バイトの思い出、教えてください

言葉を綴ることが仕事のいま、自分が書きたいことを書くための準備運動をはじめました。(詳しくはこちら

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(9)バイトの思い出、教えてください

バイト禁止の高校だったのだけれど、担任の先生がとてもクレイジーで(また違う機会で聞いてほしい先生)、「社会経験のため」なんて理由でバイト許可書出したら通ってしまったことで始まった私のバイト生活。

初めのうちは週一だったのだけれど、そのバイト代は進研ゼミや検定試験、受験費用への貯金というとても真面目な使い方をしていた。あと、高校通うための定期券も自分になるはずだったんだけどそれは勿体無い!という判断をしてどういう選択をしたのか雨の日も風の日も、片道10キロを自転車通学した。どこかの田舎の野球部員とかと同じ走行距離だと自負している。

おかげさまでたくましい太ももが出来上がり、お洋服はロングスカートにいまだに助けられている。

それでだ、このバイト代の使い方は結構私にとってあっていたようで、進研ゼミは自分で払っているから溜め込まないし、検定も自分で払っているから落ちたくないという執念が凄まじかった。その成果は見事未来へつながったように感じている。進研ゼミのおかげでCMのごとく「これ、昨日見たところだ!」なんて試験期間を常に体感して、検定も履歴書にかけるくらいには揃ったようだった。そう、だから大学受験は勉強したいことがある学部に(英語を学べるところ)、実力じゃ全くもって入れないところにごまかしごまかし、すんなり入ることができた。

だからなんだ、という話になりそうだけれど、私はバイトを許可してくれたクレイジーティーチャーが、学校の規則ばかりにとらわれずに、好きなようにやらせてくれたことを未だに思い返しては感謝をする。

バイトをしていなくても、きっと私の未来はどうにか開拓されているのだろうけれど、バイトといえば、あの校則の厳しい高校で、堂々とバイトをしてみんなに羨ましがられていたことを思い出す。

許可書、ダメ元であろうと、とりあえず出してみた。クラスでは誰も出していないその一枚は、とても真面目な私がちょっぴり意外性を醸し出した勇気ある一歩だった。どんな一歩が未来につながるきっかけになるのかわからないな、なんて思い出したこのテーマだった。

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