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音楽の雑談なんてどうですか #6

Safe Listening という言葉をご存知ですか?

聴力は一度落ちると二度と戻らないので、そのリスクを減らしながら、音楽を楽しめる世界を実現したいとWHOが目指しているものです。

まずはWHOの記事から。和訳は拙訳です。

Nearly 50% of people aged 12-35 years – or 1.1 billion young people – are at risk of hearing loss due to prolonged and excessive exposure to loud sounds, including music they listen to through personal audio devices.
12歳から35歳のほぼ半分 - つまり11億人の若者は、パーソナルオーディオデバイスで聴いている音楽を含む長期に渡って度を超えた大きな音にさらされていることにより、難聴のリスクをはらんでいます。

WHO公式サイトより

スマホやiPhoneを利用することによって、モバイルデバイスで音楽を聴く人が増えたと思いますが、Wi-Fiや大容量通信の普及もあって、音楽配信サービスの拡張も後押ししていると思います。

そして、モバイルデバイスで音楽を聴くときってイヤホンかヘッドホンを使っている人が圧倒的に多いですよね。
耳元で音楽を聴いている状態になると思うのですが、サブスクリプションで配信している音楽などは聴こうと思えば延々と聴き続けることができます。
そして移動中に音楽を聴く人も多いと思うのですが、電車の中などの騒音がある場所で聴いていると、つい音量も大きくなってしまいがちです。

LIVE会場では大音量だったりもします。
わたしも音が大きすぎて「これは厳しい、この場から脱出したい(でも密集したスタンディングで前列の方だったので抜け出すことができなかった)」という経験があります。

ということで、音楽を楽しく聴いているだけなのに、聴き方によっては音楽を聴くことができなくなってしまうというリスクがあるということですね。
おそろしい…。音楽が聴けなくなるなんて考えただけで悲しくなっちゃう。

さて、WHOが行っている Safe Listening の活動ですが、以下の3つをミッションの柱としています。

  • エビデンスに基づいた基準の作成

  • エビデンスに基づいた啓発資料の開発と配布による Safe Listening の認知度の向上

  • リスニングに関する研究への投資

2015年に作成されたそうですが、わたし個人は Safe Listening ということを大して気にしてきませんでした。
でも、確かに音楽を長く楽しむためには大事なことだなと思います。

では、ひとりひとりが何に気をつければいいのかということですが、わかりやすいなーと思ったのがこのサイトでした。

聴力への影響は、これによると音量 × 時間だそうですので、イヤホンでずっと音楽を聴きっぱなしのわたしって大いに難聴のリスクあるんじゃない…?となってしまいました。

ということで、わたしはおばあちゃんになっても音楽を楽しむために、さっそく以下のことを始めることにしました。

  • 耳を休ませる時間を意識的に作る。

  • しっかり睡眠をとる。

  • イヤホンやヘッドホンで音楽を聴く時間を減らすために、家の中ではなるべくスピーカーで聴く。

  • 騒音が多い電車で移動しているときなどは、ノイズキャンセリング機能を利用してなるべく音量を上げない。

ということで、スピーカーを買ってみました(7万円ぐらいしたのでそんなに悪いスピーカーではないはずです…オーディオマニアの方からしたらお安いですが…)。
聴いているときの音量は最小ですが、買ってよかったなと思っています。
(ついでにレコードもこれからはスピーカーで聴こうと思っています)

その他、LIVE用にイヤープロテクターを買っておいてもいいかなーなんて思ってます。
といっても、わたしがよく行くSHINeeのコンサートは爆音ではないので、大丈夫かなとは思うのですが、アーティストやイベント、また座席の位置によっては爆音のことがあるので、LIVEに行くときは持っていたら安心だと思いました。

ここを読んでくださっている方は音楽好きな方が圧倒的に多いと思いますので、お互いに末永く音楽を楽しむために耳を大事にしましょう~というお話でした。

それでは、またお目にかかります。