オーバースペックだからこそのリアリティ ~ロボティクス・ハードウェアとしてのシオンのデザイン~
【ネタバレを含みます】
映画「アイの歌声を聴かせて」に登場するAIロボット少女シオンは、どう考えてもオーバースペックです。
ノールック&片手で受け止めたバスケットボールをノーモーションで力強く投げ返し、男子高校生を柔道で投げ飛ばすという運動性能。
十代男女の好奇に満ちた視線に四六時中さらされても、その正体が露見することのない外観の完成度。
柔道部員に投げ飛ばされても、3m以上の高さからコンクリートの地面に落下しても損傷せず、腹部の複雑な開口部形状にもかかわらず、完