sora_0711

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記事一覧

屁こき音楽隊 第1話

あらすじ 平和な国リヴァテール王国。警察の武器の帯同すら許されない平和なこの国では音楽が盛んだった。そして、音楽を愛するその中でも名の馳せた音楽隊がいた。アリソ…

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2か月前
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屁こき音楽隊第3話

シェル:優雅な森の風景、自然と調和しし、優しく包み込んでくれる心地よい音色。それは空気を繊細に揺すぶる職人の局地、近代楽器の奇跡。そう。バイオリンだ。その楽器に…

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2か月前

屁こき音楽隊2話

リヴァテール王国。この平和な国では音楽が盛んだった。が、突如として女王の鶴の一声により楽器が禁止されてしまった。しかし、そんな状況の中、音楽を取り戻そうとする輩…

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2か月前

「僕を消す予言書」あらすじ

主人公、佐々木康太は「2023年 予言の本」と書かれた“消せる予言書”に出会った。 “消せる予言書”はその日に書かれた予言の文字を、1部消して使うことで自分の都…

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1年前
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「蟠り」第3話

まず、嫌われるには「消せる予言書」を通してからではないとできない。 あれは8月27日のことだった。デートの約束をすっぽかそうとした。 しかし、道を歩いていたら、停…

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1年前

「決意」第2話

ということで『2 22 恋人が死ぬ』 この予言を矛盾させるためにはどうするか。簡単に思いつくのだと「死なない」ようにするだ。 しかし、これは難しい。なぜなら原因が…

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1年前
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「消せる予言の書」第1話

「私、こうちゃんのことが好き。付き合ってくれないかな?」 8月23日、僕、佐々木康太は告白された。 しかも、憧れだった3つ年上のお姉さん幼馴染の一葉美咲に。 街は…

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1年前
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今日は珍しくテレビの中では怒号が飛び交っている。 アナウンサーの悲鳴やテレビ関係者のザワザワ声は画面を見なくとも画面越しから伝わってくるのが分かる。 いつも以上…

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3年前
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日常

 ある奥様から手紙をもらった。その手紙は少し膨らんでいてかつピシッと尖っていた。手紙をもらうことはいつものことであったが、今日は少しばかり違うらしい。いつ入って…

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3年前
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屁こき音楽隊 第1話

あらすじ
平和な国リヴァテール王国。警察の武器の帯同すら許されない平和なこの国では音楽が盛んだった。そして、音楽を愛するその中でも名の馳せた音楽隊がいた。アリソン率いるアリソン音楽隊。彼らはこの平和リヴァテール国民の憧れであった。彼らが演奏する会場には世界中の音楽家がその演奏を聞きに来た。しかし、突如、新しく即位した女王の鶴の一声により楽器、音楽が禁止された。絶望に打ちひしがれたアリソン音楽隊一行

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屁こき音楽隊第3話

シェル:優雅な森の風景、自然と調和しし、優しく包み込んでくれる心地よい音色。それは空気を繊細に揺すぶる職人の局地、近代楽器の奇跡。そう。バイオリンだ。その楽器に魅了された人類はなん百年経ったいまでもバイオリンを愛し続けている。そしていま鳴り響いてくる音もそうだ。この音楽を失った街に希望を与えてくれるような・・・
我に戻る
ん?バイオリン?待て。なぜバイオリンの音がするんだ??この音楽が禁止されてい

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屁こき音楽隊2話

リヴァテール王国。この平和な国では音楽が盛んだった。が、突如として女王の鶴の一声により楽器が禁止されてしまった。しかし、そんな状況の中、音楽を取り戻そうとする輩がいた。それはアリソン率いるアリソン音楽隊だ。かつてはリヴァテール一有名で彼らが演奏する会場には世界中の音楽家がその演奏を見に来た。楽器を取り上げられてしまった彼らが音楽を取り戻すその方法は・・・
アリソン:「いいか?クリアな発音をするため

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「僕を消す予言書」あらすじ

主人公、佐々木康太は「2023年 予言の本」と書かれた“消せる予言書”に出会った。
“消せる予言書”はその日に書かれた予言の文字を、1部消して使うことで自分の都合のいい予言に作り変えられる予言書だ。
最初は冗談かと思われたが、その予言書を使って主人公の幼馴染である年上お姉さん、一葉美咲と付き合えたことで本物であることを知る。
しかし、その本の記述には半年後に「恋人が死ぬ」との予言が!
主人公はこの

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「蟠り」第3話

まず、嫌われるには「消せる予言書」を通してからではないとできない。
あれは8月27日のことだった。デートの約束をすっぽかそうとした。
しかし、道を歩いていたら、停車した黒塗りのワゴン車からガタイのいいサングラスをかけた角刈り集団が「おい!お前車に乗れ」
といきなり拉致られ、金目のものを出せと要求された。
「ヒぃ・・・何も持ってません」
と人生史上最も情けない声で命乞い。
挙句、何もないと分かったら

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「決意」第2話

ということで『2 22 恋人が死ぬ』
この予言を矛盾させるためにはどうするか。簡単に思いつくのだと「死なない」ようにするだ。
しかし、これは難しい。なぜなら原因が分からない以上対策のしようがない。死ぬ原因を一つ一つしらみつぶしていくこともできそうだが、一日一回きりの「予言を消す権利」を無駄にして行うものでもない。それだとすれば、もっとも簡単で分かりやすいものそれは・・・
「恋人・・・」
恋人を矛盾

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「消せる予言の書」第1話

「私、こうちゃんのことが好き。付き合ってくれないかな?」
8月23日、僕、佐々木康太は告白された。
しかも、憧れだった3つ年上のお姉さん幼馴染の一葉美咲に。
街はずれの公園ベンチ。僕たちはお互い真剣な表情で向かい合っていた。
夕方でもセミがまだうるさい、夏後半。
彼女の青く澄んだ眼は僕の視線を捉えていた。
「で、どうなの?」
逃がさまいとさりげなく僕に重みをのせ、腕をがっちりと掴んだ動きの振動で彼

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今日は珍しくテレビの中では怒号が飛び交っている。

アナウンサーの悲鳴やテレビ関係者のザワザワ声は画面を見なくとも画面越しから伝わってくるのが分かる。

いつも以上に働く彼らを見て私は感服した。現在時刻午前10時。今日の空は雲たった一つしかないほど平和そのものの。何か起こるはずもないと思えるようだが、町の様子はおかしい。

どうやら皆ざわついている。頭を垂れるものやパニックのあまり笑い、泣いている

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日常

 ある奥様から手紙をもらった。その手紙は少し膨らんでいてかつピシッと尖っていた。手紙をもらうことはいつものことであったが、今日は少しばかり違うらしい。いつ入っていたのだろうか。現時刻は午前8時、昨夜奥様のポストに封筒を入れたのは19時半であるため、朝一か、昨日の夜中であろうか。この奥様とは毎日手紙を送り送られの関係性である。その奥様は向かい団地の左から二棟目の家であった。そんな奥様には証券会社の役

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