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ある町外れの荒野にあるこれまた古い廃墟にはマデニウスと呼ばれる魔界の王がおりました。 …
今度は姿を変えきちんと旅人のような装束を身につけたマデニウスは、都の民に怪しまれることな…
それからマデニウスは何度かハーメルンへ訪れてルーファに会い、相変わらず王子からの刺客を返…
マデニウスはルーファの元を去り、ハーメルンから荒野の廃墟へ戻りました。 そして人間に化け…
あるところに、貧相な木こりがいた。 彼は村から少しばかり離れた森の中で1人一生懸命に暮ら…
それから、神様は木こりの祈りに応えて彼が本当に助けが必要な時にだけ力を添えました。 しかし神様は天界におり、木こりは人間の世界で暮らしています。そのために、彼は苦しいことや辛いことが起きてもその度に神様に助けてもらう訳にはいきませんでした。 神様は日々衰弱していく木こりを見てはおれず、それでも天界にいる自分が度々木こりの元へと降りていく訳にはいかず、途方に暮れておりました。 そこで、神様は腕を切り血を流して自分の代わりに木こりを助けるための人間を2人作りました。
木こりの前に現れたのは神様が作りあげ、木こりを助けるために人間の暮らす世界へ降りた幼い人…
新緑が人々に癒しをもたらす公園。 そこには1羽の小さくて真っ白のハトがひょこひょこ歩いて…
真っ白なベンチは倒れ込んだハトに問いかけました。 「可哀想に.........一体どうしたの?そ…
ハトとベンチは元々の気性が合っていたのか大変仲がよく幸せな時間を過ごしていました。 お…
町外れにあるレンガ造りの洋館に1人の少女がおりました。 少女は名をマドカといい、…
洋館の主になったマドカは、次第に変わっていきました。 「ねえ、これ気に入らないから捨て…
少年の名はメグル。 洋館の隣に住む、つまりはマドカの隣人であり昔からいる幼なじみでした。 彼は数年前に父親が肺炎で亡くなって以来、母と2人で暮らしています。 そんな折に、母からマドカが「人間ぎらいの不気味な子ども」と噂されていることを知って様子を見に来たのです。 「こんにちは。マドカはいますか?」 「こんにちは。お嬢様はお屋敷におられますが、今はお会いになられない方がよろしいかと。」 「どうしてですか?」 「あの、なんと言いますか......大変申し