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少しだけ、温かいはなし〜辞めたバイト先の店長の頭ぽんぽん〜

Sumire wanwanです⭐︎
今回は、私が10代の頃、はじめてのバイト先での店長とのエピソードをお話します。


私は大学1年生の時、初めてファミリーレストランでアルバイトを始めました。
特にレストランを選んだ理由とかは無くて、何となく近所だし良いかなって思って始めました。


でも、始めてたった1ヶ月位でなんとなく辞めたくなって。。。
当時何の常識も無かった私は突然店長に電話をかけて「辞めます。」って言っちゃったんです!!


今思うと、
そもそも1ヶ月で辞めるんかい!
電話でそのまま辞めようなんぞ何事!

ほんっと失礼な10代の若者でした汗


店長には電話で、「じゃあ最後のシフトだけ出勤してください。」と言われました。


最後のシフトだけ渋々出勤したのですが、、、
仕事を終えた時に店長が無言で近づいてきたんです。

店長は何も言わずに、優しい顔で私を見ていました。そして頭を、ぽんぽん。ってしたんです。


店長とのやり取りはそれが最後でした。


当時の私は、あんまり意味も考えずバイト先を後にしました。


あれから10年以上経ちます。
大学を卒業後、私も仕事を始め、社会の厳しさを知りました。
日々を過ごしながら、時々、ふと店長を思い出すんです。


店長はきっとお金を稼ぐ大変さも、社会の厳しさも知っていたんだろうな。。
きっと未熟な10代の若者相手に、沢山言いたいことあっただろうな。。


でもあの頭ぽんぽんに、「いつか分かる時が来るんじゃ無いかな。その時に悟ってくれたら嬉しいな」って、上手く言葉にはできないけれど一大人としてのメッセージを感じました。


悟るにはだいぶ時間が経ってしまいましたが、今になって店長の優しさに気が付きました。

今も元気にしてくれてると良いな。
本当にありがとうございました。

おしまい⭐︎

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