
コンテンツ作成はAIに代替されるのか?
生成AIの進歩がすごいですね。
すでにかなりの仕事が代替されてきています。
例えば文字起こしの仕事はもう消えゆく仕事。
私自身、インタビュー音源をテキスト化し、要約までしてくれるサービスを利用中で驚かされています。
弊社が提供するコンテンツ作成のサービスもその影響を受けざるをえません。
コンテンツ作成はAIの得意とするところです。
そこで、今回はコンテンツの中でも、人が手掛けるライティングの未来を、ライターの皆様への叱咤激励も込めてご紹介していきます。
生成AIを使うとわかるそのすごさ
まず、生成AIのすごさですが、これは利用中の方はご存知かと思います。
5000文字の、日本語として読める文章を3分とかからずに作成してくれます。
本当にすごいので、利用したことがない方はぜひ、利用してみてください。
生成AIは成長し続けているが
生成AIはどうやって文章を作成するのか。
ざっくりいうと世の中にあるWEB上の情報を収集して、文章を作成しているそうです。
世界中で毎日、たくさんのページが作成されているので、生成AIの情報量も同じペースで増えていることになりますね。
いくら人が学習に時間を費やしても情報量は生成AIに太刀打ちすることはできないです。
では人が作る文章はもう必要ないのか、というとそんなことはないというのが私の意見です。
ライティングで人は生成AIに立ち向かえるか
生成AIの情報源は世界中のインターネット上にある情報です。
逆に言えば、インターネット上にない情報は集められません。
人が作る文章の必要性はここにありますね。
どういうことかというと、世の中に発信されていない情報を発信していくのが人の文章の役割、ということです。
例えば、東京オリンピックが開催されるまでは東京オリンピックに関する情報はインターネット上にほとんどありません。
開催されて、さまざまなメディアの方々が現地取材し、記事を作り、インターネット上に公開して始めて生成AIは東京オリンピックの情報を集めることができます。
先に人による情報発信がある、ということです。
大きなメディアだからそんなことができる、と思われるかもしれませんが、実はいたるところに機会はあります。
新しいお店ができた、地域イベントが開催された。
こうした情報も人が発信する情報ですよね。
人だけが切り口を変えらえる
また、切り口、という面もあります。
例えば老舗の喫茶店。
喫茶店を紹介している飲食メディアはたくさんあります。もちろん、生成AIも情報収集しているでしょう。
でも切り口を変えると、生成AIでは作れない文章を人が作ることができます。
例えば、
マスターが喫茶店を始めるに至った経緯を紹介する
これまでにどんな人たちが利用されてきたのか、地域に愛されてきたのかを紹介する
人気メニューが生まれた試行錯誤の経緯、こだわりを紹介する
喫茶店の仕入れ先の人たちとの付き合いの長さ、関係性を紹介する
コーヒーカップや調度品へのこだわりを紹介する
などです。
切り口自体は生成AIがヒントをくれるかもしれませんが、その切り口で対象の記事を作れるのは人なんですね。
コタツ記事は通用しない
一方で、ウェブ上の情報を集めて作成する、いわゆるこたつコンテンツは完全になくなるでしょう。
独自性のない、二番煎じ以降のコンテンツは価値を失います。
厳しいですが、そうしたライティングのみ行ってきたの仕事は無くなることを覚悟した方がよいです。
一方、読者視点から言えば、そうした二番煎じの文章が一掃されて、オリジナリティのある文章だけが世の中に存在するようになるので、良い方向に向かっていると思っています。
これからは意志のある文章が求められる
インターネットの発展により、たくさんの情報が溢れるようになりました。生成AIはそれらにフィルターをかけて必要な情報を集めてくれる便利な道具です。
人が作る文章に求められるのは、生成AIが集める価値のある、世の中に出ていないコンテンツです。
生成AIはライターを淘汰していく一方、ライターという仕事を一段階上にするキッカケになる、そうとらえています。
もともと私たちは独自コンテンツを作ることにこだわりを持ってコンテンツ作成をしてきました。
これからはより一次情報に接続して、独自性のある文章を作れるよう、仕組みを作っていきます。
楽ではないけれど楽しい、そんな書く仕事に魅力を感じている方と一緒に仕事ができたら嬉しいですね。