見出し画像

記憶のカタログ - A Catalog Of Memory


矢萩竜太郎 新作ソロダンス公演

記憶のカタログ - A Catalog Of Memory


おぼえぬを たがたましいの来たるらん
おもえば軒に とびかふ蛍   (西行)


矢萩竜太郎さんと私たち音と光の共同作品の発表は、30数年に渡り竜太郎さんのダンスの活動を支えてきたお母さまが逝去された翌年から始まりました。「光の庭で」(2021) 「星の音 / 花の影」(2022)に続き、本作が3作品目となります。

「光の庭で」では、ひとり淋しい旅の道程に月や雲、風、木の葉のダンス、自然のひとつひとつとの出逢いを重ねながら、やがてその全てが響きあっている《光に照らされた庭》へとたどり着くおはなし。

「星の音 / 花の影」では、コロナ禍の外出制限のかかる日々を過ごし、今いるこの場所からでも作品を通じてはるか彼方までこころが拡がっていくような時間をつくりたいという気持ちが自然と作品という形になりました。

3作目はどうする?と竜太郎さんに問うと「糸のようなテーマかな?みんなをつなぐような…」というキーワードをくれました。

ダンスをしてからだが緩んでくると、ふと思いがけず記憶のようなものがよみがえる瞬間があります。具体的な記憶というよりも、それはたましいの時間とも呼べる何かのように感じます。

今回はそのような、たいせつであたたかい瞬間をアンソロジーのように編んでみたいと思います。もとより、竜太郎さんはいつでも人のこころを明るく照らしてくれる人ですが、本作も、竜太郎さんがくれたキーワード「糸」のように皆さまにとって大切な記憶がたぐり寄せられる時間でありますように。


2024. 7.14 sun
18:00 open / 18:30 start

入場料|1,500円(当日受付にて)

会場|いずるば
大田区田園調布本町38-8

ご予約|企画室・音と光のサイトより

https://www.sono-lumiere.net/news-2024/


記憶のカタログ(2024)
光の庭で(2021)
星の音 / 花の影(2022)
星の音 / 花の影(2022)


STAFF

movement direction|大森浩幸
lighting operation|MIYO
space, art, sound direction|玉城そのみ

いいなと思ったら応援しよう!