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有名な経営者の「ナンバー2」ってどんな人?

「幹部」の中にいる「右腕:ナンバー2」の存在

皆さんが社会人であり、企業という組織に属する会社員であれば、社内で「幹部」という言葉をよく耳にすることでしょう。そもそも「幹部」という言葉の意味や定義を考えたことはあるでしょうか。

私たちは「企業という組織の中心となる者」が幹部と定義していますが、その幹部の中でも、一番近くで経営者のことを支える「右腕:ナンバー2」の存在があります。

みぎ‐うで【右腕】
① 右の方の腕。
② ある人のいちばん信頼している有能な部下。
出典:精選版 日本国語大辞典より

ナンバー‐ツー(number two) 
1 第二番。第2号。
2 ナンバーワンに次ぐ実力者。
出典:小学館 デジタル大辞泉より

このように「ある人」や「ナンバー1」は経営者のことを指し、「経営者が一番信頼している有能な幹部」が右腕・ナンバー2ということがわかります。

中小企業・ベンチャー企業の場合は、そもそも「幹部」と呼ばれる役職を持つ社員が少ないこと多く、幹部層の離職や定年退職による役職の空席といった可能性を含めて、経営者に次ぐ役職を持っている人材が、必ずしも「経営者が一番信頼している有能な幹部」である右腕・ナンバー2とは限らないということも事実です。

ここではナンバー2という表記に統一し、話を進めていきます。この「ナンバー2がほしい!」と話す経営者様をたくさん見てきました。

とはいえ、そもそも「経営者が一番信頼している有能な幹部」という定義に当てはまるナンバー2とは、どんな人物なのでしょうか?

今回は、大手企業の有名な経営者を支えたナンバー2の人材をピックアップしてみました。

孫正義の右腕:マルセロ・クラウレ

ソフトバンクグループの元副社長執行役員COOであり、SoftBank Group International(SBGI)の元CEOだったマルセロ・クラウレ氏。ソフトバンクグループに9年間在籍し、海外戦略の重要な役割を果たし、代表取締役会長兼社長執行役員である孫正義氏の右腕と呼ばれた。在任中は米通信会社Sprintの再建や、T-MobileとSprintの合併、WeWorkのリポジショニングなどに貢献したと言われている。

本田宗一郎の右腕:藤沢武夫

本田技研工業の副社長だった藤沢武夫氏。創業者である本田宗一郎の名参謀と言われ、日本企業の「理想のナンバー2」と呼ばれた。本田技研工業を世界的な大企業に育て上げ、本田氏は藤沢氏に実印と会社経営の全権を委ね、「車を売る藤沢と車をつくる本田」という役割分担で、自らは技術者に徹していたと言われている。

スティーブ・ジョブズの右腕:ティム・クック

株式会社Appleの前最高経営責任者であるスティーブ・ジョブズ氏に見出され、彼から後継者の指名を受け、最高経営責任者を担ったティム・クック氏。カリスマ的な天才と称されたジョブズ氏の信任が厚く、何より「アップルイズム」を誰よりも深く理解し、ビジネスとして形にできた人物であると言われている。

その他、豊田喜一郎氏の右腕である石田退三氏、松下幸之助氏の右腕である高橋荒太郎氏や、井深大氏の右腕である盛田昭夫氏など、カリスマ経営者を支えるナンバー2が存在していました。

あなたが理想とする、ナンバー2はどんな人物でしょうか?

補足:実在しない「有名なナンバー2」とは

アニメや漫画作品においても、『キングダム』の、『ワンピース』のロロノア・ゾロ、『銀魂』の土方十四郎、『東京リベンジャーズ』の龍宮寺堅(通称:ドラケン)など、組織をまとめる人材を支える役割を担うナンバー2のキャラクターが印象的ではないでしょうか。

私たちが提案する最強のナンバー2チーム

経営者の右腕は、探さずしてつくるものです。今いる社員の中から「数字さん」「管理さん」「影響さん」「信頼さん」といった条件に当てはまる人材を選び、ナンバー2チームを結成します。頼れる右腕を、チームとして育てましょう。

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