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8月13日 通院メモ どうして休職して通院することになったかを考えるプログラム

今日のリハビリプログラムはきつかった。
色々とグルグルと考えることになった。

どうして休職して通院することになったかを考えるプログラムだったから。
そこから、最初にクリニックに通ったときのことを思い出した。
こういう記憶力はものすごくよかったりする。
ASDの傾向があるのだろう。

6年前に3ヶ月ほど仕事を休んでリハビリに通った。
心療内科か精神科を受診しようと考えたのだが、たまたま電話帳に出ていた所の1件目が休診日で電話がつながらず、次に電話をかけたのが今お世話になっているクリニック。
そこで、最初はケースワーカーの方が電話口で聞き取りをし、受診の予約を取った。体調は最悪ではあったが、病院に出向くことが出来た。

最初の診察は、医師と結局5時間話しをした。
今の健康状態や睡眠、食事などの生活や身辺の状況についての説明をしたあと、色々と質問を受ける。
生育歴から自分がどんな子どもであったか、どんな考え方をしてどのように生きてきたのか、好きなことや嫌なこと、これまで不調となるような事が有ったか、生活のリズム、仕事の経歴、休日の過ごし方などなど・・・。
話をしながら、色々と思い出す。

そして、診断が出た。
「あなたは、双極性障害のⅡ型というものです。昔の言い方をすると躁鬱病というやつです。ご存じですか?」

「どくとるマンボウの北杜夫のかかっていた病気という事で、躁鬱病がどんなものかというのを知っている」
と話すと、
「あれは、Ⅰ型です。躁の時にものすごく金遣いが荒くなったり、ものすごく気が大きくなったり、言葉遣いから何からが乱暴になったり。それに対してあなたのⅡ型というのは、躁の状態が「普通」と感じたり、調子が良いなぁと感じたり。仕事をしていたりすると、たくさんの仕事でもどんどん仕事がはかどって、それでもあまり疲れがたまらない。もしくは少々寝る時間を削ってしまっても、平気だったりする。だから、それが躁とはわからない。あなたの場合、たくさんの仕事をしてそれで回っている間は良いけれど、疲れがたまり、そこで無理をして頑張り、ゴムが伸びきってしまって戻らなくなってしまった状態になっています。ゴムが縮まらなくなると、これまでは普通に休めば体調や頭の中も戻っていたものが、戻らなくなる。余計に頭の中はずっと何か考え事をしている状態が止まらなくなり、脳が休む間がなくなる。だから眠れなくなってしまう。自然に躁の状態で有っただけでは無く、躁から調子が悪いという鬱の状態へと変化していく状態、これをこのクリニックでは混合状態と言っているのですが、その状態で無理矢理気合いを入れて頑張ろうとする。これは、無理矢理躁の状態に持って行っているのと同じなので、それをすることによりいつも以上に落ち込みが激しくなる。より激しい不調や大きな鬱症状が発症するわけです。
双極性障害は、なかなか見つけにくいです。鬱の症状で困っているからと精神科や心療内科を受診するので、躁の状態についての意識が無い。医者もこれについては10分やそこらの診察で、鬱病やうつ症状、適応障害といった診察をしてしまい、それで薬を処方して終わりという事が多い。今回、長時間を割いて聞き取りをしたのは、あなたに躁の状態がなかったかどうかをしっかりと見分けたかったから。そうすると、あなたはやっぱり躁の状態があちこち見える。今回の鬱の症状や体調不良についても、仕事が出来るからこそ頑張りすぎたことで発症している。
ドクターストップです。すぐに仕事を休んでください。診断書を書きますから。」

そう言われて、仕事を休むことになった。

そして3ヶ月間、疾病について学び、生活のリズムや考え方などリハビリの中で取り組んだ。

しかし6年後、つまり今年の1月に糸が切れてしまった。
再び、休職することになってしまった。そして、今回はものすごく治りが悪い。状態がよくなる気配がない。しんどいのが続いている。
ものすごく意欲が落ちていることに、気がついた。良いように感じていたけれども、実際は悪い。よくなる気配がない。
休職期間を半年延長することになりそう。

ここまで7ヶ月掛かっている。これからの7ヶ月で仕事が出来る状態になれるかどうかは、今のところ正直わからない。悪く考えてしまう自動思考ばかり。冷静に考えられる日が来たときに、自動思考が最初から修正されている状態になったときに復職出来るのかもしれない。そのトレーニングを行っていく必要があるのだ。しかし、気持ちはくじけそうだったりする。
まだまだ、先は長そうではあるが、時間はあっという間に過ぎていきそうで、それも怖い。

頑張るしかない。

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