作者・山田ズーニーとは
ずい分以前にほぼ日でお見かけしていた名前だなぁと思い
調べてみたら、なんと現在も連載が継続されていて驚きました!
2023.6.14現在「おとなの小論文教室」Lesson1077
以下、Wikipedia情報です。
正論を言うとなぜ孤立するのか?
最初に手にとった本は、『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
(以下、黄色い本)。
私の所属しているオンラインサロン内で、
毎月開かれている読書会の課題図書だったから。
読書会の場で、もっと薄くて読みやすい本として紹介されたのが
『話すチカラをつくる本』(以下、緑の本)。
これらの本で共通して述べられていることが
「何を言うかより、だれが言うか」
黄色い本の第3章「正論を言うとなぜ孤立するのか?」の
副題は「言葉は、関係性の中で人の心に届く。」
これまでの人生で数多く正論を振りかざしてきた私にとって、
とてもとても耳の痛い内容です。
そして、関係性を築くためには、「日ごろのコミュニケーション」が大切というごく当たり前のことを、なぜ大切なのか、具体的にはどうすればいいのか、かみくだいて説明してくれています。
その中の1つだけご紹介します。
何を言うかより、どんな目線で言うか
黄色い本の第4章「共感の方法」の副題は
「教えようとする人に、共感はもてない。
相手の目線の方が上だから。」
私が所属している「オンラインサロンここちめいど」では、
鍼灸師同士が集まり、傾聴を学んでいます。
そこで学んだことの一つが
「アドバイスは自分の価値観の押し付けになり、
相手を否定することになる」
ということ。
(もちろんケースバイケース)
共感の方法とは
私自身の失敗の原因はここにあったのかと気づかされる一文です。
自分という中身は一緒でも、立場が変われば、外から観た自分は変わっている。相手の気持ち、自分と相手の関係を考え抜く・・
本の中では、感治課長(上司)と長井くん(部下)を例にして書かれています。
「はやく元気になって」という暴力
ここまではアドバイスという正論の話でした。
最後にもうひとつだけ。
「励まし」に潜む暴力性について・・
いかがでしょうか。
ここも、私はここちめいどで何度か繰り返し、話を聞き、ようやく頭で理解できた内容です。
頭では理解していても、相手との関係が近かったり、相手への気持ちが強くなればなるほど、私は励ましたくなってしまいます。
患者さんに「よくなってほしい」と願う気持ちの背景には、「よくならなければいけない」という価値観があります。
そしてその価値観が、患者さんを苦しめ、患者さんの生きづらさにつながることがある。
この話はまた別の機会に・・
もう少し知りたいと思われた方は、ぜひ緑の本を手に取ってみてください。