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「~拝啓 十九のきみへ~」 新2年・岩藤 陸


後光が差したらまさに神、同学科の先輩、赤松優くんより紹介に預かりました文学部ドイツ文学科新2年の岩藤陸です。

まずは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い医療従事者の皆様をはじめとする関係者の方々、このような状況下でも大学サッカーの開催にご尽力頂いている皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

上智大学サッカー部の部員になって1年が過ぎました。自分の歩んできたサッカー人生をここでしっかり振り返り、新しいシーズンに臨めたらと思います。

父の影響で始めたサッカー。
別に大きな大会に出場したわけでもなく、トレセンにも毎回選ばれるような選手ではなかった。
中学は新3年某早口センターバックと同じクラブチームに入り、良い指導者には恵まれたものの、体が小さくすぐつぶされてしまい思うようにプレーできなかった。
高校はとても強豪とは呼べない部活で3年間サッカーを続けてきた。部員も少ない予選敗退常連校であったが、自分なりに必死に考えて、できる限りの努力をしてしっかり最後までやり切った。何かを成し遂げてはいないが得るものが多い3年間であった。

大学に入って大きく環境が変わった。サッカーに向き合う時間が一気に増えた。素晴らしい環境でサッカーができることに喜びを感じる反面、高校3年間で積み重ねてきたものの差をめちゃめちゃ感じた。強豪校やJリーグの下部組織出身の選手に比べて、当然の如く、自分が歩んできたサッカー人生が劣っていることを毎回の練習で感じていた。経験の差というのか、今までかいくぐってきた状況のスケールや数の差というのか。

だがその分毎回の練習が刺激的で学ぶことが多く、逆にそれが楽しくさえ感じられるようになった。

大学に入って初めてメンバー争いを味わうようになり、そこで昨シーズン意識していたのは「サッカーを楽しむ」ただそれだけだった。(片道1時間以上かけていく練習からいい気分で帰りたい、嫌な気分で帰りたくなかったから)
サッカーを楽しむというのは簡単に見えるがとても難しい。自分が楽しいと思うのは、ビルドアップがうまくいっている時、その時間を作り出すために考えてプレーしている時、相手のファーストラインを突破できた時、と色々ある。
楽しんだ結果が評価されればいい。今シーズンも自分なりに「楽しむ」ことは継続してそれを成長に結びつけたい。うまくいかなくても決して腐らず、最後まで粘り強く戦うのは高校3年間で学んだ一番の財産である。

幸いにも昨シーズンは、Iリーグで試合に出ることができた。Iリーグであらためて感じたのは「1点の重さ」。あの1点さえ決めていれば、守れていれば、、、というのを毎試合感じた。そこもサッカーの面白いところなのだが。チーム全体の目標である「2部優勝、1部で戦えるチームへ」を叶えるために、勝ち切る力は不可欠である。
1点に泣くのではなく、1点で差を付けられるチームにするために、まだまだ力不足ではあるが、しっかりと戦える選手になってチームの底上げに貢献できる選手を目指したい。

大学生活の4分の1が過ぎた。サッカーの試合でいえば前半の飲水タイムが終わったところか。前半をどのように折り返すか、そして後半にどのように繋げるか。「楽しむ」ことを大切に、先々のプランを持って取り組んでいきたいと思う。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

次は英語、ドイツ語、シザースを巧みに操る伊藤聡映くんです。

#上智大学 #サッカー #多摩大学附属聖ヶ丘高校 #部員ブログ

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