『“同じ”だからこそ、つながりませんか？』

勝利か育成か…

スポーツの世界では、どちらを優先すべきか、

長らく議論されてきました...

結果にこだわり、勝利を目指すことも、

過程にこだわり、育成に力を入れることも、

どちらもスポーツにおける大切な価値観だと思います。

ただ、

ここでもう一つご提案したい価値があります。

それは、「つながる」価値です。

国や文化が違っていても、

『同じスポーツ』を愛する者として、

対戦したり、観戦したり、応援したり…

“同じ”をシェアすることキッカケに、

私たちは、“つながる”ことができます！

ですが、

今の日本のスポーツ界を見渡してみるとどうでしょうか…？

相手チームのことを“敵”と呼び、

試合前後に挨拶を交わして終わり、

その後、楽しい時間を交流することもない...

そんな光景が、容易に想像できるのではないでしょうか？

本来であれば、同じスポーツが大好きなもの同士、

練習試合があるたびに、友達が増えていってもいいものの、

そんな状況は、ほんとうに稀なのではないでしょうか？

そんな現状となっているのは、

私たち大人の環境作りが要因となっているのではないでしょうか？

だからこそ、

私たち大人が、今一度、

スポーツの“つながる”価値に目を向けませんか？

まずは、同じ地域や隣町のチーム同士、

「スポーツを通じてどんなことを子どもたちに学んで欲しいか」

大人同士で、つながることから始めませんか？

そうすれば、きっとそんな大人の姿を見て、

子どもたちも、多様な考え方を受け止める力を

養っていけるはずです…

子どもたちに変わることを求めるのであれば、

まず変わる必要があるのは、

私たち大人ではないでしょうか？

世の中が“大変”で溢れている今だからこそ、

私たち大人が新しいスタートに向けて、

見つめ直すべき“宿題”の一つだと思います。