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「ゴールしたらとんでもないサプライズ待ってた」

大阪から高知に向けてのヒッチハイク旅完結編。


昨日は「野宿か、野宿以外か」のヒッチハイクで、
最後の最後にアメリカ人の英語の先生が高松の
漫画喫茶まで乗せて行ってくれたおかげで野宿は免れた。


高松から目的地のリリアン〔高知のお遍路ハウス〕
まで残り170キロ。


2時間半かからない距離なので、今日の夕方
には余裕でリリアンに到着できるだろうと
予想していた。


ただ、せっかく高松に来たのなら、お遍路の時
にも宿坊に泊まらせてもらい、1月14日にも
香川で報告会の会場として使用させていただく
「海岸寺」に立ち寄ることにした。


午前中に出発する予定だったのに、うどんを
食べて動画編集してたら14時を過ぎていた。


ヤバい、このままでは夕方にリリアンに行けない。


30分以内に拾ってくれる人が現れたらなぁ
と期待しながら「丸亀方面」と書かれたボード
を掲げたら、30秒もしないうちに車が止まった。


「ちょっと寄り道するけど、乗って行く?」


令和6年度の現時点でのヒッチハイク
最速タイムじゃないかな。
#開始30秒で成功は早すぎる

開始30秒で拾ってもらったかずえさん。



運転手の方に海岸寺まで直接送ってもらうこと
ができて、15時半頃に到着した。


お寺の前に1月21日の香川県の報告会を主催
していただく明美さんと当日お手伝いしていた
だく則子さんが待ってくれていた。


私が高松に来ることを昨夜のFacebookで
見た時に、海岸寺には来るだろうと予想して
いたようだ。


海岸寺の住職さんである暖大さんが護摩木
をしている最中で、途中から一緒に参加させ
ていただいた。


いつも頭の中には次のことを考えていて、脳みそが
忙しく、"心ここに在らず"の状態が続いてる自覚が
あったけど、護摩木に参加している間はすごく今
に集中できている感じがして心地よかった。


この大好きな海岸寺で報告会をさせていただける
なんて、本当にありがたいなぁと思う。


本当はもっとゆっくりしたかったし、むしろ
このまま海岸寺の宿坊に泊まりたいくらいだが、
美和さんが高知で待っているので名残惜しい
気持ちを振り切ってお別れを告げた。

海岸寺にて
暖大さんの護摩木




「総将が香川に来てるなら、そのまま高知まで
俺が送ってやろうかなぁ」

とこれまたお遍路の時にお世話になったテルさん
が言ってくれてたそうだ。


そしたら明美さんが、

「そんなん甘やかしたらあかんで。

新しいご縁を紡いで今回は大阪から
高知までヒッチハイクで行くんやから」

と、謎のルールを出してテルさんのありがたい
オファーを私の知らない所で断っていた。


心の中では

「普通にテルさんに送ってほしかった」

と思いながらも、最後に高知に向けて
ヒッチハイクを再会した。


明美さんに香川から高知に向かうサービスエリア
まで乗せてもらい、15分ほど「高知方面」と
書かれた看板を掲げて立っていると、

「土佐市」まで連れて行ってくれる家族に
乗せてもらえることになった。


土佐市からリリアン〔宇佐市〕まで15分ほど。


もう土佐市まで行けばゴールやん!!


と思ったが、土佐市のスーパーに到着しても

「最後まで自力でリリアンに来い」

という意味を込めて、リリアンにいる人達は
全員お酒を飲んでいた。

リリ庵に向けてヒッチハイク




その頃には時刻も20時を超えて、日も落ちて
車通りも少なくなっており、なかなか立ち止まって
くれる方は現れなかった。


40分ほど経った頃に、一台の車が止まり、
リリアンまで乗せて行ってくれることになった。


昨日の16時から始まったヒッチハイク旅。


29時間かけて、ようやくゴールのリリアンに到着。

最後にリリ庵まで乗せて行ってくれた方々




私が到着したことを美和さんや、私を待ってくれ
てた方が気づいた。


その時、「ミスターサプライズ」と巷で呼ばれて
いる私はピーンと来た。

 
「あ、これ、私が部屋に入った時に何か
歓迎のサプライズがあるな。」


と。


私はあえて玄関を「ただいま」と大きめの声で発し、
あえて靴をゆっくり脱いで、部屋に入るまで30秒
くらいかけた。


部屋の中にいるサプライズをかまそう
としていた人達の準備時間を与えるためだ。


もう分かってるよ。


分かってるけど、何かサプライズをされたら
通常の3,5倍大袈裟に驚いてやろう。


それがミスターサプライズだ。


みんなが宴会をしている襖を開けると、、、


誰も歓迎をしない。


むしろ何かピリついた感じがする。


例えるなら、学校で日中に悪さをして帰宅した
子どもが、既に学校から親に連絡があって、
お母さんが怒っている家の雰囲気だ。

周りの家族はできる限りお母さんの機嫌をこれ
以上悪くしないために気を使っているような。


にも関わらず、私は思ったことをそのまま
言葉に出した。


「なんか思ってたんと違う!!」



余計なことを言うなという空気が流れる。


美和さんは私に背中を向けて振り向く
こともなく、黙ってご飯を食べている。


どうやら、「18時に行く」と言っていたのに、
その時間から鍋を用意して新年会に参加して
くれた人達と「サライ」を歌う準備をしていた
のに、一向に連絡せずに帰ってこない私に
怒っていたようだ。


29歳にもなって、いろんなやらない理由に
蓋をして、大阪からクソ寒いなかヒッチハイク
で29時間かけて高知に来て、最後はこの
ヒッチハイクをやることになった発起人の
美和さんが怒ってるて、、、



どんなサプライズやねん!!



そんなこともありながらも、徐々に機嫌が戻り、
結局夜中の2時半までお話していた。


今はみんな寝静まった後のリリアンのリビング
でこの投稿を書いている。


「高知の報告会の人数が少なくて、今のまま
だと会場借りずにウチのゲストハウスでこたつ
に入りながら報告会しないといけない状況だ」

と言われて、この状況を打破するために
大阪から高知までヒッチハイクで行くという
ことになった今回のヒッチハイク旅。

#どういう計算式でそうなる


6台の車に乗せてもらって高知に辿りつき、
改めて日本人って優しい人達が多いなぁと
実感した2日間だった。


このまま四国をヒッチハイクで一周したいよ。
#1月8日に愛知県の報告会のため明後日帰る


「で、肝心の高知県の報告会の申込は増えた」

と美和さんに聞いたら、

「7人」

って言ってた。


まだリリアンでギリこたつに入って
報告会できる状況やん!!


どうかご検討されてる方、高知にお知り合いが
いる方、1月14日の高知での報告会に来てくれた
ら私の極寒のヒッチハイク旅が報われます。


全国15ヵ所の報告会の日程、詳細、申込はこちらから

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