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コロナ禍での目標数字の伝え方【情熱社長倶楽部】VOL.55


平素より大変お世話になっております。
ソリューションの長友です。

本日より緊急事態宣言が一部解除になり、
経済活動に動きが出てくるかと思います。

どのような影響があり、どう手を打っていくのかは、
経営者や経営幹部だけでなく、
全社員が考えていかないといけませんね。

気の緩みから第二波や第三波が来ないように、
徹底的な感性予防対策をしていきましょう。


さて、ゴールデンウイークが明けて1週間経ち、
クライアント様からのご相談として増えているのが、
今期の目標数字のことです。

大手各社が決算報告や今期の予測数字を発表しておりますが、
昨対比で大幅な減になっております。

経営者としては、正直、先行きが読めない状況のため
どのように舵を切るべきか、判断することが難しい時期ですが、

ただ、こんなときだからこそ、社員にとって
目指すべき「定量面の目標」がないことは
組織としてのマイナスになります。

そのため、きちんと示していくことが重要なわけですが、
ここでのポイントは、定量面の目標だけでなく、

「定性面の目標」や「今期の方向性」など、
ただ数字を示すのではなく、具体的な行動を促すような
理念に基づいた方針を発表することが、
組織を動かす上で重要です。


弊社も4月から新しい期がスタートしておりますが、
4月度に大幅な数字の減少があったため、
ゴールデンウイーク明けの5月7日に

オンラインの全社会議にて、今期の目標を
当初の年間目標に対して下方修正し、発表しました。


ただ、目標数字は下方修正しましたが、
今期の方針や取り組み内容は変更せず、

1つだけ「オンライン戦略」を追加して、
時代の変化に対しての動きを
全社単位で考えていくことを決めました。


今期の方針や取り組み内容を変更しなかった理由としては、
コロナの影響はありますが

・大切にしていきたい考え方や行動
・お客様から必要とされていること
・社会に対して実現したいこと
・SOLメンバーに対して成長して欲しいこと

は、全く変わっていないからです。


仮に、コロナがなかったとしても、

世の中にはライバル会社もありますし、
お客様のニーズの変化もあります。

いかなる時も変化に対応し、
変化に強い組織にしていくことが必要です。


だからこそ、今回のように外部環境の変化があったとしても、
自らの信念や会社の軸に沿って、
意思決定をしていくことについても、
変わりはないと私は感じています。


目標数字や戦略、戦術には
外部環境によっての影響はあると思いますが、

・理念(大切にしていること、大切にしていたいこと)
・ミッション、ビジョン(実現していきたいこと)

は変わらないはずです。


経営者様は、一度、立ち止まり、
経営幹部の皆様と共に目線を合わせ、

自社の「変わらないこと」を再確認する時間を取り、
変化に対応できる組織を創り上げていただきたいと
私は願っています。


今だからこそ、描いていた理想の組織に向けて、
改革するチャンスかもしれません。

この時代が変わるこの瞬間に、
“今いる”ことを楽しみ、新しい歴史を創っていきましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

長友 威一郎


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