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配当収入だけで生活できるようになること

資産ポートフォリオ作りでまず目標を立てますが、そのほとんどが「1億円めざす」というような、金額をベースにしたものが圧倒的多数に思います。わたしも当初はそんな感じで1億円を目指そう、と思っていたものでした。

しかし、その1億円、なんのための額なのか。答えが出ないまま投資がすすみ、気が付くとオケラ寸前になってしまいます。目的がはっきりしないのでやる気も不十分。当然、負けの連鎖ができやすい環境になります。

わたしがいったん退場したのはそういう理由からでした。

10年たって、自分で事業を起こしたり、自営業に転じたり、人を部品のようにあつかうサラリーマン世界を見たりした結果、改めて自力でお金を稼ぐ重要性を認識しました。昔取った杵柄で、3月の大暴落を見て「チャンス」と思い、なんとか資金を20万円集めて市場に参加。誰でも勝てる相場でわたしも久々の勝利を手に入れました。

3つの選択肢

生涯を通じて、お金と向き合うと、その稼ぎ方は大きく分けると3つあることに気づきました。

1)自分が稼ぐ
一般的に言われている、労働を提供するものです。時給ワーカーが最低レベル。正社員や自分をブランド化して大きく稼ぐタレント商売などもこれでしょう。

2)人に稼いでもらう
自分が社長になって会社を立ち上げることです。

3)資産に稼いでもらう
動産・不動産の資産が勝手に稼いでくれるものです。

人生100年時代という中で、1は60才から70歳までしか働かせてもらえないでしょう。能力あるフリーランスになっても選択肢は限られてきます。2も同じようですが、浮き沈みがあります。成功した企業の社長になればいいですが、中小企業のほとんどが赤字決算の連続である点を見ると、成功した企業に入る確率は1%にも満たない狭き門かもしれません。3は、資産の種類を選べば、死ぬまでリターンを得ることができます。もしかしたら死んだあともリターンを得ることができますね。ただし、キャップが大きくないとリターン幅は小さい。

前の退場では投資家専業を一時やっていましたが守銭奴そのものの毎日で、生きている意味がわからなくなりました。今は、この3つをうまくかけあわせたスタイルがいいんだろうな、と思っていて、わたしは1と3のハイブリッドで、1から2に派生させていくライフ設計を考えています。

投資の王道はインデックス投信を毎月こつこつと買い積むこと、という違和感

資産に稼がせるやり方は、まず規模が大きくないとリターンが得られません。安全商品であればあるほど、利息などの収益は低い。銀行預金の場合は、10億円でも小さい。国債は5億円は必要です。10万円とか、金融世界にとっては「超小規模」昔の言い方だと「ゴミ投資家」のレベルでは、安全資産に継続投資しても、20年後に果たしてどのくらいのリターンが得られるか、というのはたかが知れている気がします。

で、わたしは「ゴミ投資家」レベルなので、インデックス積み立ては、「今のところ」できません。

実は王道は、1で100万円以上を稼ぎ、3で増やしたら2に行くか考えることな気がしている

昔から言われていましたが100万円が投資スタートの最低限レベルだと。実際に20万円で再開すると、そういう壁に何度も出くわします。実感としては300万円あるといいかな、と思います。

ひとまず5万円で2月に再開し、給料を10万円ずつ積み上げて現在キャップとしては40万円の枠にまで増やしました。給与収入があったら同じように積み立てをして100から150万円まで上げて、投資における選択肢を増やしたいと考えています。


とりあえず始める

とくに相場感覚を戻さないと、と思ってて、日々の生活は投資情報をゲットするシフトにスイッチさせました。現物取引がないと実感がわかないので、5万円再スタートのときにすぐに日本株の1銘柄を購入して、日々の値動きに緊張感を持たせ、早寝早起きの生活にしました。今のところは日本株トレードを前提に考えています。


ポートフォリオにおける考え方

とある投資顧問のメルマガを購読することになり、そこで投函された記事が非常に面白かったのですが、その顧問がいうには、投資の目的は「配当収入だけで生活できるようになること」という明確なものを示していて、わたしはそれにヒットしました(笑)。

配当利回りを5%とし、年間収入を税抜き前で400万円とすると、総資産は8000万円必要ということになります。ただし、これは持ちっぱなしで複利効果を無視したものです。配当を受け取ってからいったんポジションを解除するなどの配当相場型にした場合、実態としては3000万円くらいの規模でも400万円ゲットは可能だな、と思います。

400万円を受け取るだけの生活をいつから始めるか、という観点で、資産の成長をみると、もらった配当金を株に再投資していくことで資産成長スピードをゆるやかに加速させることができる、と思いますし、投資顧問も再投資を推奨しています。

ポートフォリオは、
A)保守的投資で配当収入を得る
B)積極投資で値上がり益を得る
C)超積極投資でさらなる値上がり益を得る
の3つの種類に分散投資をすることを推奨していました。

A)は、なるべく配当利回りが高い銘柄で成熟企業の保有
B)もA)と構造は同じものの、ハイリスクの新興企業
C)は配当利回りよりも上昇しそうな銘柄の所有

ということになりますが、日本株だけを見ていると、がんばっても利回り5%がいいところ。相場が暴落しない限り、配当利回りがジャンプアップすることはなく、この構成は夢物語です。

米株など海外株の投資ができるようになった

10年前にこのポートフォリオは非現実的でしたが、現在は日本の証券会社経由で米株など海外の株式やETFに投資ができるようになったので、高い配当利回りの成熟企業で、しかも世界シェアトップクラスの銘柄を持つことができます。わたしも海外口座の開設ができたら、5から10万円をこっちにまわそうと思って、ポートフォリオ候補の選出を見直しています。

ただ、ひさしぶりの投資なので、口座によっては開設審査に落ちたものもあり、予断を許さない状況です(笑)

その場合は国内ETFを中心に、配当や優待狙い相場のバカ落としで稼ぐというやや荒っぽいアタックを想定しています(もともとは配当狙いと優待狙いの人たちを相手に相場で成り上がった人なので、メインフィールドなんですけどねw)。


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