日常×自然×食 花と昆虫のカフェ
ノラねこの足跡とは、情報がひしめく東京という都市でうだつの上がらない日々を嫌厭するために綴る記録である。
もちろん日記、なのだけれど今日は趣向を変えてみます。
花と昆虫のカフェ
お友達のHちゃんとOさんがレンタルキッチンで始めた「花と昆虫のカフェ」。
名前のとおり、虫と花を料理して提供してくれる催しのお店です。
メニューはこんな感じ。Hちゃんがつくる文章&デザインは眺めてるだけでワクワクする。
山梨ハーブと夏の予感
メニューを読んでいると、前菜とドリンクがHちゃんから提供される。「花と昆虫」の「花」パートだ。
目のまえに置かれた時、「バーで呑んでるみたい」と言われた。今の状況じゃなければレモンサワーで呑んでいる。
今回の「花と昆虫のカフェ」は、すべての料理に2人が収穫した素材を使っている。
レモンスカッシュは、Hちゃんが山梨で収穫したラベンダーを氷に閉じこめていて、すごく愛らしい。
ハチミツもラベンダーの蜂蜜で、層が美しく見えるように、目のまえで炭酸を注いでくれた。
飲んでみると、ラベンダーの香りがふんわりして、サッパリなのにほのかに甘い。
野菜のピクルスはアップルビネガーで漬けてあってフルーティな甘みが美味しい。添えられたディルも、みかんのような柑橘系の甘みと酸味がある。これだけで野口英世1人分の価値がある出来。
蟋蟀ハンバーグとザリガニパーティー
Oさんが運んでくれたメインの「虫」パート。品目は「蟋蟀のハンバーグ」と「ザリガニパーティー」である。
ハンバーグは前にも食べたのだけれど、今回は蟋蟀の割合を増したようで香ばしさが段違いだった。もちろん美味しい。
添えられたピンクのお花も、ネギの味がして和風のハンバーグ&ポン酢にとても合う。
(ちなみに付け合せのトウモロコシは、偶然出会った八百屋さんのオススメ品らしい。こういう趣向が好き。)
食べかけになってしまった。脇にあるお皿がザリガニパーティー、食べちゃいたいくらい可愛い。
それから、初めて食べるザリガニ。写真を見ておわかりの通り、めちゃ可愛い。しかもOさんの盛り付けがセンス抜群。
食べてみると、素揚げにされたザリガニは殻の風味がエビにかなり近く、美味しくいただけた。
付け合せのマリネも、素揚げと一緒に食べるとサッパリしていてちょうど良い。
ザリガニパーティー、あわよくばお酒と嗜みたい。
日常と地つづきの"食"
今まで3回にわたって足を運んだ「花と昆虫のカフェ」。個人的には、過去最高にときめきました!
「いいな」と思えたポイントを一言で表すと、「日常感」。
Oさんが捕ったザリガニも、Hちゃんが採ったハーブも、彼らの日常の一部。偶然に出会った八百屋さんのトウモロコシもそう。
どこまでも生活に根ざしている、自然と共にあるスタイルの料理が非常にInterestingだった。
残念ながら、お店としてある訳ではなくレンタルキッチンのカフェなので。
もし少しでも「行ってみたい」と思ったなら億さず訪れて見てほしい。きっと楽しめるはずだ。
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