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20211217 NikonのFM-10と50mm単焦点レンズで被写界深度の違いから・・・

モノクロフィルムを5本、現像に出していたものが帰ってきた。
16BaseでスキャンをしてもらったデータをMacに取り込む。
自分で現像をして、そしてMacに繋いでいるEpsonのスキャナで取り込めば、全部自分で出来るのだろうけれど、今のところそこまでは出来ていない。
いずれは、揃えていければと思っている。

上がってきたデータを見ていて、川の土手の上にあるベンチを撮影したものが3枚あった。
そうそう、絞りを変えて3枚連続で撮影したんだった。
カメラは露出計の壊れたFM-10なので、露出は勘。
絞りとシャッタースピードを合わせて、撮影した。

画像1

一番搾りを開いているもの。f=1.4。

画像2

1段絞りを絞ったもの。f=2。

画像3

さらに絞りを1段絞ったもの。f=2.8。

絞りと被写界深度という初心者向けのカメラの本には必ず書かれているようなことをわざわざ試している感じでもある。
でも、こういうのって自分のカメラで、自分で実際に撮影してみないと感覚がつかめなかったりするから、結構大切なトレーニングという感じでもある。
デジカメなら、すぐに確認できるんだろうけれど、フィルムカメラでこういうことをするってちょっと無駄遣いだったかな?
カメラにも一応、絞りを絞ったときにどういう風に見えるかという機能も付いているから、ファインダで確認することも出来たはずなのに。
しかし、フィルムに記録し、それがどんな風に仕上がるのか、形になって自分の好みというのがわかることもある。

こうやってみてみると、自分の好みはf=2くらいが良いなと感じる。
あくまでも好み。

ORIENTALのSEAGULL100をずっと使う様になってはいたけれど、これまではコンパクトカメラに入れてお試しという感じだった。
RICOHのR1やコニカのBigMini F、京セラのTproofなどで使ってみても、全く何も問題なかったので、一眼レフで使ってみたらどうなるかな?と思って、NikonのFM-10に入れて使う様になった。
何せ露出計が壊れているから、光を読み取る勘みたいなもので撮影する事になるし。
一応、iPhoneの露出計アプリというものを使う事もあるけれど、このときは使わなかったかな。

明るい単焦点レンズを使う事とモノクロフィルムを使う事で、シンプルに写真を撮る感じになる。
自分の好みの追求というか、自分と向き合う感じになりやすい。
人に見てもらうものでは無く、自分で楽しみたいもの。
そこに、文脈というものは無いのだけれど、そのときに自分が好きだと思ったものを大切にしたいという感じがある。
何せ、自己肯定感が低いので、自分が好きだ、良い感じだと感じたものを忘れたくないという気持ちが、カメラで撮影するという行為に出ている感じがある。
そういう欲求があることに、このフィルムのこの3カットから気付かされた。

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