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あなたが抱えた「不思議」を聞かせてよ。夢とか希望はいいからさ。

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体力だけが取り柄のわたしだが、幼少期は本当に体が弱かった。幼稚園の年長のときは髄膜炎という病気で入院したこともある。週に一度、丸めた背中に注射を打って髄液を採取されていたことや、いつもそのあとに我慢したご褒美としてパックのイチゴ牛乳を医師からもらっていたことをよく覚えている。

小学校に入学してからのわたしは、なぜか肥満街道まっしぐらで、学校から3度も“赤紙”と呼ばれる生活改善に関する指導書をもらっていた。しかも、一度は朝礼時にみんなの前で公開処刑のようなかたちで渡されたこともある。

そんなわたしも、高校二年生のときに20kgのダイエットをした。いや、してやった。「倒れるまでやるから」と宣言して、長渕剛アニキの『Captain of the ship』を毎日聞きながらジョギングしたり泳いだりして半年で20kg落とすことに成功した。

それ以降も、いろいろとやった。結果を出すことで落とし前を付けるのが大好きだ。けど、もうそれはやらない。疲れるし、人が離れていくし、自分の心も少しひん曲がっていく気がするからだ。

小学生の頃から、通知書に“負けず嫌いなところがあります”と先生によく書かれていた記憶がある。いまでも変わらない。なんで、そうなったのかは分からない。分からなくていいと思う。多分、環境のせいなんだろうけど、いまさら責めてもしょうがない。

最近読んだ本の中に、単細胞生物であるゾウリムシには脳がないと書いてあった。脳がないけど、食べ物を探したり障害物をよけるのが得意らしい。

人も本来、そうあるべきだと思う。何でも理由や原因を捜そうとして過去に遡ろうとするけど、捜すことの代償を考えないでやるからツラくなるんじゃないかな。

“しょうがない”という言葉を使うと、やたらと怒りだす大人が多いけど、世の中の大半のことは“しょうがない”ことが原因で起きてると思う。宇宙には時間が存在して、地球には重力がある。これもしょうがないことなのだ。

握りこぶしの中に あるようにみせた夢を
遠ざかる誰のために ふりかざせばいい

♫『歌姫』作詞・中島みゆき

世界平和の実現がゴールだと言う人がいる。一方では、一億円を稼ぐことがゴールだと言う人もいる。ホントかよって思う。と、同時にダセえなとも思う。

一応、コーチングのスクールにも通ったのでゴールの重要性は理解できる。けど、大事なこととか、幸せなことって、もっと半径2mくらいの中でリアルに感じられるもののことを言うんじゃないかなって考えるようになった。

誰かと肌を合わせることとか、思わずもらい泣きしちゃうとか、つられて笑っちゃうとか。

人って、誰かの真正面に立つと無意識に居心地の悪さを感じるようにできている。だから、微妙に2cmくらいずれて相手と向かい合おうとする。人と向き合うのが苦手と言う人が多いけど、それは本能なのでしょうがない。

けど、ハートとハートを合わせないかぎり、ワクワクするような面白いことは起こらない。そのように宇宙は出来ている。多分、人は違和感や差異を楽しみながら進化してきたのだ。そして、相手と調和する過程を楽しめるようにプログラミングされているのだと思う。

だから、他人と違うものを抱えてる自分を掘り下げたりする必要もないし、それを覆い隠せるくらいの壮大な人生を歩む必要も全然ないんだよね。

後ろ指さされれば差し返してやって、笑われたらこっちも笑って返す。なんで?って言われたら答えてあげる。しょうがないじゃんって。

気が付いたら毎日がしょうがないじゃんって感じの自分だけど、これでいい。“じゃん”って横浜弁らしい。そう、わたしは生粋のハマッ子なのだ。

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