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ボクの昔の話をしよう

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ボクの人生。 たどってきた道。 思い出したこと。
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英語学習メモ

英語学習メモ

いつか書いておこうと思って書いてなかったので、今日は書いておこう。もう4年ちかくになってきたかな。英語が話せるようになりたくて、英語始めたの。

自分の目的

仕事上、情報を海外から得るためにスタート。
なので日常会話メインで考えているけど、映画やドラマが楽しめるくらいの状態になりたい。ビジネス英語もゆくゆくはやってみたいけど。

はじめたころのレベル

相手が何言ってるかわからない。頭が真っ白に

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おばあちゃんの家2 〜おじいちゃんの存在〜

おばあちゃんの家2 〜おじいちゃんの存在〜

 なぜかみんな「おじいちゃんの家」とは言わず、「おばあちゃんの家」と言っていた。でもおじいちゃんもいたんだよ。

おじいちゃんは小学生の頃のボクたちにとっては不思議な存在だった。
普段おじいちゃんは閉め切った暗い部屋で布団に入ったままラジオをずっと聴いてる人だった。別に寝たきりだったわけではないが、1日のほとんどをその部屋で過ごしていた。

おじいちゃんはものすごい甘党で、たまに起きてきてコーヒー

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おばあちゃんの家1  〜朝の光景〜

おばあちゃんの家1 〜朝の光景〜

 小学生の頃の思い出は、殆どが夏にある。夏はボクにとって特別だった。今思えば、その時見た何気ない風景も今は失われたもので、あの特別な時間はもう戻らないことをこの歳になって知った。

 夏休みに入ると、和歌山市内に住んでいた従兄弟がおばあちゃんの家にやってきて、夏休み中一緒に寝とまりして過ごすのが決まりごとのようだった。
朝起きるとまず外に出て顔を洗う。

おばあちゃんの家の玄関を出てすぐ前には水道

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オッサンに追いかけられた話

オッサンに追いかけられた話

 高校を卒業してボクは大阪のコンピュータ専門学校に入学した。
2年間の短期の専門学校で、2年目に入ってまもない頃の事だった。

昼から友人と2人で日本橋にある10円ゲーセンに行こうという話になって、地下鉄を乗り継いで出かけた。荷物は学校に置いたままだ。ゲームをして荷物をとりに学校まで戻っている途中で友人が俺に囁いた。「さっきから後ろのオッサンついてきてない?」

ちらっと後ろを見ると確かにオッサン

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未だ忘れない人の優しさ

未だ忘れない人の優しさ

 大人になってすぐにボクは大阪に住み始めた。
自分は絵描きになると決めていた頃で、バイトをしながら作品を作っていこうと思っていた。なんの取り柄もないボクはとりあえず派遣社員となって工場で働いていた。

工場の仕事というのも人間関係が複雑で大変だった。女性が多く派閥も目に見えてあったし、汗を拭う時間もないほどの仕事をさせられた。そしてその頃の派遣社員は本当に使い捨てだった。

 下請けの電子部品工場

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鳥は風が見えているかもしれない

鳥は風が見えているかもしれない

今は独りなボクも、大切だった人が側にいた時期もある。
そしてその頃ボクは北海道に住んでいた。

彼女の家は函館にあって、彼女を乗せて彼女の家に帰省する時は海沿いの道を車で走ることになる。

穏やかな海と青い空が気持ちよかったのをよく覚えてる。
彼女は車の上の方を鳶が飛んでいるのを見つけると、スピードを上げてとボクに言った。

なぜかと聞くと、鳶は車が起こした風に乗って空高く登っていくのだそう。

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いつも隣にあるのに意識できないもの

いつも隣にあるのに意識できないもの

そういえば自分も絵を描くために四国に行って歩いてたことある1週間くらい。
テント持ってバックパック背負って1人で。

山上で泊まった時は初めて死を意識できた(生きてるって感じた)
「一歩も歩けない」という言葉通りの経験もした。
家に帰ってから風呂に入った時は温かいお湯で体を流せる事がどれだけ贅沢かって思ったなぁ。

経験したことがない恐怖が死を意識させる山上では今まで聞いたこともないような、すごい

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