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それでも、未来を描き続ける~オリンピック開会式だった日に~

こんにちは、そらとひとです。
2020年7月24日、本来であればオリンピック開会式だった日。そらとひとのアトリエがある浅草・蔵前エリアはきっと、外国人観光客であふれていたはずの日…。

2020年、蔵前にショップオープンしたい!

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この絵は4年前、バンコクで開催されたアジア女性社会起業家ネットワークのカンファレンスに参加した際、アジアの女性起業家たちとともに、数年先の未来を絵にしたものです。当時、わたしは白金台で小さな雑貨ショップをオープンしたばかりでした。2020年のオリンピックイヤーまでに浅草・蔵前エリアにお店を移転し、外国人観光客にアジア各地の女性のてしごとを紹介したい、そんな無邪気な夢を描きました。

未来は描いた通りにはならない…

2019年に念願の蔵前にアトリエを開設。2020年から本格営業するぞ!と思っていた矢先にコロナ禍で営業自粛。オリンピックは延期となり、浅草エリアからは、外国人観光客が消えました。外国人観光客に人気だった蔵前のホテルには「売ります」の貼り紙が。観光客が戻るにはあと1年、2年はかかるでしょうか。

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未来を描くことはできるけれど、描いた通りにはならない。

世界の誰もが直面している喪失感と先行き不透明な状況のなか、どのようにこの先の未来を描き、前を向いて生きていくか。一人一人が今、問われていると感じています。

コロナ禍で想像もしなかった「つながり」が生まれた

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そらとひとは外出自粛期間中、オンラインショップを拡充したり、オンラインサロンを毎週開催したり、、、オンライン化を進めたことで、むしろ、これまでつながることができなかった全国各地のてしごとファンの皆様とつながることができました。

描いていた未来とは異なりますが、一方で想像もしていなかった素敵なつながりを得ることができたと感じています。

アジアの女性社会起業家たちに心動かされて

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こちらの写真は4年前、アジア女性社会起業家ネットワーク主宰の渡邉さやかさん(左)に、タイのナチュラルコットンブランドFolkcharmのパサウィー・タパサナンさん(中央)をおつなぎ頂いた際の1枚。渡邊さんは、200人を超えるアジアの女性社会起業家をネットワーク化しており、その貴重なリストの中からものづくりを通して女性のエンパワメントに取り組む女性起業家をたくさんつないでくださいました。渡邊さんとの出会い、アジアの女性社会起業家たちとの出会い、そして、私自身がこのカンファレンスで未来を描いたことが「」につながっています。

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こちらも同じく、アジア女性社会起業家ネットワークのカンファレンスで出会ったカンボジアの起業家チャンタ・ヌグワンさん。カンボジアの最貧困地域のひとつストゥントレンにおいて、女性の自立を支援するためのNPO「Stung Treng Women’s Development Center」を立ち上げ、「Mekong Blue(メコンブルー)」というブランドで絹織りを通した女性の自立支援をされています。

わたしはこれまでに500人を超える女性の支援をしてきた」と力強くプレゼンされるチャンタさんの姿に強烈な刺激を受け、自分は国内の女性の課題に対し、いったい何をしてきただろうかと自問自答が始まります。

そらとひとが描く未来

4年前の私は、大企業を辞めたばかり。途上国の女性たちの課題に対し、「先進国」の私たちが何かできることがあれば、、、などとぼんやりと考えていました。2016年10月に立ち上げた白金台のショップでは「途上国の女性支援」をテーマにスタートしましたが、ここ数年、日本が先進国どころか、「ジェンダー途上国」であることにより課題感を感じはじめました。アジア各地の女性起業家が、自国の課題から目をそらさずに向き合っているように、私自身も国内の社会課題解決にコミットしたい、そんな想いが強くなりました。

ですので、私自身は平日は、国内の「女性×はたらく」の課題解決にフォーカスして取り組んでおり、週末のみアトリエ活動をしています。また、白金台から蔵前に移転する際に、活動のコンセプトを「途上国の女性支援」から、「女性起業家のものづくり応援」と変えました。

国内、国外かかわらず、女性起業家の視線のその先にある社会課題を、てしごとを通して多くの方に知っていただく、そしてできることなら多くのひとの理解と応援を得て、ともに解決していく、そらとひとはそんなプラットフォームになれたらと思い、活動しています。

4年前に描いた私の絵。よく見ると、東京の景色のなかに描かれたひとはモノクロで、多様性のなさを描いているようにも見えます。空を超えて、世界各地の作り手と、日本の買い手をつなぐことで、この世界がさらに多様で、カラフルなものとなるように

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4年前に描いた未来は、今回のコロナ禍で消えさるものではありません。「」を起点に、この先の未来を引き続き描いていけたらと思います。

4年間の感謝を込めて、アウトレットセール開催!

というわけで、、、白金台のWill Galleryで女性のてしごと販売を始めて以来、まもなく4年になります。これまで30を超えるブランド、1000点を超えるてしごとを扱ってまいりました。どのてしごとも起業家、デザイナー、作り手のみなさまとの思い出深いものばかりですが、この度、アウトレット品(店舗に長期間展示していた商品、旧モデル、型落ち品など)を中心に大セールをさせていただくことにいたしました。かなりお買い得‼になっておりますのでこの機会にぜひ、お買い求めいただけたら嬉しいです。

アウトレット★夏の大セール

少しずつお買い得商品を追加していきますので、のぞいていただけたら嬉しいです!


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