米津玄師を追え!
明日なんだ…
米津玄師さんのニューシングルが家に届いてツアーチケットの予約が始まるんだ…
我ながらたぶん、今あんまり正気じゃない。
私は今まで特定のアーティストに執着したことがなくて、ツアーを追いかけようとしたのも今回が初めてだ。
だからこんなに情熱的になれたのは自分でも不思議です。
米津玄師さんと私は歳もそんなに離れてないし、ハチさんが米津玄師としてデビューするずっと前から知ってた。
あの人がハチとしてニコニコ動画で活動してた真っ最中、私は高校1年生。
私の一番古い記憶は「マトリョシカ」を見た時だ。
再生数は800くらいだった。
「変わった歌詞を作る人」
「変わった曲を作る人」
みたいな印象で、当時はニコニコ動画を中心に観測してたこともあって“僕たちのハチさん”という印象があった。
近い存在として感じられた。
知らないうちにハチさんは「米津玄師」と名乗って活動を始めた。
ボーカロイドしか聴かなかった私にとってそれは“大変身”。
いや…今までずっとボカロPとしてしか認識してなかった人が突然男の人の声で歌い始めるし、しかもすごいペースで曲を作ってあっという間にファーストアルバムまでリリースしちゃった。
「え?この人本気でミュージシャンになる気なの?」
「成功すると思ってるの?うまくいくかわかんないじゃん」
「あっ男の人だったんだーこういう声だったんだー」
という調子で全然応援してなかった。
一方で、私は大学で組んでたバンドで「ドーナツホール」を演奏するのであった。
ハチさんはどこへ行ってしまったんだろう。
時間は流れに流れて、平成最後の紅白の時を迎える。
大塚国際美術館で唯一無二のステージを作って、その中心で歌う米津玄師さんを見て、やっと認識が少し追いついた。
この人マジの天才で、努力家だったんだ。
私が気づけなかった“本物”。
こうなるまでずっと応援できなかった。
そうこうして現在に至る。
あの人がリリースした曲はカラオケでたぶん全部歌える。
シン・ウルトラマンを公開初日に観に行った目的の半分くらいはあの人目当てだった。
エンドロールで泣きそうになったしサビを一緒に歌いそうになった。
もし叶うなら、あの人を直接この目で見てみたい。
今はそんな気持ちだ。
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