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【トラウマ】正直やめたくなった2Pick環境5選

私の記事では主に2Pickに関する記事を投稿しています。ご不明な点、2Pickに関する質問がございましたら気軽に私のTwitterのDMまでよろしくお願いします。


ワンダーランドドリームス

ワンドリ

トーヴゴブリーアリスの3拍子で分かる記憶に残ってる方も多いであろうこの環境。構築で猛威を振るうカード達は2Pickでも当然のようにパワーの高いものが殆どでした。

ビショップ…三月ウサギのお茶会

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進化時に好きな場所に3点を与える《ブリキの兵隊》を出せるアミュレットで、5ターン目が《詠唱・獣姫の呼び声》の展開ターンであることから重なった時の制圧力は圧倒的でした。ファンファーレ ラストワードの両方でフォロワーが出るこのシステムは後に様々なカードで踏襲され、それらが軒並み優先ピックされていたことから画期的なカードであったと言えると思います。

ヴァンパイア

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WLDといえばやはりこのクラスでしょう。《剛拳の用心棒》は当時は4コストでボイス通りゲンコツ1個で先後どちらのテンポを破壊し、《緋色の剣士》はリーダーにダメージを飛ばせるので中盤の盤面処理から最後の一押しまで幅広く活躍しました。

たった2点と思うかもしれませんが、この環境のヴァンパイアは進化を使えば16点出ますので貴重な打点であり回復ソースでした。

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ネメシス初実装

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引用元:ファミ通.com 
https://www.famitsu.com/news/201711/01144993.html

ネメシスが初実装されたのは2017年の12月29日の新弾、時空転生(CGS)でした。基本特性のアーティファクト(AF)は一度効果でデッキに入れなければプレイできない代わりにコスト以上の性能を持つカード群、操り人形は0コストで細かな盤面トレードを行えるというどちらも2Pickでは便利な能力を持っていました。

ネメシスの2Pickで環境を取った最大の利点は後から追加された、という点に尽きるでしょう。CGSの段階でカードパックは第7弾であり、第1弾や第2弾のカードは能力が現環境に追い付いていないものもありました。一方のネメシスはベーシックカードも最新の構築環境で実用できるレベルの性能で整っており、たった1弾分のカードからPickされるので再現性も高いということでこの頃の印象から2Pick=ネメシスが強いと考える方も多いと思います。

ベーシックシルバーの提示廃止

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先ほどネメシスのベーシックカードの性能の高さを述べましたが、その最たる例が《白黒翼・ネクス》です。進化を使うことでより強力に使える、いわゆる4コス進化フォロワーなのですが、他クラスのベーシックは当時でも約2年前に実装されたカード達なので流石に性能格差が顕著に現れました。ドラゴンウォーリアーに至ってはほぼ完全に下位互換にされてしまっています。

ネメシスvs他クラスという構図は時代によるインフレーションを2Pickで痛感し、若干の理不尽も感じざるを得ない瞬間でした。

その後ベーシックカードのシルバーレアは提示されなくなり、ブロンズレアについても各クラス3種のみの提示となることでこの格差は終焉を迎えることとなりました。

最近では《深淵への誘い(さそい)》や《破邪の光》の能力が強力になったこともこの頃の出来事と関係が深い内容と言えそうです。


ブーストキッカー・重力の柔術士

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先攻3ターン目に許してしまえばそのままアドバンテージを稼がれゲームが終わる《重力の柔術士》、実質3・4・5・6・7・8・9・10コストどれにでもなれるだけでなくあらゆる面展開が意味をなさないため進化置きケアという概念が消失した《ブーストキッカー》は全プレイヤーが納得した禁止カードい入りでした。しかしこれら強力な2枚を失ったにも関わらずネメシスというクラスは上位に存在していたのは流石のパワーでした。


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恐らくみんなのトラウマだと思います。


英雄と魔法少女

次元歪曲(ALT)はアディショナル追加というイベントが実装されて4弾目のカードパックでしたがこの弾のアディショナルはこれまでを過去にするかのような性能のものでした。

