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高学歴独身女性が幸せな恋愛を手に入れにくい理由を考えてみた。

連休のある日、高学歴独身女性が幸せな恋愛を手に入れにくい理由を考えてみた。結論として何が言いたいかというと「どうか高学歴女性を怖がらないでください」という心の叫びです。

婚活市場でむしろデメリットな女性の高学歴

私の周りには、なんでこんな素敵な人が独身なのだろう、と思うような女性がたくさんいる。典型パターンが、仕事もできて高学歴でコミュニケーション力もあり、容貌も性格もそれぞれに魅力的な方々だ。

そんな女性陣とお話してみると、ほとんどの人は、「別に恋愛したくないわけじゃないけど、出会いがね…」という感じで、主体的にひとりで生きていくぞと決めているというよりは、たまたまご縁がないのでそうなっている、という人の方が多い。

傍から見ていると、そんな彼女たちは、とっつきにくいというか「あんなに素敵で仕事もできて人柄も良いのに独身ということは、きっと何か事情があるのだろう」とか、「なんとなくハードルが高そうで、声を掛けにくい」とか、そんな感じで、素敵であっても、声を掛けられることが少ないように見える。

私は彼女たちのように素敵ではないけれど、高学歴ではある。
この前、同窓の友達と喋っていたときに、恋愛において「私たちの学歴に引かないでいてくれる、これ地味にほんと大きいよね」って会話になった。
ほんと、引かないでいてくれること、大事。

学歴なんて、18歳の時にテスト勉強が得意だったかどうか、あるいはマークシート運が良かったかどうか。その人を形成するたくさんの要素のひとつでしかないはずだ。

だけど、たまたま名門といわれる大学に入った自分自身の経験では、高学歴って、それだけで周りの人を警戒させたり、イラつかせたりしてしまう。
卒業後のバイト先とかで、直接話す前に学歴だけが先に流れていたり、失敗するたびに「え?こんなこともできないの?それじゃイイ大学出ても意味ないじゃん」と、学歴をからめて揶揄されることも何回もあった。

もちろん、学歴というラベルでおいしい思いをたくさんしているのは事実だ。デメリットよりメリットの方がはるかに多い。でも、恋愛する上ではなかなかしんどいのだ。ことに、自分のように独身のまま歳を重ねて40を超えてしまうと、婚活市場での女性の高学歴は、むしろ弱点になることの方が多い。

たとえば婚活するときに、相手の情報に「大学卒(東京六大学)」とか書いてあるとしよう。こういう相手とちょっとイイ感じになったりするときに、どうするのかはとても悩ましい。仲良くなって、学歴を非開示にしている自分の方が高学歴だったとしたらどうするか。どのタイミングで開示するのか、あるいは隠し通すのか。

そんな風に考えると、婚活ワールドで、学歴逆詐称する女性は少なくないのではないかと思う。でも、どこまでも騙せないとなると、またそこでしんどい。

高学歴女性がこじれる前に結婚やら出産やらすんなりできるパターン

もちろん、こんな不毛な沼にはまらないでさっさと結婚・出産している高学歴女性はたくさんいる。ちょっと分類してみる。

1.学生時代からのお付き合い
ラベルとか以前に、その人そのものを深く知っている。また、同じ学校だと学歴なんて気にならない
2.サークル活動や共通の趣味からのお付き合い
偏差値とかじゃない所で相手の良さが見える。たとえば楽器がうまいとか、登山で頼りになるとか。
3.仕事やボランティア活動などで一緒に働くなかでのお付き合い
学歴とか以上に、その人の考え方や動き方をよく知っている

若くない高学歴女性が婚活市場でマッチングする難易度があがる理由

これが、独身のまま高齢になっていくと、幸せになるための難易度がだいぶあがる。

1.そもそも、学歴いかんにかかわらず35歳過ぎたぐらいから女性はしんどい
相手が「絶対に子供が欲しい」という条件だとその時点でミスマッチになる可能性がある。
2.「同じ大学」とか、「学生時代のサークル活動」とかでの出会いでない、婚活系のフラットな出会いになると、出身大学の偏差値が高ければ高いほど、学歴面では相手より上になりやすい
たとえば、出身大学の偏差値が上位10%だとすると、新たに出会う男性の90%よりは学歴面で上になってしまう。

なんで相手より学歴が高いと恋愛がやりにくいのか?
それは、もしも相手に何らかのコンプレックスがあったりすると、学歴の事実そのものが、勝手に相手との関係性を不安定にするからだと思う。

逆に、個人的な経験で言うと、私は中卒の男性と割と長く付き合っていたけど、その元彼はコンプレックスとかは皆無の人だったので、私の学歴がどうであれ、まったく問題なかった。

