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2023年を始める前にコーチングを始めた1年を振り返る。やった事、出会い、想い、これから。

年末の振り返りと思っていたら正月を迎えてしまった。それでは今年の抱負でも書こうかと思うと、どうしても時の流れを意識して昔から考えてしまうやっかいな自分に苦笑い。

「元旦の朝はなぜかいつも晴れている」

今日、最初に知った心に響く言葉。今年も明るく、色々な変化や学びと出会っていきたいな。

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振り返りは、少し細分化はしたけど、いつも使ってる形式(やった事、想った事、気づきや学び)になぞらえて書いた。
昨年、そして今年も変化が激しいであろうコーチング(と個人事業)のことについて振り返りをする。とくに、この分野が自分にとっての「トランジション」(※言葉の意味は後述)だと想っている。


やった事

プロコース卒業と開業届

まずは何より、The Coach Academy をプロコースまで卒業した。昨年9月に基礎コースを受け始め、2022年は最後までやって「コーチになる」と決めた。
特に今年の5月からのプロコース受講からはコーチング漬けの日々で、他のコミュニティに使ってた時間も削って集中した。おかげで、やりたいと思うことは出来た。もちろん、もっとできれば良いと思うことは沢山あるけど、かけた時間やお金に対して成果は出たかな。

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例えば、成果の一つが「個人事業(副業)」の立ち上げ。税務署に開業届も出したし、会社に副業の申請もした。事業として成り立たせるために、商品のコースメニーも具体化したし、銀行口座やfreeeとの契約とか、体験セッションや継続セッションのツール作りまで一通り整えた。ただ、まず形から入ったから今年の確定申告は大変そう 汗。

そんなこんな四苦八苦しての立ち上げだったけど、おかげさまで継続契約を何件かいただいて売上がある。まずは、自分の周りの興味がありそうな方へ1人づつ声をかけて申し込んでもらった。

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コーチを受ける側になったのも変化があった。プロコースを受講し始めた5月頃から、自分自身もコーチングを定期的に受けるようになった。いまは、いくつかテーマなど分けて、3名のマイコーチがいる。
コーチングで定期的に自分を見つめ直す時間を持って、自分の変化や気持ちに気づく。いわゆる「自己の器」が磨かれていく感覚がある。
細かな自分の変化にも気づいて、経験が蓄積されていく。自分の理解にもちろん役に立つけど、セッションの時のクライアント理解に役立つ。相手の話を理解するのは必須ではない。ただ、問いや働きかける時により的確に関われる気がする。(当社比w)

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また会社でも、副業として社外での活動なので、業務としてコーチング提供はしていないが、自分の部下や同僚、あるいはお客様との1対1の会議でコーチング的な関わりをして相手の中から答えを出すのに寄り添うことはあった。
希望者にセッション提供をしたりコーチングの知識と体験を活かして傾聴のノウハウを共有など自分のタグづけをメンバー育成やチーム開発に向けることは意識している。
(ちなみに、タグづけのための自分の強みや方向性理解には後述する「管理職グループコーチング」も役に立った。)


いくつもの出会い

一歩踏み出したことで、新しく出会いも多かった。何よりも、自分のクライアントとの出会いがあるのが幸せに思う。今は8名のクライアントに継続的にセッション提供を続けさせていただいてる。特に、はじめに継続コースを受けてくれた3人全てがリピートしてまた契約をしてくれた。認められた事、役に立てている事、やりたかった事を続けさせてもらえる事、色々なことへの喜びが書いている今も心に広がる。

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The Coach Academy(以下、TCA)での受講生仲間たちとの出会いも貴重だった。「コーチング技術を磨く」という以外はいろんな背景を持つ人たちだけど、同じ経験・価値観を分かち合って共通の体験をした仲間でもある。
同じコースを受講したメンバーは「同志」の感覚がある。たまに集まってコーチングの悩みを話したり、雑談もしたりする。オンライン講座ではあるけど、東京住まいで近い人が居ることもあって、リアルで会って話すような機会も何回かあった。まだ会ってから日が浅くても、どこか分かり合える空気が心地よい。

