最近のお葬式

自分も葬儀の世界に入って早くも35年近くなります。昔、「ど根性ガエル」で先生が「教師生活25年」なんて言ってましたが、35年というと馬鹿みたいなものですね。でも時代時代によって大きく変わってきたのがこの冠婚葬祭事業でしょうね。15年くらい前から地味婚なんて言葉が流行り「家族婚」というか身内の方へのお披露目みたいな結婚式が多くなり、広い披露宴会場は利用が少ないといった状況でした。その結婚式場がホテルに移りホテルでの披露宴が伸びるとも言われていました。お葬式も同様で進行する習性がありますのでホテルでのお別れ会が芸能関係の方からは大幅に増加してきましたが、現在ではコロナ禍という感染の関係上と10年近くから増加傾向にあった「家族葬」が合体して葬祭業界を襲いました。金額的には従来の半分位の売上になった業者がほとんどではないでしょうか。当然、通夜という儀式が無くなりつつあり、菩提寺様がある家庭が通夜施行する位になってきました。    お寺様も檀家離れが増えると困るので、一日葬を遺族が執り行いたいと言えば、そのままOKのお寺様が増えてきました。お布施の金額も葬儀費用と同様で金額をある程度最低にしておかないと霊園等を購入して檀家さんが離れてしまうといった可能性を気にするようになってきました。 お寺様も気にされて葬儀の費用がどれくらいか一番に気にされている傾向があります。今までは80万円位のお布施を戴いていたお寺様が通夜がなくなり一日葬と戒名料では流石に同額は言いづらいようで50万位のお布施のお寺様が増えてきました

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