プレゼンテーション1

特に2面処理の性能を持ちつつ無限リソースである《ラブリー★モニカ》、現環境の最強カードとなっているそのオリジンのカード《粛清の英雄・メイシア》は2Pick史上最も出された瞬間絶望した方が多いカードの1枚といっても過言ではありません。

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またラブリーモニカが登場したALTでは30枚のカードpickのレアリティ配分の変更がありました。

実に1年半越しの2Pickでの掲示変更。増えていたのはゴールド・レジェンドカードの枠だけでなく、シルバーカードの枠にも掲示変更は及びました。
WLD期からOoT期までの2Pickにおけるデッキ構成が
ブロンズ12/シルバー6/ニュートラル8/ゴールド・レジェンド4
というもの。それが今期は、
ブロンズ12/シルバー8/ニュートラル4/ゴールド・レジェンド6
に改訂されることになりました。

※名古屋OJAベビースターの2Pickプロ さに選手のブログ さに袋より引用
ALT環境(アディショナル前) 2Pickまとめ&プロリーグ振り返りまとめ
https://32y.hatenablog.com/entry/2019/02/18/165651

これによりゴールド・シルバーレアの欲しいカードをピックしやすくなり、上記の2枚をはじめ、当時7コストであった《暗黒の召喚士》もより出現しやすく環境を席巻していました。

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大ニュートラル時代(ナテラ崩壊-WUP-)

正直に話すと今回述べた環境の中で私が最も勝てなく、苦しかった環境です。

私は2Pickに実況・解説を行う際によく『ニュートラルはケアするのが難しい』というフレーズを口にします。

これはニュートラルカードは30枚中4枚という少ない枠で種類も多いことから、クラスカードの対策の方が優先される、という意味合いを指しているのです。しかしもしニュートラルに対策を怠るとそのままゲームを決めてしまうくらいパワーの高いカードがあった場合どうでしょうか?

そんな疑問の答えを持ってきてくれたのがナテラ崩壊(WUP)のニュートラルカード達でした。

ニュートラル三銃士

連れてきたよ!ニュートラル三銃士を!

この環境はかなり特殊でいくらニュートラルカードが強くてもクラスカードのケアを怠るわけにはいかないので結果としてこれらニュートラルがクリティカルに刺さり勝因になることがすごく多かったです。

このことも色んな見方があって難しい問題だと思うのですが、恐らく当時大きく開いてしまっていた2Pickのリーダー格差をニュートラルで縮めたいという考えが運営側にあったんじゃないかなと個人的には当時考えていました。
実際に当時中堅リーダー以降のクラス優先度は人により大きく異なっていたと記憶していますが、一方でゲーム終盤の最後の形が全クラス同じになってしまい没個性となってしまいクラス毎の面白さが失われていたように感じられました。

最近の環境では《オーバーヒートデーモン》がハイスペックではあるものの、全体として1枚でゲームを決めるカードがニュートラルでは登場していないので、もしかしたら2Pickでの影響を加味して考えて作られているのかもしれませんね。


おわりに

今回は印象の深い過去の2Pick環境を振り返ってみましたが如何でしたでしょうか。

改めて振り返ってみると印象深い環境にはその後に必ず2Pick専用の禁止カードや排出変更などの対応があり、公式が動向をチェックしてくれていることが分かります。

それだけでなくレアリティ配分の変更など能動的なテコ入れもあり、2Pickのことを考えてくれていると感じられます。

プロリーグでもベストバウトに選ばれることも増え、チャレンジマスターを目指す人達が増えつつもある2Pickというフォーマットはプレイヤー、運営共に愛されているなと思いました。

今回紹介できなかった以外にも皆さんの中で思い入れのある2Pick環境がありましたら次回以降の記事で書いていきたいと思いますのでぜひコメントして頂けたら幸いです。




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