TCAでは「Lounge(ラウンジ)」というSlackでの交流グループが作られていて、月に数回くらいの頻度でオンラインやオフラインのイベントが開かれている。その他にも、メンバー自身が立ち上げるイベントなどもあって活発に交流する機会がある。
興味のあるものには積極的に参加した。セッションを相互に行う会や、コーチングについて悩みを相談する会、オフラインの飲み会など。参加は少し緊張もするけど、初めて会った人と話す場合でも共通知識と体験があるのですぐに深い話になる事もある。
また、コーチングセッションの募集も相互にある。自分がいま受けているマイコーチも、何人かはTCAのラウンジで募集しているのに応募した形だ。

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その他にもTCAはコース卒業生に色々なサポートを提供していて、他のコミュニティにも参加した。TCAのプロコース卒業生向けの取り組みで、「グリーンズジョブ」でセッション提供しつつコミュニティのイベントなどにも参加をした。体験セッションを、これまで知り合ってない初めての人に提供したのも良い経験だった。
トランジション」という言葉もここで教えてもらった。「キャリアの転換点」の意味だ。この後の自分に深く関わりそうな言葉の気がする。思いがけず(妻の実家で故郷を感じる)富山の人たちと関係が出来たのは嬉しかった。

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仲間のコース開発に協力して、新しい学びと出会いにつながった事もある。TCAの同期メンバーが開発している「管理職グループコーチング」に参加して、自分のマネジメントでの強みを見つめ直して、切磋琢磨する思いがけない機会を得た。
モニターという事で料金を優遇してもらったのだけど、研修のレベルも高くて気づきが多い3ヶ月間だった。自分のマネジメントを多角的に見直してリソースを確認し、他人のマネジメント観点も聞けて、自分のオンリーワンの視点や技術など強みに気づき磨くことのできる時間だった。
もちろん、同じくマネージャーとして悩みを持つメンバーと(会社が関わらない故に)率直に意見交換をして切磋琢磨し合えたのも貴重な経験だった。少し先になるが、打ち上げで再び集まるのが楽しみだ。

※上記の「管理職グループコーチング」は1月もモニター募集中らしいので、興味ある方は個別に声をかけてください。


想った事

感謝と所属意識

1年前は自分の個人事業で何かをお金をもらっているなんて想像もつかなかった。継続コースを申し込んでくれている方には、本当に感謝しかない。
まだまだ未熟な自分のコーチングに意義を認め、継続して契約をしてくれるクライアントが居ることには感謝しかない。全力で提供させてもらっているが、やっている事を認めてもらえる幸せは格別で、むしろ貰ってばかりいる感覚だ。

コーチングの受講生仲間については、人生の中で同じ道を目指す仲間が一気に増えて、触れ合えるのがありがたかった。前述したようにTCAでのイベントが月に何回かの頻度であるし、Twitterのフォローでそれぞれの近況を知って、悩みに触れる事もできる。それを見て、同じ悩みをもち、道を進む人がいることに勇気づけられる事も多い。コーチングを学び始めた時は想像していなかったけど、人生でもう一つ所属ができたと感じる。
Twitterなどでは他の団体・会社の受講者でもコーチングに関わる人の話は良く見る。同じ様に道を進んでいる感覚はあって、「コーチングで世界を変える」大きな流れにも、少しだけど所属している感覚が芽生えている。

「寄り添う」気持ちが広がる

トランジションコミュニティの「グリーンズジョブ」は、名前の通り(生活も変わるような)転職や生き方を変えようと自分と向き合う人がたくさん居る。そんな人との関わりで自分がそんな人たちの転換点に寄り添いたいと想いを強くした。

会社でも、部下のメンバーなどに、より適切な関わり方が出来るようになった。成長に悩む姿から方向性を見つけて顔つきが変わる瞬間などに立ち会えると、やっぱり立ち合わせてもらった感謝が強い。

