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sosoの素(21)

心と身体と頭のこと 6

頭は僕らが依存してる割に万能じゃないし、よく判断ミスをする。冷静に考えればそんな場面によく合ってるくせに気がつくと頭でっかちで物事を考えちゃう。それでいて都合が悪くなるとそこに蓋をして見て見ぬ振り。きっと頭だけが全てだと思って野放しにしていると空想や決めつけが暴走して盲目的になり落ち目のワンマン経営者のようになっていく。若い時はそれを支えれる身体があったから問題なくやれていたけど、下支えがなくなってきた途端グラグラとバランスが崩れていく。頭も大切だけど、そればっかりになっちゃうことがよくなかったんだよね。

痛くなった僕の身体は施術(マッサージ、ストレッチ)と体操によって少しずつ改善していった。痛み自体はあるものの、大型台風がどんどん小型になっていくようなイメージで痛みの芯は残ってるけど日常生活はもちろん製作自体も無理をしなければ問題なくできるほどに痛みの範囲や強さが弱まっていった。また日常的に体操をすることで(仕事前と仕事後の2回)身体がほぐれ、疲れの蓄積が減ることで悪化への速度がとても緩やかになった。

マッサージって気持ちいいですよね。昔から好きだから頻繁に行きたくなるけどお金がねーとなるから控えめにしてるけど本心は頻繁に行きたい。身体が痛む前は身体が疲れたらマッサージに行けばいいやなんて思っていた。もちろん間違いじゃないと思うけど、その考え方ではくたびれ始めた身体が良くなっていかないことが身にしみてわかったのが今回のことでの大きな収穫のひとつ。身体のことを教えてもらってる時に全員に言われたのは日々のメンテナンスの大切さ。使いっぱなしで放置しても良くはならないし、悪くなったら治してもらうという考え方がそもそもの間違いで、例えるならば歯磨きをしずに虫歯になったら歯医者さんに行けばいいや、歯がなくなったらインプラントにすればいいやみたいな考え方になってしまうと失うものと費用ばかりがかかる。一番の財産は自分の身体が傷まず使い続けれること。なので毎日丁寧に歯磨きをして虫歯にならないこと、定期的に歯医者さんに行ってチェックしてもらいプロにしかできないクリーニングをしてもらうことの方が痛みもなければコストもかからない。身体もこれと同じだと理解できたからこそ徐々に面倒くさいなーと思いながらも体操を続け、定期的に施術してもらい、たまにはマッサージにも行き、身体が良くなり、今では痛かった記憶すらなくなり始めている。
マッサージは外食なんだと気が付いた。たまに行くぶんにはリフレッシュになるけど、そればかりになると飽きてきて健康を害すことにもなる。日々の食事はやっぱり家庭料理がよくて、それでいて健康維持にもよい。身体に置き換えると日々は自分で体操やストレッチ、運動することが自分自身の体を作ることになるんだなーと思うと毎日の積み重ねの尊さに気づく。それでいてたまにはリフレッシュにマッサージに行くことも悪いことじゃないし、日々の自己管理ができているとマッサージや施術もより効果的に自分を癒してくれる。

今は体操に加えて、毎日ではないけどスクワット、ジョギングも始めた。1ヶ月ほど経った時に下半身が安定してきたことを自覚できるようになってきて、今までなんだかふわふわした安定感の少ない感覚があったことにも気が付いた。そして下半身が安定してくると身体の動きも良くなって疲れも溜まりにくくもなってきてる。もちろんこれも盲目的にやればいいって訳じゃなく、身体からのサインを受け取りながら、疲れ気味の時は体操を多くしてみたり、痛みがあるところは優しくゆっくり痛みが出ないギリギリの動きをしながら可動範囲を大きくしたり、スクワットやジョギングのトレーニングを休んだりしている。天気に合わせて服装や靴を選ぶように身体の使い方を身体からのサインで考えれるようになって気持ちも晴れやかになりやすくなった。

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