「千正康裕賞」をいただきました!
きょう29日、霞が関で実際に行われた改革例とその知見を発表し、表彰するイベント「"意外と変われる”霞が関大賞」の第1回が、東京・虎ノ門の会場とオンライン参加者を結んで開催されました。主催は新しい霞が関を創る若手の会「プロジェクトK」の皆さんです。
審査員は、
国家公務員制度担当大臣を務められた経験もある河野太郎衆議院議員
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長で、霞が関の働き方改革にも造詣の深い小室淑恵さん
元厚労省官僚で、「ブラック霞が関」などの著書でも知られる株式会社千正組代表取締役の千正康裕さん
と大変豪華な顔ぶれ。オブザーバーとして人事院の川本裕子総裁も会場にお見えでした。
各省庁の取組を代表するチームや、複数の省庁にまたがる有志チームなど、計8団体がそれぞれの知見や裏話を披露し、競いました。
私たち「ソトナカプロジェクト」も、先日まとめた提言や、今後の活動についてプレゼンすべくエントリー。グランプリの獲得はならなかったものの、審査員の千正さんから「千正康裕賞」を頂戴いたしました。
大変ありがとうございます!
プレゼンでは
まず、発起人でコンサルティング会社出身の吉井から、
① 私たちは民間から霞が関に来て、国にしかできない仕事にやりがいを感じている
② 単なる数合わせの中途採用ではなく、多様な人材が活躍できる環境になれば、イノベーションが生み出せる
③ 霞が関の全体の組織マネジメントに変革を起こし、社会に新しい価値を提供したい
という点をお伝えしました。次にITベンチャー企業出身の中舘から、約100名の中途採用者にアンケートに答えてもらったところ、現在の仕事に対する満足度は高い一方で、社会人年数から民間経験が数年引かれて役所年次に組み込まれている点を後で知るなど、将来のキャリアへの不安があるという結果が出たことを説明しました。
そして、生え抜きの霞が関人材である中野からは、私たちの提言の内容を紹介。中途採用の推進に関するステージを1から3の3段階に分けて設定しており、各省自らが軸足を置くステージを定め、社会や未来の同僚に向けて説明責任を果たしてほしいと呼びかけました。
さらに、航空業界出身の佐藤からは、提言はスタートラインであり、中途採用の在り方について、各府省庁が検討すべき論点や施策の選択肢を内閣人事局や人事院が示すことが重要であること、私たちソトナカも動きを止めず、新たに霞が関に来る人たちの定着支援や、生え抜き・中途を問わない多様な人材のコミュニティをつくっていくことを宣言しました。
最後に、再び吉井から、中途人材の活用をきっかけとする霞が関の変革を大きな力に変えていくために、ご支援をいただきたいと呼びかけました。
こちらが、プレゼンに使用した資料です。
千正さんからは、授賞に当たって、
という大変ありがたいお言葉をいただきました。
グランプリを獲得された文部科学省さんの「Slack」などを用いた組織改善策を始め、他の出場者の方々の取組も参考になるものばかりでしたし、各省のチームにも中途採用で頑張っていらっしゃる方々がいることが分かり、大変励みにもなりました。
千正さんや投票いただいた皆様のご期待に沿えるよう、そして中途人材が霞が関変革のきっかけになれるよう、今後も歩みを止めず活動していきたいと思います。
(ソトナカプロジェクト広報担当 佐伯)
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