vol.4 相馬れいこの"幸せ思考"ニューロダイバーシティな子どもたち
私は、会社の事業として児童発達支援事業や放課後等デイサービスという発達障害を抱える子どもたちの通所支援事業所を全国で50ほど運営しています。
私個人の大きなミッションとしても、発達障害の子どもたちを含む全ての子ども達の才能を本気で開花したいと思っている。ということを念頭に読んでいただきたいです。
ニューロダイバーシティ。
発達多様性とも呼ばれますが、経済産業省に記載されている引用文にはこうあります。
ニューロダイバーシティ(Neurodiversity、神経多様性)とは、Neuro(脳・神経)とDiversity(多様性)という2つの言葉が組み合わされて生まれた、「脳や神経、それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し、それらの違いを社会の中で活かしていこう」という考え方であり、特に、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、学習障害といった発達障害において生じる現象を、能力の欠如や優劣ではなく、『人間のゲノムの自然で正常な変異』として捉える概念でもあります。
私自身、この児童発達支援の分野に参入する際に一番の根底にあった考え方そのものです。
"発達障害"という言葉にすごく違和感を感じています。何故なら、私が当時(2011年頃〜)IQgを高め、天才を育てるという幼児教室をしていました。今では少し怪しく聞こえるかもしれませんが、当初から脳科学者の先生ご指導のもと、本気で取り組んでいて、IQがバランスよく150前後の子どもたちがたくさん育ってくれた実績もあります。(現に我が子もどのIQ値もバランスよく、平均145程度のgiftedよりの高いIQ値となりました。ただIQを高くすればいいわけではなく、高いIQをその後発揮できる環境がとても大切であることは、また次回お話ししたいと思います。)その幼児教室の中でも発達障害や学習障害を抱える生徒さんが何人もいらっしゃいましたが、そのお子さん達も環境を整えていくことで、可能性がどんどん開花していく姿を幾度も側で見てきたので、"何故、障害と呼ぶ?"とずっと疑問でありました。
子供に障害という診断がおりることで、親はとても悲しく傷付きます。そして、子どもの可能性を信じることが難しくなること、親子の関係も、眼差しも、以前とは変わってしまうことも、これまでたくさんの保護者の方とお話ししてきて強く感じてきました。もちろん、障害があるということを考慮した環境を整えていける保護者の方々もいらっしゃり、子どもさんと向き合うようになれたことで成長を共に喜び合えるケースもあります。ただ、私としてはどちらにしても、この”発達障害"という呼び名はとてもいい呼び名とは思っていませんでした。
そんな中、世の中的にも、LGBTQなど性的マイノリティや、人種や文化の違いなど、多様性を受け入れ合おう!という新時代へ突入。
そして、"ニューロダイバーシティ"と呼ぶ、このような言葉が世の中に浸透してくれることこそが、私の中での希望でありました。子どもたちの多様性溢れる素晴らしい才能を誰もが認めてほしい。どんな凸凹だってその子らしく素敵な大人へ成長できます。そもそも、凸凹ない平な人など存在せず、皆違って当たり前。すべての子どもたちの可能性を信じて待てる大人が増えること、子どもたちにとっての人的環境である大人が新時代に適応していける世の中になっていくことが私の願いでもあります。
"ニューロダイバーシティー”
多様性を受け入れよう。
簡単ではないこの複雑な現代の中心で生きている子どもたちの環境が少しでも良い環境になるよう、私自身、”幸せ思考”でチャレンジしていきたいとます。
2024.7.15
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