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孤独な時間に最適な音声コンテンツの話と孤独に対する3つのニーズ

noteではポッドキャストの記事を書いています、soramugiと言います。

一人で孤独な時間にラジオに救われた過去とプログラマーの経験から「音声で孤独を感じない人を増やす」目的意識を持ち、ポッドキャストのシステム開発をしています。

今回は自分の中で孤独感についての解釈や音声コンテンツによる効果について考えがまとまってきたので、孤独と音声コンテンツについて書いていこうと思います。

孤独について

孤独という単語にはネガティブなイメージが付いているかと思います。

一般的に孤独とは「ひとりぼっちで人との絆や繋がりが無く寂しい状態」と捉える事ができます。

寂しい状態とは物理的に一人で居る時間だけを孤独と表現する事が多いかも知れませんが、誰かに認められない気持ちを抱くと精神的に一人を感じ、物理的には一緒にいるにも関わらず孤独感を感じる場合があります。

他にも、個人的な学習や勉強、創作活動を行う時には孤独を感じながら遂行していく事になります。

対照的な考え方として孤独には「何者にも縛られずに自由な状態」という面もあります。

相手の顔を伺ったり予定を調整する必要もなく、一人で自由な時間を楽しんで何をしても良く、無心で何かをしている状態、これは他人から見ると孤独と言える状態です。

SNSの普及で人との「絆や繋がり」をゆるくとも簡単に感じ取れるように追い求めた先に「SNS疲れ」を感じるようになった人が増え、感情の高まりを重視したエンターテイメントが効率的に多く生み出された結果として高まりが無い通常の状態では不安を感じるようになってしまいました。

対照としてお一人様消費のような「一人カラオケ」「一人キャンプ」「一人焼肉」が流行している昨今、絆や繋がりから離れて孤独な時間をどう使い、過度に感情を高ぶらせる物から離れて一人でじっくり楽しむ方法を模索している世間的な流れの中にあると感じています。

孤独な時間の3つのニーズ

孤独には「自立」と捉えるか「孤立」と捉えるかで大きく変わる3つのニーズがあると考えています。

・積極的に楽しみたい
・リフレッシュしたい
・孤独から抜け出したい

上2つが「自立」で下1つが「孤立」と捉えています。

孤独な時間の使い方や孤独をどうしたいのかは人それぞれ異なり、自由に積極的に楽しむために何かをするのか、ゆっくりと休憩するか、悲しい状況を抜け出したいと考えるのか。

ポジティブに捉えるかネガティブに捉えるか、どちらが良いかではなく、自分自身がどう感じているかを素直に認めて何をすれば良いのか。

様々な人により受け止め方が異なりますが、それぞれの孤独の対処法として音声コンテンツは相性が良い物だと感じています。

孤独と音声コンテンツの相性の良さ

なぜ音声コンテンツが最適なのかと言うと

・一人の時に聞く
・感情が伝わる
・寄り添う感覚

この3つの点が上げられます。

音声を聞く時には一人で無いと聞く事ができません。

一人で作業しているときや移動中の一人の時間、そんな時に音声コンテンツを聞く事が多くなります。誰かとコミュニケーションしている時はそもそも不向きな物が音声コンテンツの性質としてあると思います。

それと、声には文字と違い「感情」が乗るので孤独のデメリットである「寂しさ」が薄れる効果があります。他人の「感情」から自分自身の中で想像を働かせて楽しめたり、声で癒されてリフレッシュしたり、受け取った感情と共生することで認められた気持ちになる事ができます。

最後に寄り添う感覚とは、音声は別の作業をしながら聞く「ながら聞き」が出来る点と、多くの音声コンテンツは聞いている人に話しかけるテイストを取っているので、テレビ番組のような画面の中の人同士のやり取りを見る感覚とは違い「寄り添う感覚」が強く出る物となっています。

以上の事から「音声で孤独を感じない」ようにする事は可能だと考えています。

ここからは孤独の3つのニーズを満たす音声コンテンツの具体例として音声サービスやポッドキャストの紹介をしていこうと思います。

孤独のニーズ1: 積極的に楽しみたい

一人キャンプ、一人焼肉、ドラマでも人気な「孤独のグルメ」がこれに当たります。

孤独だからこそ楽しめる音声コンテンツとしてはお笑いラジオやニュース系でしょうか。トークを楽しむ系全般はこれに当たると考えられます。

お笑いラジオ専門のアプリ「GERA」や

ニュース系や著名人による厳選されたコンテンツの「Voicy」

ポッドキャストではニュース系の定番な「OK! Cozy up!」

テレビ東京の「ゴッドタン」でお笑い番組を多く制作しているプロデューサー、エンタメ情報も豊富な「佐久間宣行ANN0」

一人時間を最大限楽しむためのカルチャー情報番組「TBSラジオ・アトロク」

辺りが有名どころでしょうか。

孤独のニーズ2: リフレッシュに充てたい

孤独な時間でリフレッシュするためには落ち着いた状況、ヨガや瞑想や散歩、ランニングも孤独と捉える事が出来ます。

音声ではホワイトノイズやASMRが落ち着くことに効果的かと考えます。

Spotifyの瞑想などに最適なヒーリングミュージックプレイリスト

ラジオ局の文化放送で放送されたASMR特番のポッドキャスト

などがあります。

海外ではヨガや瞑想アプリ市場が盛況らしいですが、日本ではまだまだこれからなのか目ぼしいアプリは見つけられませんでした。

孤独のニーズ3: 孤独から抜け出したい

抜け出すためにはコミュニケーションなどで「絆や繋がり」を感じられる物が有効だと考えます。

コミュニケーションを重視し、人との出会いにつながったり、自分と関連した情報を得たり、話題作りのためだったりが当てはまります。

音声でのライブ配信アプリ「Spoon」でチャットを使ったコミュニケーションを楽しんだり

https://www.spooncast.net/jp/

レター機能でパーソナリティーとコミュニケーションが図れる「stand.fm」

農家の職業の方であれば、若手農家の雑談で農業の世界を知る「ノウカノタネ」

孤立を改善するためにコミュニケーションを学ぶ「話し方のハナシ」

が当てはまります。

終わりに

自分の過去の実体験として「孤独感を悲しい感情にしないために触れた音声コンテンツ」の魅力をまとめたのが今回の記事になります。

自分の過去を思い返すと感情の緩急から来る焦燥感の原因や無駄な労力をかけてしまった事の根底には自分自身から作り出した孤独感との折り合いが付けられていなかった事が原因として多くあります。

流れてきた情報を吸収するだけの受け身の状態は心地いい物ですが、主体的に自分自身との対話によって何をするかを選択したり、何を求めていたのかを知るきっかけに「音声コンテンツ」は最適な物だと日々感じています。

今回の記事を気に入っていただけたらnoteでフォローして頂けると大変嬉しく思います。今後は「音声で孤独を感じない人を増やしたい!」目的の元、ポッドキャスト関連でのシステム開発を予定しています。noteのマガジンに追加していく予定ですのでこちらのマガジンのフォローもして頂けると嬉しいです。


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