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時間は有限、誰でも良い誰かには使えない。

自分の時間、1日24時間。
誰にも等しく与えられた時間です。

でも、捉え方って人によって違います。

最近、自分の時間の使い方を考えるようになりました。


どのくらいワクワクしているのか?

自分の時間を何かに使う上で1番意識したいのは、相手や物事にどれくらいワクワクしているのかということ。

ワクワクの量に比例して、自分自身のモチベーションは高まります。
モチベーションには、多少の苦労もスパイスに変えることができる力があります。

でも、逆にワクワクが少ない場合には、苦労は単なる負担。
その状態が続くと人間はストレスを感じます。


目的意識に沿わない行動は心の負担になる

屋台をしていると、お客さんから「連絡先おしえて〜」と言われることがあります。

最初は勝手もわからず、そういうのがスタンダードなのかな? と思って応じていました。
(やたらに断って、印象悪く思われて次に繋がらないのが嫌だったのが大きいです。)


連絡先おしえて! と言われて教えたものの、1度も連絡してこない方もいます。

でも中には数日に1回は連絡をしてきて、「今なにしてるの? 」「これからご飯行こうよ」と誘ってくる方もいます。

最初こそ、この類いの誘いを受けるか受けないか悩んでいましたが、今は全てお断りする意志が固まりました。
(あとに話す事件があったためです。笑)

この判断は自分のためでもあるし、結果的には相手のためでもあると思ったからです。

私に楽しめる余裕や気持ちが無い(少ない)のに無理矢理に出かけた場合、相手の楽しみたい気持ちとの間には既にギャップが生じています。

そのギャップを抱えた上で人に会うのは失礼だし、それは何かの拍子に露呈してしまうものだと思います。


勿論、出かけてみたら楽しかった! ということも絶対にあり得るケースです。

もしも私が半年、1年、それ以上の月日をカンボジアに住んで、屋台を続けていくことが目的であったら判断は違ったと思います。

時間が許すのであれば、会ってみたいし、話してみたい。

ただ、私に残された時間はあと1ヶ月です。
取捨選択をしないと、あっという間に時間が過ぎてしまうことに気付きました。


行きたいと思っていた理由

私が最初の頃に行くか行くまいかで悩んでいた頃、心境は「せっかく異文化交流できるし、誘ってくれてるし、お客さんだし‥‥」という感じでした。

これをもう一度、よく考えてみたんです。

私、要するに誰でも良かったんですね。

外人サンで、屋台のお客さんで、私にネガティブな要素を与えないという括りの中に居る方。

みんなが等しくその枠組みの中に居て、それ以上でも以下でも無かったんです。
自分で言っててアレですが、相手に相当失礼な話です。笑

そうやって考えた時に、あくまで私が2ヶ月の短期間で屋台をやる目的の中では、「お客さん」は「お客さん」だなという結論に至りました。

個人に踏み込んでいけるだけの体力も時間も無かったという感じです。
言い訳なのかな。笑


「来ちゃった」事件

もう1つ、誘われ関係で事件がありました。

遡ること、屋台をはじめて2週間目の土曜日。

次の日がお休みなので、家の近くへ飲みに出かけようかと思っていたとき。
「これから飲みに行かない?」と誘ってくれた人がいました。

タイミング的に行けそうな心持ちだったのでOKし、その日は楽しく過ごしました。

でもその後、彼からは毎日のように連絡が来ることになります。笑

私は毎日遊べるわけじゃないし、やりたいことが沢山あるので、申し訳なさはありつつも誘われる都度お断りしていました。

お断りが重なれば、日本人的な感覚としては「無理なんだな」と察してくれるだろうと思っていたんですね。

でも、違ったんです。


一昨日の木曜日。
屋台仕事を終えた頃、「今なにしてるの?」と連絡がありました。

その時、私は家で友だちと電話会議中だったので既読せずに確認し、そのままメッセージの存在を忘れて次の日を迎えました。

次の日、金曜日。
屋台仕事を終えてシェアキッチンで機材を洗っていたとき、事件は起こりました。

「ハロー」
後ろから誰かに言われます。
家の人かなと思って、ハローと返して振り向きました。


その彼でした。


こちらとしては、もはやちょっとしたホラー体験です。

けど確かに、その彼は私の家を知っているし(家の見張りの少年と友だちらしい)、シェアキッチンは誰が出入りしても大丈夫だし、あちらとしては普通の感覚なのかもしれません。
(だとしても、屋台に来るならわかるけど、キッチンに来るのはどうなんだ‥‥)


ハッキリ言わないと伝わらないなと確信しました。


英語力が低いので、シェアキッチンでは、

「私は忙しい」
「もうどこかにご飯を食べに行ったりはできない」
「けど、私はそれが好きでやってるから心配しないでほしい」

ということを淡々と伝えてやり過ごし。


部屋に戻って長文メッセージを書きました。


あと1ヶ月で帰るので、時間がないこと。
まだ学びたいことが沢山あること。
でも、その学びは夜にクラブやバーに出かけることではないこと。

私は屋台以外にもやることがあって、自分の時間が少ないこと。
1人の時間を大切にしていること。
連絡を頻繁に取ることが負担になること。

もっと長期間滞在するなら、もっと誰かと一緒に過ごしてカンボジアの文化に触れたいと思うけど、今回はそれが出来ないこと。

私はもう貴方に限らず誰かと遊びに行くことはしないつもりなので、私のことは気にせず忘れてほしいこと。


Google翻訳に頼りっぱなしなので、どれくらい伝わっているかは不明ですが、ごめんなさいと伝えました。

どのくらいの心持ちかはわかりませんが、彼もわかってくれたようで謝ってくれました。


気持ちは言わないと伝わらない

当然わかっていたはずのことでしたが、この一件があってから再度痛感しました。

気を遣ってお茶を濁すことは、結果的に大惨事を招く可能性があります。

まずは相手の気持ちに思考を巡らす前に、自分の気持ちを尊重した上で判断することの大切さを身に染みて感じる経験になりました。

火種が小さいうちに、もしくは未然に防ぐ気持ちで、自分の気持ちは積極的に相手に伝えていこうと思います。


貴方は、自分の時間を自分のために使えていますか?

是非、今一度考えてみていただければ嬉しいです。


ご静聴、ありがとうございました。

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