デンマークの教育から考える大人がまなぶ意味
デンマークの教育への興味が尽きない人は、僕のほかにも多くいると思う。
人口は約600万人、日本だと千葉県と同じくらい。世界の中でも、人口は少ない方の国だ。それにも関わらず、教育への注目は高い。
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幼児教育では「森の幼稚園」なども有名だ、
通常の幼児保育も日本とは違う。
他にも、こんな記事もあった。
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また、デザイン教育も独自に発達していて有名だ。例えば、ビジネス（デザイン）スクール「KAOSPILOT（カオスパイロット）」などについては記事がある。
こちらは、校長のクリスター・ヴィンダルリッツシリウスさんと日本人の卒業生である大本綾さんのインタビュー
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ただ「幼児教育」や「デザイン教育」というわけではなくて、国の全ての側面での取り組みが功を奏しているそうだ。
その他にも、Webを探せば様々な記事が出てくる。ただ、かなり大きな教育改革を通して、優秀な人材を輩出することに国を挙げて取り組んでいるのは感じられる。
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デンマーク 大人の学校：日本経済新聞
そんなデンマークには「フォルケホイスコーレ」という、全寮制の”成人”教育の学校がある。
（ちなみにどうでもいい話だが、普通の小児向け義務教育の学校は「フォルケスコーレ」、国民学校？と言われていて、何となくデンマーク語の構造を感じて楽しい。）
「国民の高等学校」を意味するフォルケホイスコーレはデンマークに約70校ある成人向け私立学校だ。
記事によれば、全寮制で2週間から3ヶ月程度の期間で学校のコミュニティらの中で過ごして、好きなカリキュラムを学ぶらしい。
訪れた方のnoteもあった。
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大人になってから、仕事を離れて学ぶ時間というのは貴重だ。
振り返ってみれば、自分は23歳で社会人になって、30歳になる時に最初の会社を辞めて半年間をロサンゼルスで過ごした。
「語学留学」という名で、午前中は英語のスクールに通って、午後はクラスメイトと過ごすこともあれば、NPOの団体にインターンで入らせてもらって簡単な手伝いをしていた。あるいは、よく一人でも出かけて美術館に行ったりした。この期間は、自分を見直す事もあったが、今まで過ごしたのとは違う文化に身を置く事で発見する事も多かった。
30代半ばは、会社でコンサルタントをやりつつも体系的な知識の不足を感じて「グロービス経営大学院」に通った。学ぶ知識や、考える時間とともに、伝統的に育っていると学生コミュニティとの交流も大きく刺激を受けた。そして、学んだ事は仕事で使って理解を深める。
40代になる頃、将来の自分が見えない不安が大きくなって、縁あって中土井僚さんのワークショップなどに通い、そこでも深い理解しあった仲間ができたし、今でもつながっていてFacebookにはみんなが活躍している様子も、葛藤している様子も見ることができる。
他にも、グロービス校友の縁で、営業提案のプロセス標準化を広めるAPMPの活動に参加して2年ほど勉強会の主催を何人かのコアメンバーと開催していた。
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そして今は、コルクラボ や Nサロンといったコミュニティに所属してイベントの運営などもいくつか行い、 WEデザインスクールの受講生コミュニティの運営にも参画している。子供の関係で、小学校のパパ会でもイベントの手伝いなどに忙しい。
連絡用のSlackやLINEは毎日何かしら連絡をしてるし、イベント準備が佳境になったら毎夜のオンライン会議なんで日もある。最近は、家のリフォームをしたけど、書斎は遮音でオーダーした。家族の近くで過ごすためには、家でオンライン会議ができる必要があると自然に考えていた。よく考えると、将来がどうなるのかもわからないのに不思議なことだと、つい先日、完成して1ヶ月してやっと思った。それくらい、自然なことだ。
色々なところへ飛び込みながら、スキルを磨き、人脈も広げて、経験も積む。それを持ち帰って、仕事にも活かす。それが評価される。それが、周りとは違う自分を作る。
そうやって、会社や周りにいる誰かの描く"一般的に"すごい基準でもなく「自分だけの価値」を見つけていく。自分を受け入れる様で心地よく、自信を持つことができる。
そのためには色々な人たちに出会い、交わることで、様々な視点がある事を学ぶ。そして、更新し続ける。それは、たぶん一生だ。
サミュエル・ウルマンの「青春の詩」にある様に、"理想を失うとき はじめて老いる。"のだ。
デンマークで教育を突き詰めたら、成人が社会から一休みして学ぶ教育にたどり着いた。とても素敵な結論じゃないかと思う。
おわり。
読んでいて幸せになれたら、僕にも教えてください。きっと、僕も飛び上がるほど幸せです。 感謝の気持ちを、あなたの居るほうへ送ります💌