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「Synthesizer V」AIシンガー、各種ライト版(無料版!)の入手方法

AIシンガー小春六花が発売に

噂の“こはるり”こと小春六花が、Synthesizer VとCeVIO AI トークボイスで発売になりましたね。Synth V版はスタンダードとAIのどちらかを選べるシステムのようです。

公式デモソングも錚々たる有名クリエイター(というかぶっちゃけボカロP)たちによるいろんなタイプの曲が上がっています。

個人的に良かったやつ。

小春六花はボイス提供者が声優さん(青山吉能さん)であることもあってか(?)、Sakiと比べると良くも悪くもいわゆる「ボカロっぽさ」(曖昧な概念……)を持っていて、ちょうどこのぐらいがピンズド!という人も多いのではないでしょうか?

それで「フリー版もあるらしいな」「ちょっと試してみたいな」という人がけっこういるかと思いますが、またしてもわりとたどり着きにくいので、入手先を書いておきます。

Synthesizer V Studio Basicおよびライト版歌声データベースの入手先

……の前におさらいですが、Synth Vの歌声データベースで名前に(Lite)とか(ライト)と付いているのが、機能を制限された無料バージョン(以下、ライト版)です。

ニコニコやYouTubeで「ライト版に歌ってもらいました」みたいな動画がけっこうありますが、無料とはいえ触った瞬間にすげえなというくらいの感触は得られると思います。

これらライト版の歌声データベースは、日本のSynth V代理店で小春六花の発売元でもあるAHSのサイトから入手できます

https://www.ah-soft.com/trial/synth-v.html

さらに、本家お膝元・Dreamtonics社のダウンロードコーナーには日本語男声ライブラリ「ゲンブ」や、中国語女声ライブラリ「艾可(AiKO)」「赤羽(Shiyu)」、英語女声ライブラリ「エレノア フォルテ」のライト版もありますよ。ただし、これらはまだAI化されておらず、スタンダード版のライト版のみ入手できます。

https://resource.dreamtonics.com/download/

そしてSynth Vはそもそも歌声データベースだけあっても「Synth V本体」がないと使えないのですが、上記URLからはSynth Vの無料版「Synthesizer V Studio Basic」も入手できます!太っ腹ですね。ただこのBasicはプラグイン版がなく、DAW連携ができない純粋なスタンドアロンソフトなので、その点はご注意ください。

DAW連携で思い出しましたが、ReWireって去年あたりで廃止されたっぽいですね……それが関係あるのか不明ですが、PC新調後に久々に動かしてみた初代MEIKOがCubaseとReWire連携できずにちょっと困ってます。古すぎるソフトはどんどん使えなくなるのが宿命なんですよねぇ。

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Synth V無料セット、実際の導入にあたって

段取りとしては何も難しいことはなく、まずSynth V Studio Basic本体をインストールし、歌声データベースはsvpkファイルをダブルクリックするだけでどんどん追加できます。一つ一つのファイルも信じられないほど軽量です。1個につきインストール時間3秒くらい?この、ライブラリ追加の異常なまでの簡単さも素晴らしいんですよね……!Synth Vの好きな点の一つです。控えめに言って神ソフトですよ。

Synth V Studio自体も、登場初期とは比較にならないレベルで進化していますので、初期に触れてみて「こんなもんかー、うーん」と思っていた方々は、ぜひ触れてその超進化っぷりを確かめてみてくださいませ。

ではでは。

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