本当の福祉とは②
こんにちは。名古屋で伊勢茶カフェの店長をしています、松本壮真(まつもとそうま)です。
実は密かにクラウドファンディングをやっていたのですが、なんと本日2日目にして達成しました!(パチパチパチ)
伊勢茶を味わうおうち時間 心穏やかな時間と新しい発見を届けたいhttps://camp-fire.jp/projects/266902/backers#menu
これ実は、4月に新しく入ったスタッフ(後藤さん)がほぼすべてやってくれました。めっちゃ大変だったと思います。入ったばっかりですし。会社の事すらよく分からないですし。自社のwebサイト観ながら、色々聞きながら、自分なりに書いてくれて、作ってくれたんだと思います(リモートなので全然どうやっていたのか詳しく把握してません…笑)。
いやーよかったなぁと思いました。本当に。コツコツと、本当に地道に地道に成立するために頑張っていました。本当に大して僕は何もしていないです。だからこそ嬉しかったです。僕がほとんどやって後藤さんに手柄を渡したとかじゃなくて、本当に素直に僕は何もやってなくて(笑)、後藤さんが一人でやって成功したからこそ嬉しく思います。
以前のページで書いたのですが、成功体験をデザインできてよかったなと思いました。社内政治的にも上手くいってよかったです。
では、一気に話を切り替えて、今日は昨日の記事の続きを書きますね(余韻に浸る暇なし)。もしまだ昨日の記事を読まれてない方はぜひ→『本当の福祉①』。
今日は、(福祉の何が正解なのかは分からないですが)僕としては将来こういう事をしたいなぁっていうのを書きます。
働けばいいのでは……?
僕は、高齢者の方が将来働ける場所をつくりたいと思っています。
「おいおい、高齢者をコキ使う気かよ」「いつまで働かないといけないんだ…」みたいな声が聞こえてきそうですよね笑
僕は大真面目にそんな場所をつくりたいと思っています。昨日の記事で、①達成感がある②「ありがとう」を言われる③変化があるという環境が必要だと書きました。
仕事をするともれなくコレらが付いてきます。僕の中では、本当の福祉とは上勝町の葉っぱビジネスのような場所なんじゃないかなぁと思っています。
ここの高齢者はイキイキしています。パソコンをカタカタしながら「その日の仕事」を自分で探します。自分の頭で考えて、自分が思うように好きなように行動します。そして「孫に小遣いをあげるのが楽しみ」と言います。
頭を使って、身体を使って、そして誰かにもらって、誰かに与えて。そんな毎日が楽しいんじゃないかなぁと思います。
もちろん高齢者全員に働けと言うつもりはありません。「働きたい」「何かしたい」と思う人が働ける場所があるといいなと思っています。
接客をすれば頭を使うし、笑顔をもらえるし、もちろん給料をもらえます。農業をすれば作物が出来る楽しみがあります。そして、「こうすればいいのではないか」という仮説を立てて検証するという事を大事にする場所であれば、頭を使います。
週5で働かなくてもいいから、週3とか週2とか、自分のペースで働ける場所を作りたいなぁと思います。もちろん課題は山盛りです。赤字経営では意味がないのでちゃんと黒字(少なくともプラマイゼロ)でないといけません。それを週2~3などの軽めの人員のみで達成可能なのか。激しい運動や俊敏な動きなど「出来ないこと」も多いから、それも考慮しないといけません。いわゆる老害と言われるような人もいるかもしれません。色んなハードルがあると思います。でも、無いよりは絶対あった方が良い場所だと思っています。だからやります、将来。
もちろん、働く場所を作ったからと言って「好きにしていいよ」ではめちゃくちゃになると思います。サボる人、突然来なくなる人、揉める人などなど。やはりルールは必要で、ちゃんとルールを守ってもらうようにしないといけません。これって結構正直難しいと思います。
介護施設にいる方がラクかもしれません。「お客さん」的な立場でいられるから。でも、働く方がきっと真面目にやる人にとっては楽しいと思います。ハリのある生活だと思います。
少しリアルな話をすると、こういう事業をする場合、個人事業主としての高齢者と契約を結ぶという形が良いかなと思います。社員として雇ったりするとややこしいんですね。何か問題があった時に。僕は基本的に、善い人が報われる社会であって欲しいと思っています。善い人の定義は難しいですが、少なくとも今の社会は必ずしもそうはなっていないと思っています。善い人たちが気持ちよく働けるように、気持ちよく過ごせるように、最悪の場合にはそうでない人に「ごめんなさい」としないといけない場合があります。だからこそ、個人事業主としての高齢者と契約する形が良いのかなと思います。
2年くらい前につくったザックリの収益モデルです。こんなイメージです。
学習事業と掛け合わせる
学習事業もやりたいと思っています。少し逸れますがビジネスの勉強をできる環境があるといいなと思っていて、その事業と福祉事業を掛け合わせて学習事業側には「実践」の経験を積んでもらって、福祉事業側としては若い人と真剣に交流するという機会を持ってもらいたいと思っています。
これも2年前につくったものです。
福祉事業のコンセプト
これは農業の学校に行っていた時のプレゼン資料なのですが、当初は「『もっと生きたかった』と思って死んでいって欲しい」としたのですが、『さすがに言葉のインパクトが強すぎる…』と先生に言われて修正しました笑
この言葉にもちゃんと理由があるんです。
おばあちゃんから「もういつ死んでもええわ」という言葉を聞いた事があったんですね。その時にそれってすごく寂しいなと思いました。もう満足!充分だぜ!って意味ならいいのですが、生きていてもあまり楽しくないという意味なら本当に悲しいなと感じました。
だからこそ、死ぬ直前に「もっと生きたかったなぁ」って後悔するほど充実した毎日を送ってほしいと思いました。
無気力ならずに、イキイキと生きてほしいと思っています。
健康寿命は身体の健康にフォーカスされがちですが、心の健康も改めて考えてみたいと思います。
今日はここまでにします。
最後までありがとうございます
ではまた明日
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