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私とミスiDとこれから

私がミスiDを受けたのは、もう終わりにしようと決めたからです。
これだけだと言葉足らずすぎるので、こう思うに至るまでから書いていきます。また長くなるぞ〜

前にオーディションを受け始めたきっかけは、子どもながらにテレビの中や雑誌に写るキラキラした人たちに憧れたと書いたんですけど、今はそれだけではないとわかっています。でも、幼い頃は本気でキラキラして見えて、なりたいと思っていました。歳を重ねるごとにその思いは少しずつ薄れていって、というより「なれないな」と気づき始めて現実味がなくなっていきました。他にも、お医者さんになる!社長さんになる!職人になりたい(かまどを作りたい)!とあーだこーだ言ってはいましたが、本当にその道に進むことはあまり考えておらず、自ら行動することをしませんでした。そして、そのままずるずると大学生にまでなってしまいました。
こんなことを言うと、なりたいと強く思っているわけでもなさそうなのに、なんでそんなに長く熱心に受け続けてたのかと疑問に思うと思います。受けに行くのもタダじゃないのに。でも、逆に言えば少しでもやってみたいなと思って行動できたのが、これしかなかったんです。ほかのことは思っただけで行動しなかった。きっと、ほかにやりたいことや夢ができて、自分の意思で行動していたらここまで執着することはありませんでした。
本気でなりたいと目指すものがなかったので、少しでもやってみたいなと思うことにしがみついていたんだと思います。きっとこれまで手放したら私は本当にどうしたらいいのかわからなくなるのではないか、と怖かった。本当に真っ暗になってしまいそうで。なので、モデル・女優・アイドル・タレントなど片っ端から受けていろんな事務所のオーディションにも行きました。
そんなことしていると、どうしてこのオーディションを受けたのか、どうしてこのジャンルなのか、どうなりたいのか、聞かれてもぼやっとしていてなにか明確な理由もなく、とてもあやふやで自分でも何でだろうと思うほどでした。受ければ受けるほど、どんどんわからなくなった。
そして、私は顔も飛び抜けて可愛いわけでもないし、なにか惹かれる魅力があるわけでもなく、すごい特技があるわけでもないただの普通の子。多分どこに行ってもこんな印象だったと思います。
今思うと空っぽでその上とてつもなく平凡となると受かるわけないよな。
まだ小学生のころの純粋でドキドキワクワクしながら受けていたころのほうがよっぽど可愛らしかったんじゃないかな。

これも前に言ったんですけど、最初は落ちてもあんまりマイナスなことは考えてなかったです。子どもだからこその強さがあったので。でもまぁ落ち続けるとしんどさも出てくるしいろいろ思うこともありました。本当にいろんなこと、だいたい消極的で暗いことばかり。中学生までに何度も落ちる・選ばれない経験って普通そんなしないもんだから、どう整理したらいいかもわからなくて自己嫌悪っていう方向に向いたんだろうな。それはもうずっと私の底に溜まっていってこびりていてしまった。
しだいに落ちても何も感じなくなって、周りの子は泣いたり、悔しそうにしているのに私は「ありがとうございました」と貼り付けた笑顔で足早に帰ってました。終わったんだなとしみじみ思いながら。何度か最終審査に残ったときも、もちろんそのときは一生懸命で、たくさん緊張もするし、うまくいけばいいなと思って挑むけど、どこか他人事のように感じて、発表の際に自分の名前が呼ばれるイメージを持てなくなっていました。

私は今日で22歳になります。まだ20代前半は世間だと若くてこれからなんでもできる。でもここでは違う。年齢制限で受けられなくなるものも増えてきて、もうここにはあなたの入れる場所はありませんと言われているようでした。本当にもう無理なんだなと思いました。
「あ、ほんとに私は向いてないんだ。なりたいものにはなれないんだな」とそのときにやっぱり諦めきれてなかったんだなと感じたのと同時に、もう諦めないといけないと決心しました。

そこで頭によぎったのがミスiDだった。
3・4年前からミスiDの存在は知っていました。でもあまりに異彩を放ちすぎてて、ただ見ているだけでした。 私の中で「ミスiDは出るもんじゃない、見るもんだ」っていうのがずっとあったので。何にもないつまらない私があそこに飛び込むなんて怖すぎたし、まさか飛び込むとは思ってもいませんでした。
飛び込んだってことは本当に自分の中で崖っぷちで、もうこれで最後だと腹をくくったからです。こうなったら、ミスiDで今までを吐き出したい。取り繕った偽物の面白くない、よく見られたい私じゃなくて、自己肯定感低くて、ぼやっとしてるのに芯があるようなひねくれ者の私でありたい。受け入れてもらいたいとか私を見つけて欲しいとかそんな恩着せがましいことは言わない。それはまず自分自身がやることだから。
ただ踏み台にしたい。私の最後で最初の踏み台に。そりゃ、受け入れてくれるなら、見つけてくれるならそれに越したことないけど、それでお終いじゃないから。思うにミスiDはゴールじゃない、私にとってスタートライン。いろんな意味での。それに自分ができないのにミスiDに押し付けるのはどうかと思って。今ミスiDを通して[私]を少しずつ認めてあげようと、一緒に歩いていこうと頑張ってるから、その姿を見てもらえればいいかなと…。そして、その先に続く道があればいいなと…。

