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未来の子どもたちに届けたい、この国を護る金色のことば

【国難とも呼べる今。いにしえより国難に際し唱えられてきた護国三部経に書かれたある言葉について書きました。】

前回のnoteから四ヶ月が過ぎてしまいました。何をしていたかと言うと、14年ぶりに歌を歌っていました^^

私は歌うのが好きです。気持ちを言葉に乗せ、すらすらと口から流れ出る、あの感じがとても好きです。

意味が分からなくても、意のままに口から出てこない言葉があるのがいやで、高校生の時は、音楽選択でも無いのに、別のクラスから聞こえてくる「野ばら」や「オーソレミオ」を、自宅でこっそり原語で歌う練習したり。

そういえば子どもの頃は一人で早口言葉の練習したりしてました。誰に聞いて貰うでも無いのに。

また、おまじないが好きで、ルネ・ヴァンダール・ワタナベさんの「ルネの魔女っ子入門」という小さな小さな絵本を大切にしていて、

好きな男の子が出来るとおまじないを唱えていました。(成就率は高かったように記憶しています^^)

そんな風に、口から音を出す、言葉を唱える、という行為が私の中にはいつも身近にあったように思います。

浄土真宗の勉強をしていて毎朝お経を唱え、詩吟もしていた祖母が身近に居たからかもしれません。

聖地巡礼の旅で訪れた中尊寺の讃衡蔵に、紺地に金と銀で書かれた塔の絵がありました。

帰宅してからそれは、一文字一文字金泥で『金光明最勝王経』を塔の形に写経した国宝「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅絵図」だった、と知りました。まさに金字塔です。

国宝「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図」は奥州藤原氏により、奥州の安穏と守護への祈りを込めて制作されました。

『金光明最勝王経』十巻には、「この経を広め、読誦(どくじゅ)し、正法によって国王が政治を行えば国は豊かになり、四天王などの諸天善神たちが国を守護してくれる」ということが説かれています。

『金光明最勝王経』は、奈良時代に国分寺などで読まれた護国経典の代表的なもの。

過去、日本の国難の際には、日本国中の神社仏閣で『金光明最勝王経』を唱えるようにとの水面下の指示が出されたのだそうです。

『金光明最勝王経』の中には、日本に現存する最古のいろは歌が、漢字七文字区切りで書かれています。

いろは歌の作者については諸説あり、そのひとつに、真言密教の開祖、空海様がお作りになったのではないか、という説があります。

唐に渡り真言密教の奥義を学んで帰国された空海様は、唐で学んだ景教(キリスト教)について「天地創造の唯一神については、最後まで解かずに死んでいく」という暗号をいろは歌に込めたのではないか…と言われています。

いろは歌は高野山真言宗の宗歌となり、戦前までは読み書きの手習いとして日本中で唱えられてきました。

合氣道開祖、植芝盛平翁は、

「ス(主)のみこと(御言) 五十鈴の姿 いろはうた

大地の上を 正す サムハラ」

という歌を詠まれました。

私は、かつてそうであったように、日常的にいろは歌が唱えられ、書かれてきた事で、大地や人々の心が浄められ、日本という国を護って来たのではないか…、そんな風に思うのです。

私は、植芝盛平翁直弟子の合氣道七段 山本光輝先生が創案された「いろは・ひふみ呼吸書法」を四年習っていて、

ただひらがなを仮名=神名と思い、心を込めて、大切に唱えながら書いていくという事を続けています。

ひらがなが書ければ子どもでも出来るそんな簡単な事の積み重ねなのですが、三年が過ぎ、三千枚を書いた頃には私の世界はガラリと変わってしまいました。

失敗ばかりしていつも肩身狭く働いていたアルバイト先では、場長が私の新たな才能を見出してくれて、「秘密兵器」とまで呼んでくれるようになりました^^

今は出来る事を任され、喜ばれて、収入も一番低い時の五倍に増えました。

ご縁に恵まれ、優しい才能ある素敵なお友達が、世界をどんどん拡げてくれます。地域の人達も本当に温かい。

息子達も希望の進路へいきいきと進んでいます。

毎日、本当にしあわせ…と思います。

ただいろは歌を唱えて書いているだけなのに。

書道家の先生が、ご自分の書道塾に来ている小学校四年生の女の子が何年も続くいじめに苦しんでいる、と光輝先生に相談したところ、

「普通のお習字をする前にいろは歌を声に出して書かせなさい。五枚でも十枚でも構いません。」

と仰いました。それからわずか一ヶ月後「いじめが消えた」というメールを受け取り、光輝先生は嬉しくて思わず涙が溢れたそうです。

私も小学生の頃は多感で、随分色んな事に傷ついたり誰にも言えず悩んだり苦しんだりしていたので、習っていた習字教室でいろは歌を唱えて書く事を教えて頂いていたら、どんなに良かっただろう…と思います。

毎日毎日同じ所作を繰り返すことで得られる気づきや自分への落ち着いた自信…今の学校教育では教えられていない大切なことを子ども達に受けとって欲しいと願います。

また、今主催させて頂いている、いろは・ひふみ呼吸書法の勉強会に来て下さった自閉症の息子さんをお持ちのお母様からは、

「勉強会の後、息子がすごく喋るようになった」という嬉しいご報告を頂きました。

親子は本当に繋がっているので、お母さんがいろは歌を書いて癒されれば、お子さんは実際には書いていなくても癒されてしまいます。

高く評価されている音楽教育の鈴木メソッドでは、子どもに音楽をさせたいのなら、まず側にいる大人が音楽を楽しむことだ、と言われています。

また、シュタイナー教育では、子どもは七歳まで模倣で学ぶ、と教わりました。

お母さん達が楽しんでいろは歌を唱えて書けば、子ども達も大好きなお母さんの真似をして、この国に五十鈴のようないろは歌が鳴り響き護られる。人々の心も平安になる。そんな未来を夢見て今日も心を込めてただ神名を書こうと思います。

今はコロナの第三波と言われていますが、第一波のステイホームの頃、光輝先生の呼びかけで全国で一斉に護国の祈りを込め、いろは歌を書いた事があります。

そのオンラインの配信に申し込んだ人数はピッタリ168名。「い・ろ・は」でした!

空海様をはじめ沢山のたましいが、きっと私達を見守り導いてくださっている。

日々、外側の喧騒に惑わされないご自分の静かな時間をお取りになり、いろは歌を唱えてこの国の、この星の平安をご一緒にお祈りさせて頂けましたら…大変幸いに存じます。

では、次回はまた聖地巡礼の旅の思い出へと戻って行こうと思います。

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金色堂では、素晴らしい見開きの梵字の御朱印を戴きましたよ!

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本堂で引いたおみくじに付いてきたお守り。「みやび」には自分の名前の「み」の字も入っているので嬉しかった。

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光輝先生の今年2020年のカレンダー。先生も意図せず、3、4月はコロナにそっくりな黒い墨跡を金色の光が包んで消す…という書画を書かれました。

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来年2021年のカレンダー。

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2021年1−2月のカレンダー。今年の夏至の頃、光輝先生よりお守りとしてこの書画のお葉書が会の全員に届きました。コロナ君は弥勒菩薩様の御使いとして、人々の気づきを促すためにやって来た、と光輝先生は仰います。

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2021年3−4月のカレンダ。隼はアマビエのモデルではないか、というのが光輝先生の説です^^

山本光輝先生HP

そらちゃが主催しております、穂の国いろは勉強会について、講師のいろは君がご自身のブログで紹介してくださいました。おかげさまで12月は告知前に満員御礼を戴きました。心より感謝いたします。

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