「3歳の娘」シリーズ その2 年末年始編

全部実話です。1は既出、後は初出しです。


1. 「シンデレラはお風呂でどうするの?」

3歳の娘、「シンデレラはお風呂でどうするの?」という質問をしてきた。
質問の意味が分からなかったので「どういうこと?」と聞き返すと、「シンデレラはお風呂でガラスのくつ脱ぐの?」と聞いてきた。
ガラスじゃなくても脱ぐわい。


2. お風呂の中ではおもちゃで遊ぶ

3歳の娘、お風呂の中ではおもちゃで遊ぶ。
娘がカニの、僕がイルカのおもちゃを持っていた。
カニさんからイルカさんへ「スーパーボールあったよー」「ハンカチみつけたよー」などと、かわいい問いかけが何度かあった。
僕だけ浴槽から出て体を洗っていたら、「パパお腹すいてる?」と聞かれた。
よく分からずテキトーに「すいてるよー」と答えると、ついさっきまで楽しくお話ししていたカニさんに対して「皮むかなきゃ」と言い、カニの身をさばくジェスチャーをし、「カニのご飯だよー」と言って出された。
おいしくいただくふりをしました。
ひどい料理人だ。


3. 浴槽に入るのが大好きで

3歳の娘、浴槽に入るのが大好きで、なかなか体を洗いたがらない。
パパが「20数えたら、お風呂出て、からだゴシゴシするよー」と言っても「いやだ、さんじゅうがいい!」と言う。
まあ30でもいいかと思って数えようとすると、「にまんえんわ?」と聞いてきた。
2万円?と思っていると「にまんえんは、たかい?」と言ってきた。
その後、「はちえんわ、ひくい?」と言ってきた。
8円?何の話なのかさっぱり分からず、なんかうやむやになったが、結局なんだかんだで浴槽から出てくれたので良かった。


4. アンパンマンのキャラでひらがなのお勉強

3歳の娘、アンパンマンのキャラでひらがなのお勉強。
アンパンマンの隣に「あ」、カレーパンマンの隣に「か」と書いてあり、それはすんなり読めた。
しかし、しょくぱんまんの隣の「し」は「ショ」と読んでしまった。
「違うよ、しょくぱんまんの『し』だよ」と言うと、「しょくぱんまんは『し』につながらないよ?」と疑問そうな顔。
確かに、ひらがなが読めずに発音だけが分かる立場からしたら、syokupanmanという言葉の中にsiはないので、それでsiという音を持つひらがなを覚えろというのは無理がある話だ。
3歳児に論破された瞬間であった。


5. 2歳のクリスマスの時には

3歳の娘、2歳のクリスマスの時にはまだ会話ができなかった。
なので、欲しいのかどうか分からなかったが、好きそうなおもちゃを予想してそれをクリスマスプレゼントにした。
いまは会話ができるので、もしかしたらその時に嬉しかったかどうかが聞けるのでは?と思い、「2歳のクリスマスのときのこと覚えてる?」と聞いたら、「ずーっとずーっとむかしでしょ?」と質問返し。
お前にとっちゃそうかもしれないけど、こっちにしてみたらつい最近じゃい。
結局、嬉しかったかどうかは覚えていなさそうだった。


6. うたが大好き

3歳の娘、うたが大好き。
CMの曲とかを知らず知らずのうちに覚えて歌っていたりする。
音で覚えるので、歌詞の意味とかは分かっていない。
「うんめいのひとーはぼーくじゃないー」と、Official髭男dismの「Pretender」のサビを歌っていたのには驚いた。
年末の音楽番組で久しぶりに聞いた僕が、気に入って何回か鼻歌を歌ってしまったせいだ。
何をどう覚えてしまうかわからないから、油断ならない。


7. まだトイレで用をたすことができないので

3歳の娘、まだトイレで用をたすことができないので、ずっとオムツをはいている。
0歳4カ月の妹とお尻ふき用ウェットティッシュは同じもの。
いつも使っているのはパッケージが無地。でもそれは持ち運ぶには少し大きいので、少し小さいサイズの赤ちゃんの絵が書いてあるお尻拭きを持って買い物に出かけた。
いつも使っていなかったそのお尻拭きを見て、3歳の娘は「なんでお尻ふきが赤ちゃんなの?」と聞いてきた。
いや、お尻ふきなんだから赤ちゃんに決まってるだろ、と一瞬思ったが、彼女の中では「私は赤ちゃんではなく『こども』だ。赤ちゃんではない『こども』の私が、赤ちゃんの絵が書いてあるものを使っているのは疑問だ」ということのようだ。
オムツをしていても、ひらがなが読めなくても、立って歩いて話せるのだから赤ちゃんではない、と。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事を読んで良かった、と少しでも思われた方は、♡ボタンのクリックをお願いいたします。
note会員でなくてもクリックできます。
どうぞよろしくお願いいたします!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?