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そらむぎ通信 No.171 (2021.6)

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株式会社 MARSではこのほど「働くピアの学校」を開講することになりました。宙麦会グループでは全国に先駆けて多くのピアスタッフを育成、排出、活動をしてきています。

「ピア」とは仲間という意味ですが、単なるピア活動ではなく、株式会社MARSが目指すのは、「ピア」(当事者経験者)という専門性を活かして正社員として働く、「ピアスタッフ」になれる人材の育成するための学校です。

「ピア」としての専門性とは?そして何より、自分の体調管理をして働き続けられることが一番に求められます。

この「働くピアの学校」はオンラインによる講義、グループワークを行います。オンライン開催のため、全国から我こそは!と思う多くの有志と、一緒に学ぶことができます。また、ピアスタッフを活用できることが、支援の幅を広げより良い支援に繋がるのですが、まだ普及していないこともあり、支援者そのものがピアとの協働がうまくできていないのも現状です。ピアを目指す当事者と、オブザーバーとして支援者自身が学ぶことができます。 詳細は、下記のホームページをご覧ください。

○「働くピアの学校」HP

*~ふぁみりーテーブル2021年後半の予定~*

7月25日(日)「病気について」 院長 肥田裕久
8月22日(日)「家族として病気と向き合うために」
看護師 木村尚美
9月26日(日)「薬について」院長 肥田裕久
10月24日(日)「自立のための社会資源、制度」
精神保健福祉士宮崎りつ子
11月28日(日)「家族の関わりについて」公認心理師 杉嶋洋子
12月26日(日)「シンポジウム」 当事者

感染対策のために、25名申し込み制となります。
デイケアるえか:04-7150-8145へ各回ごとにお申込みください。37.5度以上の熱のある方、体調不良の方はご遠慮ください。


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肥田先生のメディカルコラムVol.120

~「バザールケア(雑踏ケア)」~その1

パンジーやコミックから、今回は中近東の風景ですね。

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テーマがすこしうつります。患者さんがデイケアの中に入ってきます。

バザールケア(雑踏ケア)という言い方があります。介護保険の分野でよく言われているケアのやり方だそうです。バザールというのは、市場という意味です。特にイスラム圏の雑踏のことをバザールという言い方をしますね。

いろいろな人がいて、いい意味でゴチャゴチャしていたほうが、その集団の許容度は大きいということになります。集団の許容度が大きいケアができるということは、いろいろな人が入れるということを意味しています。

例えば、今個室が介護の施設では重宝されていますが、人気があるのは個室の部屋ではなくて、大広間であったりするそうです。いろいろな人がザワザワ、ザワザワする許容度があって、それが大きいケアが求められるというのです。

介護保険の中での話なのですが。なるほどわかりますね。でも、統合失調症の患者さんでは雑踏に馴染めない、苦手な人たちもいます。その人たちをどうするのか。

(つづく)


ひだクリニックお台場のページ

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ひだクリニックお台場も開院から9か月を迎えました。外来、デイケア共に公式LINEアカウントをつくりました。こちらでは、直接予約や、変更、各種問い合わせができるようになっています。台場の診察をご希望する方にご紹介ください。
LINE登録は、下記のQRコードよりご登録できます。

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【デイケアVINAKAの活動報告】
現在登録者数は40名を超え、20代の若者たちが毎日わいわいと集まっています。

5月29日(土)は、コロナのために行けなくなってしまった海外旅行に行きたい!!と「海外旅行に行こう」プログラムを実施。

1か月間でEconomyからfirstクラスをゲットするためにみんな頑張りました。当日は、羽田空港から各航空会社に乗る本物の機内食をそれぞれのクラスごとにいただきました。また、自分で計画した海外旅行工程表を披露し、本当に行きたいねえと夢を語りました。

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ユーザーネーム: hidaclinic.odaiba.vinakagram
詳しくは、VINAKAInstagramをご覧ください。

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ひだクリニックお台場 木村


宙麦会&MARSスタッフのバトンリレー

今月は、ひだクリニックお台場の室星さんです

はじめまして。昨年の10月からひだクリニックお台場に仲間入りしました、心理士の室星裕美と申します。月2回程度土曜日におり、心理検査を行なったり、皆さんと一緒にデイケアに参加したりしています。

実は十数年ぶりのデイケアで、皆さんに教えていただきながら、楽しく活動に参加させていただいています(いつもありがとうございます)。

趣味はパンダ(見ること・グッズ集め)、マンガやアニメ、登山、お城巡り、御朱印集め、美術館巡り等です。最近趣味が増えすぎてしまい、何か断捨離しようと思うのですが、どれも好きすぎて離れられないのがもっぱらの悩みです。

今まで成人の方のご相談の他に、子どもに関する相談にも関わらせていただいてきました。今も、子どもたちの拙いけど一生懸命伝えようとするものを知って、一緒にいろんな視点から考えると共に、彼らの豊かな発想からも新たな視点を学ばせていただいている日々です。

ひだクリニックでも色んな視点から一緒に考えるお手伝いをして行けたらと思います。

不定期ですが、これからも色んな活動にご一緒したいと思っておりますので、見かけた際はぜひお話していただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

次のバトンは、金曜日のお台場受付の肥田裕子さんに渡します。


スタディーシリーズのお知らせ

いずれも13時半~ 本院地下

6月16日(水)夢の実現講座(コーチング)
6月23日(水)るえか式心理教育
6月30日(水)病気を持ちながら働くために
7月14日(水)病気の理解「パニック障害・不安障害」
通院されているご本人、ご家族ともにご参加いただけます。
詳しくは院内チラシをご覧ください。


【お知らせ】

6月27日(日)10時~ ふぁみりーテーブル基礎講座(要予約)6月27日(日)10時~ ふぁみりーテーブル基礎講座(要予約)
「シンポジウム」当事者からのメッセージ
7月 1日(木)15時半~ クローバー家族
7月 1日(木)18時~ ペアレントトレーニング(セントラルパーク)
7月 7日(水)ひきこもりの家族支援グループ
7月25日(日)10時~ ふぁみりーテーブル基礎講座(要予約)
「病気について」院長 肥田裕久
*ふぁみりーテーブルにご参加希望の方は、DCるえか04-7150-8145にお申込みください。先着25名となります。感染予防のためご協力をお願いします。

【編集後記】

MARSがとうとうピアの学校を作りました。校長は高橋さん、副校長は櫻田さんです。うれしいですね。クリニックと共に成長されたお二人です。他にもたくさんのピアスタッフが育っています。もっともっと大勢のピアスタッフが育ち活躍されることを祈っています。我々支援者だけではどうにもならない時、ピアが大きな力を発揮してくれ、頼もしいです(み)

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