DSMは進化するか
まずは、タイトルの小論文、ダウンロード先から…。
本論は『精神神経学雑誌』(第114巻、第9号)の「巻頭言」であった文章です。
まずは、順を追って、文章を追い掛けてみましょう。
上記にある、「DSM」というのは、アメリカの精神医学会が定めた疾病分類のことで、その「第5版」を「DSM-5」と呼び慣わされているのが、本論を読む場合の基礎知識である。以下、参考までに、Wikiのリンクを貼っておく。
続いて、本論は、こう継続されていきます。
これをして、その昔に「躁鬱(そううつ)病」と呼ばれていたが、それが「双極性障害」と和訳されている現状から、将来は「双極症」と呼称されるようになるのではないだろうか?という、その議論の所以となっている。
引き続き、本論に目を落としてみよう。
ここ日本国内でも、某精神科医による日本語の著作にて、DSM-5を批判する書籍が刊行されるなど…状況は変わらなかったことを思うと、本国アメリカにおける、DSM-5の受け止め方に追随していたものであったのだと、その実情が見えてくる。ちなみに、こちらの小論文は2012年の文章である。
上記、書籍の、日本国内における出版年は、2013年である。
以上くらいが、本論文、その骨子を理解するには、十分な情報だと、小生には思われる。
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