だから、すべての相手がNGじゃないんだけれども、お相手の方に学歴についての優劣意識があると、その事実が魚の小骨みたいに引っかかって、何かあった時の喧嘩の誘因になるようなことがよくある。

付き合い始めは気にならなくても、関係性がちょっと悪くなった時に「またそういう鼻につく言い方しやがって」みたいな険悪ムードになることがどうしても多くなる。

こういう経験を重ねると、高学歴女性は「やっぱり自分と同等かそれ以上の学歴の相手と付き合う方が、ストレスが少ないのだろうな」と考えるようになりやすい。

独身高学歴女性の末路

ここからが本題で、上記の事情から、往々にして若いうちに結婚しなかった高学歴女性は以下の二択のどっちかになる。

1.自分と同等もしくはそれ以上の高学歴の人と付き合う
2.学歴なんて気にしない軸で生きている人と付き合う

いま私は、心から2の方を推奨する派だけれど、自分の過去と周囲を見ている限り、1に行ってしまうケースが多い。

ここからは思いっきり主観だけど、そこに沼がある。たとえば、35歳オーバーの高学歴女性が、東大卒などの高学歴男性と付き合うとしよう。

家庭を大事にする価値観を有する高学歴男性は、この年代になると既に結婚して家庭を構えている。なので、この年代の高学歴男性で出会えるのは、「結婚市場で人気があるような高学歴やらブランド力のある肩書やら高収入を備えつつも、敢えて結婚しないシングル男性」か、「実は結婚している男性」しかいないのだ。

前者のシングル男性にもし結婚願望があるとしよう。少ないN数で言ってしまうが、35歳を超えて、結婚できる好条件を備えているのにシングルでいる男性は、そもそも1人で生きていける。そんな男性の妻になり得るようなお眼鏡にかなうための条件はエベレストより高い。ほぼすべての女性は不適合になるだろう。

そして、前者のシングル男性の多くはそもそも結婚願望がない。
もしも女性側にも結婚願望がなくて、大人の距離感で良いのなら成立するだろう。けれども、もし女性側に結婚願望や出産願望があって相手に無いとすると、刹那の楽しみと引き換えの、長期的な不適合による不幸しかない。
(私自身がそんな状態をずーっと引っ張ってしまったわけで)

まして既婚者は論外だ。既婚者との恋愛で安寧なメンタルを保つことは至難の業なので、特に、何歳になってもピュアさが抜けないこじらせ女性は、そんな沼にハマるとひたすらしんどいことになる。

さらに、ひとりで生きられる高学歴男性は、かなりの確率でこだわりが強くて譲れないポイントがたくさんある(違ったらごめんなさい、個人の経験からの私見です)。仕事はできるしリスペクトできるポイントは沢山あるけれど、常に相手のこだわりの領海侵犯をしてしまわないか顔色を伺うような状態になり、恋人としては安らげないケースが多い。

学歴なんて気にしない軸で生きている人と付き合う、という選択肢

結論として何が言いたいかというと、後者(学歴なんて気にしない軸で生きている人と付き合う)の方が幸せ関係が築ける可能性が高いのではないかということだ。

これは、自分の体験からもそう思っているし、同年代でパートナーを見付けて幸せにしている友人たちを見ても、そういうケースが多い。

そうなるためには、女性自身が「なんだかんだいって同等の学歴を希望している」とか、学歴周りのあれやこれやを武装解除するような、何かしらのシフトチェンジが必要なのだろうけど。

女性が自分より高学歴だと知ってもドン引きすることなく、「へーすごいね!」ってニコニコしていられるような男性は、自分自身に本質的な肯定感があることが多い。

同じようなこじらせインテリワールドで、ややこしい摩擦を繰り返して疲弊するよりも、学歴とは違う軸での魅力がある人と付き合ってみる方が、得意なポイントが違う分、相互補完しあって幸せに生きやすいんじゃないかと、私は思う。

たとえば「学歴なんて別にないけど、美容師さんでめっちゃ女性を綺麗にしてあげられる」とか、「インテリじゃないけど大工さんで、家周りのことはちゃちゃっとできちゃう」とか、その人の魅力って学歴以外のところにいっぱいある。

職種だけじゃなくて、たとえば「イヤなことがあってもすぐに気持ち切り替えられるよ」とか、「相手の良いことを見付けて誉めてあげられるよ」とか、そういう内面の魅力も、学歴では測れないものだと思う。

そして、世の男性には、ビビらないでぜひ高学歴女性を恋愛対象に入れて欲しい。付き合ってみると良いところもいっぱいあると思うのです!


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