第一歩です。




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