改めて転換期を迎えた人に寄り添うのが一生の仕事だという想いは強くなった。


気づきと学び

「着火剤みたいなコーチになりたい」

「トランジション」という言葉に出会って、自分が立ち会いたい場面が明確になった気がする。改めてコーチとして「着火剤」でありたいと思う。

人生の転換期、もやもやしたり、一歩踏み出せない悩みを持つ人に寄り添っていきたい。転換期で一歩踏みだす、その瞬間に立ち会える事が自分の中で大きな喜びだと思う。


「一隅を照らす」

また一方で、自分は「転換期に一歩踏みだす」局面のクライアントに寄り添うこと(のみ)に集中したいと思った。

実は、この結論にはとても落ち着かない気分が湧く。

例えば、自分のまわりにも「人生が変わる事に本気で向き合う」ことにコミットして、その分クライアントにも深いコミットを求めるコーチも多くいる。そんな方々と比べて、コーチングに本気で向き合えていないんじゃないか?など、不安な気持ちで考えると落ち着かなくなる。

ただ、その不安な気持ちの中にいる事さえもクライアントに向き合うのに必要な事じゃないかと感じている。

自分にいまできる最高のタイミングは「転換期に一歩踏みだす」局面に寄り添うことで、より研ぎ澄ます事ができるとも感じるし、それが自分の役割だと思う。

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昔習った言葉で、「一隅(いちぐう)を照らす」という最澄の言葉がある。社会の一隅にいながら、社会を照らす生活をする。と訳される。

私たちはそれぞれの心の中に仏性(ぶっしょう)という仏さまの性質を持っています。一人ひとりに本来具わっている大切な宝物である仏性を引き出し、磨き上げる行いが大切です。

人間に生まれたことを喜び、受け継がれてきた生命を体してご先祖様や子孫を大切にし、自らも尊い人生を大切に活かそうと精進する人になりましょう。慈・悲・喜・捨の心(仏教では四無量心・しむりょうしんという)で周囲に接することができる人になりましょう。自分の持てる能力を発揮して一隅を照らす人になりましょう。

https://ichigu.net/person/

その人の持てる能力を発揮するのに寄り添うのはコーチングが役にたつところだし、自分はその人が変わる力も自分自身で持ちえると信じていきたい。それは小さな変化かもしれないけど、そうやって小さな変化が無数に起き、周りにほんの少し影響をして広がっていく事で世界が変わる中に自分を置きたい。

だから、自分は愚直に「転換期に一歩踏みだす」局面に寄り添うことにできるだけ多く接することに集中していきたい。


この先の事

たくさんのクライアントと出会う

「転換期に一歩踏みだす」局面に寄り添うために、今年もたくさんの(転換期で一歩踏み出そうとしている)クライアントと出会えるようになりたい。

頼ってもらうのに安心できる様に、そして数量的な目標としても、CACP(The Coachの資格)や ACC(国際コーチ連盟の資格)など、コーチングの習熟を示す資格取得は引き続き目指したい。
継続して提供し続けるためにも、個人事業として黒字にして一定の収入を保てる様に軌道にのせる様に計画と実行をしていきたい。

自分のトランジションを伝える

そして、自分自身もトランジションを迎えつつ、自信を持ってクライアントに寄り添える様に、自分自身を磨くのが大事だと感じる。
引き続き、マイコーチもつけて自分と向き合う(TCA流に言えば、「自己の器を磨く」)のも大事だし、発信も大事にしたい。

「個人の傷が同時代性を持つ(時代)」

以前に知って、思い返すことの多い言葉だ。今の時代を言いあらわしている。共通の悩み(傷、大きな物語)を現代で共有することは少ないが、いまは個人が持つ悩み(傷、小さな物語)に共感する事で共有していく。
だから、自分の悩みと向き合い、その傷を晒していくことで転換期で立ちすくむ(未来の)クライアントの一助になるんじゃないかと思っている。

だから、怖れを感じても、未来のクライアントに想いを寄せて前向きに発信もしていきたい。


いささか取り止めのない振り返りと決意表明だったけど、お付き合いありがとうございます。今年もよろしくお願いします!


(お願い)興味ある人は声を聴かせてください

そんなわけで、今年もクライアントを絶賛募集中です。ぜひ、興味を持った方は連絡ください。いつでも、真摯に向き合わせてもらいます。


END

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