それに、今まで受けてきたものは外見・特技などなにか目に見えて惹かれるもの重視で選別されるものばかりでした。というか、ほとんどのものがそうだと思います。パッと見て一瞬でどちらかを選ぶ、言ってしまえば奥は見られてなくて、上のほうの輝くところだけで判断される。
でも、ミスiDは私たちをひとりの人として向き合うし、生き様とか才能とか、とにかくその人の「何か引っかかる」を多方面から引っ張り出して可能性や将来にかけるオーディションなのかなと感じます。すごく個人を知ろうとしてくれるし、変わろうとする・我が道を突っ走るのをなにも止めずに、こだわりとかも否定せずにとりあえず受け入れてくれる。そのこと自体が本当に初めてで、「いりません」と一瞬で否定されたと感じてしまっていたというトラウマやもしかしたらまた一緒なんじゃないかという考えはミスiDには関係ないんだなと思いました。ここまでくるとすごいと言うか、逆に心配になるレベルです(勝手に)。
なんでも受け入れて向かい合うからこそ、魅せ方とかピンポイントに引っかかるところとかを自分で考えたり、知っていかないといけないので、それはそれでつらいときもあるけど。私みたいなぼやぼやタイプの場合は。でも、足掻くことはできるし、それをちゃんと見てくれているという安心感があるのとないのでは全然違うから。
そういうところに惹かれたんです。私にはもうここしかないと、最後のドアを叩きました。いい意味で裏切られて、でも裏切られなくて救われました。


そして私は今[演じる]ということに興味があって、女優さんになりたいなという夢もあります。この歳で、しかもミスiDでこの理由すらなんでだろうなぁって言ってたら本当に呆れられるので、なぜそう思ったのかについて改めて考えました。それでも漠然とした理由になっとるかもしれないです。
前に「なんで女優さんになりたいの?」と聞かれたことがあって、そのときは、違う人生を歩んでみたい、私じゃない誰かになりたい、今の私とは切り離された存在と出会いたいからと言いました。そこに魅力を感じていて、今でもそう思っています。

これも何度も言っているように私は私をあまり認めてあげられないし、褒めてあげられません。そして、私が何者かよくわかっていません。自分でもうまく伝えられない。それだと、私でいることが嫌だから違う誰かとして生きてみたいと現実逃避というか、演じるというより私を捨てるための選択だなと気づきました。それはちょっといろんな意味で悲しいし、失礼だよな。
人はすぐには変われない。本質的で深いところにあるのものならなおさら。でも、この数カ月不貞腐れたり、嫌いになりかけたり、しんどくなって苦しくなったり、それでも私と向き合って前より少し私を知れて、整理できました。今まで他人を気にしすぎて、私を放ったらかしにしてた分、改めて見てみると想像以上にぐちゃぐちゃだった。ミスiDを通して、そのぐちゃぐちゃに散らばっていたものをとりあえず1つの箱に入れることができた。帰る場所が見つかった。安心した。
帰る場所が、戻れる場所があるとわかった今、やっぱり私は演じてみたいと思った。なんの経験もないし、たくさんドラマ・映画を観るわけでもないし(今映画を少しずつ観始めてはいますが)、演劇を観に行ったこともないし、全然詳しくない。でも、やっぱりやってみたい。帰る場所があるから行っていいんだと思えて、何にでもなれるんじゃないかって気持ちを思い出した。まだ私を好きでいたころに抱いていた気持ちを。

私はこれで最後。どうなるかなんてわかんない。希望の道に先があるのか、違う道を歩むのか。誰がなんと言おうと私は頑張ったから、後悔はしない。まだ終わってないけどね。ミスiDを受けて、今まで意識的にも無意識のうちにも目を逸らしてきたことに正面から向き合って、得たものも思い出したものたくさんある。今回は他人事じゃなくて、「私のことだ」って胸を張って言える。

なんか頑張った自慢とかミスiDへの感謝の言葉みたいになってるけど、私がどうしてミスiDを受けたのか、これからどうなりたいのか、はこんな感じです。多分ぼんやりしててわからんわ!ってなるかもしれないけど、これが私の限界です。ごめんなさいね…。           でも、私がミスiDを受けてこの通過点から最終的にここに繋がるといいなと思ってます。永遠のテーマ。


自分の人生で私が1番に幸せになる。


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