見出し画像

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/9/9

 聡太くんがでっかくなった話は何度かした。飼い主がお腹壊しを恐れてどんどんやせていたころと比べると、そりゃあもうドンドコ大きくなって、きのう母氏が体重を測ってみたら5キロくらいありそう、ということだった。
 我が家の体重計は懐かしのアナログ体重計なので、細かい数字まではわからないが、5キロというのはすごいなあと思う。たまちゃんがいちばん太っていたときと同じ重さだ。重いわけである。
 膝に「どっこいしょ」とこられたり、片手で持ち上げようとしたりするとたいへん重たい。きのうは将棋えねっちけー杯を観るのにお膝にこないか誘ったが来なかった。暑かったらしい。
 これから涼しくなればまた一緒にお昼寝をしてくれると思うのだが、横になって膝のあたりに\デン/ときたらさぞかし重かろう。聡太くんはわたしがずっと夢見ていた巨大猫になりつつあるのだ! なんて素晴らしいことだろう!
 巨大猫はロマンである。どんどん食べてもっと大きくなれ。

 いまはまだ昼間は暑いので、茶の間とピアノの部屋を繋いでいるドアや、台所に繋がるドアは開け放していて、聡太くんはひとりで物置にも行ける。
 食事を終えると、「ぼくひとりになりたいの」と、ぷいっと物置に行ってしまうことが最近多い。飼い主はとても寂しい。
 まあストーブをつけるような季節になれば、ストーブの前で溶けるようになるのだろう。去年の大河ドラマ「どうする家康」を見ているときに、聡太くんはよくストーブの温風の当たるところでぺろりんちょと溶けていた。
 そもそも聡太くんが物置に自由に行けるようになったのは、しょうじに空いた穴を隠しているポスターをめくって強行突破できるようになったからだ。寒くなればやらないと思う。猫は暖かいところが好きだからだ。
 それにしても最近の聡太くんは孤独を好むなあ、と思う。物置で古いマットレスや「ねこのきっさてん」や衣装ケースの上でスヤ……と寝ていることが大半なのだが、1人でいてもなんだか楽しそうに見える。

カイカイしてるところ。


 聡太くんが孤独を好むのを見るにつけ、「これがオス猫の自立心というやつか」と思う。
 猫はそもそもが単独行動の生き物だ。ふつうひとりで行動する。猫科動物で群れるのは、強敵と戦わねばならないライオンだけだと聞いたような記憶がある。
 オス猫の自立心にしみじみと感心するとともに、きみはまだ子猫というか若猫のうちにチョッキンしたんじゃないのかい、とも思う。
 まあ聡太くんの性自認は「おとこのこ」だろうし、そこはチョッキンされてどうこうなることではないだろう。
 運動量はたしかに減った。子猫のころはちょっとの物音でも「なんだなんだなんだー!?」と駆けつけたし、眠気より好奇心を優先していたわけだが、チョッキンしたら途端に穏やかくんになって好奇心より眠気を優先するようになった。
 しかしオス猫として生まれてきたのはなにも変わらない。だからオス猫らしく孤独を好むのだろう。
 まあ我が家にはいま聡太くんしか猫がいない、というのもあるかもしれない。後輩の「匠くん」「渚くん」がいたら元気いっぱい遊ぶのかもしれないが、そういう余裕はちょっとないのであった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?