指導すると考える機会が潰れる

試し行動ってどうして全部イタズラとか、物をばらまくとか、投げるとか、こぼすとか、大人が怒るような行動なのだろうか??
良いことをして試す場面ってあるのかな??

やはり大人の許容範囲を確かめたいんだろうなぁ。どこまでやるとこの大人は怒るんだろうか?と。

そこで試されるのが、我々大人の怒りの自制力だ。
子どもはあらゆる場面で大人を試したい。
大人にバーカって言ったらどうなるか?
大人の前でゴミを撒き散らしたらどうなるか?
大人の前でティッシュを全部出したらどうなるか?
大人の前で水道の水を撒き散らしたらどうなるか?

今日はまさに、『バーカ』と言った子がいたが、私も一緒にいた先生も無言(笑)
まだ遊びたかった子どもに『アホみや先生』とも言われた時に『アホみやかぁ〜』とスルーしてみた。だってダメだと分かってワザと言ってるんだもん。注意喚起だ。

うちの先生たちは何も言わずに見守る。子どもを責めない。怒らない。
子どもたちは大人が困ることが分かってしているから。
そこで怒ったら子どもの思う壺だし。
なぜその行動になるのか?
何を訴えたいのか?を考える。
そして大人が片付ける姿を見せるのだ。

そうすると、子どもが考えて行動するようになる。
上記のようなことを子どもがすると、『なんでそんなことするの?』『自分で片付けてね!』『ゴミはちらかさないの!』『自分で水拭いてよ!』と言う大人がほとんどだし、それが普通の反応なのだが。
それは指導になる。指導や指示は自分で考える機会を奪う。なぜ片付ける必要があるのか、を考えずに、怒られる罰として与えられることとなる。大人から指示されると、片付けが罰に変わってしまうのだ。それだと、罰の記憶しか残らないと思う。

ワザとお茶をこぼした子はその後どうなったかを見に来た。その時に『一緒に拭いてくれる?』とうちの先生たちは言う。すると、罰として言われなかった子は一緒にこぼしたお茶を拭き始めるのだ。罰じゃないから。罰だと意欲的にはなれないと思う。

子どもたちが自発的に考える機会を見守りたい。そのために、大人が怒る自制力が問われる。

子どもの相談事、一緒に考えていきたいです。 問い合わせ→080-9614-3564 留守電あります
メール→soudanya.lean@gmail.com
LINE ID→soudanya-lean
初回電話相談30分間無料
お会いして面談→1時間2000円
一回2時間まで
21時以降でしたらゆっくりお話しできます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?