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5月3日の服たちの物語

2022年5月3日火曜日 ☀️

大変お待たせいたしました。

いよいよ、本日から、春夏ものの販売を始めます。


『服たちの物語』については、こちらをお読みください🌟


では、今日の服たちの物語です。

楽しい時間を🌟

🌷古着屋「空と服と」の作品🌷

『わたしの知ってる、赤が似合うひと』


「赤なんて、似合うんじゃない?」

わたしの言葉をきいて、あなたは苦笑いしてた。

まぁ、そうだよね。
青がすきなひとに、そんなことを言ったらね。

赤って、
派手とか、
子どもっぽいとか、
そういうイメージがある色なのかしら。
わたしの知ってる赤は、とってもすてきな色
なんだ。

わたしの知ってる赤が似合うひとはね、
かわいらしくて、
いつも一生懸命で、
生きることに七転ハ起してて、
未来に希望を持ってて、
楽しんでて、
楽しくて、
すごく、きれいなひと。
とっても豊かなひとなんだ。

赤は、派手な色じゃない。
豊かなひとが似合う色。

あの頃わたしは、あなたのことをあまりよく
知りませんでした。

今も、全然知らない。

でもあなたは、わたしの知ってる赤が似合う
ひとたちと同じ匂いがした。

このネクタイ、かわいいでしょう?
白と黒のひつじが並んでて、オセロみたい。
白いひつじの方が多いから、白の勝ちね。

このネクタイして部下に怒っても、
「部長(かどうかも知らないけど)のネクタイがひつじの柄なのが気になって、部長の言ってることが頭に入らなかった〜。」
とか。
逆に、部下に好かれちゃうかも。

まぁ、でも、青がすきなひとに無理強いはしません。

もしも着けるのは気が進まなかったら、
眠れない夜にひつじを数えるのにでも使ってあげてください。

あなたなら、数えて数えて数えまくった挙句、
このネクタイのひつじ一頭一頭に名前を付けてくれると、期待しています。


『ねこうちょう先生のいねむり』


ねこの校長先生、「ねこうちょう先生」は、とってもオシャレ。

それに、すっごく食いしんぼうだ。

ねこうちょう先生は、いつも給食をおかわりする。
おかわりできなかった日の午後は、ずっと校長室にこもって泣く。

ねこうちょう先生は、まんまるい。

でも、ねこうちょう先生は自分のことを、
とってもスリムでモデルみたいだと思ってる。

こんなへんてこな、ねこうちょう先生のことを、
生徒たちはだいすきだ。


ある日の午後。

給食を無事におかわりできた、ねこうちょう先生はイイ気分で漢字の試験監督をしていた。

ぽかぽか、やさしい陽の当たる教室で、
気持ちよくなった、ねこうちょう先生。

あらら。
いねむりを始めちゃった。

くすくす。くすくす。

ねこうちょう先生がいねむりをしてるのを見て、
生徒たちは笑いだした。

図工が得意な、生徒のここちゃん。

ねこうちょう先生のいねむり顔のブローチを作ってねこうちょう先生の奥さんにプレゼントした。

「あら。これで、いつも主人と一緒にいられるわ。」
と、ねこうちょう先生の奥さんはとっても喜んだ。

自分のいねむり顔のブローチをつけて喜んでる
奥さんを見て、ねこうちょう先生は、照れくさい
やら、うれしいやら。

ねこうちょう先生も、
ねこうちょう先生の奥さんも、
生徒たちも。
みんな、しあわせなきもちになりました。


(5月3日の服たちの物語・終わり)

これからもステキな服たちが登場いたします👗
ぜひ「空と服と」に遊びにいらしてください
🌟

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