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コンスタントに成果を上げたいなら、『ベストな自分』をメモに残すべし(ノベルゲーム制作講座44 豆知識編②)

快適に作業を行えるベストコンディションをメモしよう
ベストな状態を保つために、客観的に環境を整えよう

空下的スケジュール管理術、その2です。今回は短め。
今回はメンタル面のケアと、個人的な創作に対する考えについて。
繰り返しになりますが、参考程度にご覧いただければと思います。

※この記事は全文をご覧いただけます。


■ベストコンディションを客観的に観測する

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ノベルゲームテキストの執筆作業は、
2ヶ月~半年くらいの長期間に亘ります。

その間、作業の「ノリ」は一本調子というわけにはいかず
「今日は調子がいいな~」とノリノリでテキストが書ける日と
調子が出ずにまったく書けない日があります。

前回の記事で「作業量をメモれ」と書きましたが、
ついでに、どのような状況なら調子が出やすいのか(出ないのか)
メモに残しておきましょう。


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朝方ですか? 夜型ですか?
ご飯を食べて体力がある方が集中しやすい?
ハングリー精神で空いていた方が集中しやすい?
人の目があった方がいい? 誰にも見られない方がいい?
雑音は必要? 音楽は必要? 音楽はインスト? それともボーカル入り?
映像を流していたほうが捗る? 何も見ない方がいい?
ネタ出しは一人でこつこつ? 誰かに話した方がまとめやすい?
頭で整理してからアウトプット? 書きながら話をまとめるタイプ?
紙と鉛筆の方がはかどる? ワープロ? パソコン? スマホ?
作業場は個室? それとも事務所? カフェの方が落ち着く?
イスの高さは? スタンディングの方がいい?
キーボードはメカニカル? それとも無音タイプが好き?

などなど、どういう環境下なら自分の調子が出やすいか、
一度まとめてみましょう。


■コツは「上手くいかない場合」をメモっておくこと

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人間の脳は「悪いこと」の方が覚えやすいので、
調子が悪いときの状況から考え、
その状況を打ち消すような環境を構築しましょう。


私の場合


深夜になると眠くなるので、朝の方が調子がよく(朝方)
朝食を食べて脳が働くまで2時間かかり、
それから3,4時間作業したところで、
スタミナ(集中力)切れになる。

昼食を食べて脳に栄養を与えて、
消化&体力回復のため1時間くらい休憩をはさんで作業再開。

脳はアイドリング状態なので、
前半作業の続きをスムーズに行える。
そして、また3時間後くらいに疲れがきて……

みたいな感じです。


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上手くいかない状況を回避するため
例えば6時間連続で行う作業を入れない。
(その場合、3時間×2と、分割しておく)
朝に備えて夜更かしをしない。きちんと休憩を入れる
などなど、自分の調子をコントロールするわけです。

その日の気温、気圧、気分、環境などにより
「調子」は変わるので一概には言えませんが、
自分の「波」を把握して、上手くコントロールすれば
コンスタントに仕事を上げられると思います。
(上げられるといいなぁ)


■まとめ

快適に作業を行えるベストコンディションをメモしよう
ベストな状態を保つために、客観的に環境を整えよう

内勤ライターとして、美少女ゲーム業界で15年以上働いてきた経験と、そこで得たノウハウを文章にまとめています。ゲーム業界特有の謎規則や技術解説、仕事に取り組む際の心構えなどもご紹介。応援してくださると定期的に記事が更新されます(人間だもの)