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トリプル P 実践 : 2歳息子のいやいやがつらい #1

最近、ちょっとしんどい。
母の中で 『ただただ可愛い、何をしても可愛い、すさまじく可愛い』枠だった 2 歳になったばかりの息子氏にしんどさを覚えることが増えました。

いつだろうとどこだろうとスイッチが入ってしまうとすっごい騒ぐので。

さて。こういう時こそトリプル P 発動。
わたしがファシリテーター資格を取った (厳密にはいま仮免中だが) のトリプルP は 2~12 歳を対象としています。
息子氏も対象範囲に入ってきたな…という感慨と共に、基本のきから。

ちょうどわたしが、ファシリテーター仮免中につき、友人たちにフィードバックをお願いしつつの講座提供中なのもあり。
提供しているのは 8 週間に渡る講座なのだけど、わたしもごりごりの当事者なので。ファシリテーターをしながらも当事者として同じプログラムや宿題をやってみようと思い。


わたしの困り事は何か

先日、SOPHで講座をやった際。
息子を連れて参加していたのですが、途中でイヤイヤの大騒ぎとなり何度か退席せざるを得なかった。そして最後は打ち上げられた魚のようにびちびちと暴れる息子をホールドしながら、参加者を見送りする事態になった。
遠い目。

無理やん。イヤイヤ期だと思ってある程度はしゃーなしと思っていたけれども、これはちょっと度が過ぎているんじゃないか。トリプル P を学んでいる意味とは?彼はもうちょっと静かにできるんじゃないか?"無理だろう" とわたしが諦めていることが、彼の可能性を狭めているんじゃないか?
そんなもやもやが胸にふと。

これが続くと今後、外出するのに、気持ち的な制約が出そうな気がする。家族の可能性を閉じてしまう。
これは、いかん。

いやいや!いやいやん!
もう♡可愛いんだから♡ と見ていたが、それじゃいかん気がしてきた

気になってトリプル P の書籍を開いてみた。あぁ、わたしはこれになってるのかも。

ついほうってしまう - 危機対応
人が図らずも陥ってしまう行動として 「ついほうってしまう」 というのがあります。この状態はまずいかな?と思ってもすぐ対応するのも面倒だということで、つい後回しにすることはよくあることです。

トリプルP 改訂第2版 ~前向き子育て17の技術 p22

その1:現状を記録する

トリプル P のグループ トレーニングでは問題行動に対して、いつどこで、その直前、その直後何が起こっていたのか、そして記録者がどう思ったのかを記録する過程があります。

我が息子がカオスになる瞬間についても、とりあえずは1週間、記録してみました。

記録するも傾向が見えることもあるのですが(見えないこともある) どうやら息子氏は休日の昼前、お腹がへっている&眠たいタイミングだと心のコントロールが効かなくなるよう。
あと、母が構えないタイミングだと不満が大爆発するみたい。先日の講座の時などはまさにこのパターン。

この "行動を記録する" というのって、何だかいつも、"作物を育てる前に畑の土壌の状態を調査する" みたいなイメージを持っていて。今回もそんなイメージで記録していました(なのでここでは無理に解決策を探してない)

その2:"子どもと建設的な関係をつくる"手法を試す

上記の行動記録は記録としてやりつつ、Week2 の講座提供後の次の1週間は、意識して息子と良質な時間を過ごすことをしてみました。

トリプル P では、1,2 分の短い時間でも良いが、頻繁に良質な時間を過ごすことを勧めていて。これは、働いていて 24h ずっと子どもと居られないしなと思っているわたしには、救いでもある。

落ち着いた気持ちできずなが確かめられる時間など、良質な時間を子どもともつことは重要です。
-- 中略 --
良質な時間は、持続が 1 分もしくは 2~3 分など短くてもよいので、頻回がよいといわれています。子どもが親にぐっと近づけたと感じることのできる時間が大切なのです。
-- 中略 --
子どもが親を求めてくる、その瞬間にちょっとしていることを止めて抱きしめて上がる。そのようなタイミングが重要です。

トリプルP 改訂第2版 ~前向き子育て17の技術 p30

娘に対しては意識的にずっとやってきたけど、果たして息子に対してそれがちゃんとできているか。こちらについても、1日何回くらいできているか記録をとってみています。
記録を取るとわかる。息子に対して意外と出来てなかったんだな。

これはいわば、息子氏に "ママは僕を見てくれている" 安心感を渡してあげる過程と認識していて。
前述の畑の例でいうと、"畑を耕して、肥料をまく" そんなイメージ。

他にも身体的接触によって愛情を示すことや、描写的に良い行動をほめることなども意識してやってみています。
ちなみに "良い行動に注目する" は種をまいて、それを育てるイメージを持ってます。

ここまでやってみて約 2 週間

こころなしか、いやいやが減った…気がする…!!
わたしが意識して息子と "良質な時間を取る" をやっているのが奏功しているのか?彼の中に "ママは僕を見てくれている" が醸成されている兆しだと嬉しいのだけれど…そこはまだわからない。

今回は、自分が友人たちにやっている "グループ講座と足並みをそろえて一緒にやってみる" がテーマなので、まずは Week2 までの取り組みまでをやってみていますが、
Week 3 では問題行動に対応する過程。ここから育ってきた畑をメンテナンスするようなイメージのフェーズに入ってきます。
さて、息子との関係は、ここからどう変わるのか。

自分で講座をやりながら、実践すると結構面白い。
この先が楽しみです。

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