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はたらく女性の妊娠と出産を考える「SOLUME」、はじめます。

こんにちは、ハヤカワ五味です。
今年、28歳。結婚や妊娠、キャリアをどうするか悩む人が、周りに増えてきました。実際に妊活や出産などのアクションを起こす人がいる一方で、友人のなかには、似た疑問や悩みを持っている人が何人もいることに気づきます。

「子どもを育てるには、どれくらいお金がかかるんだっけ?」「妊娠って、すぐできるのかな?」「無痛分娩がいいんだけど、24時間対応してる病院って結構少ないね……」などなど。

それぞれの状況は違えど、近しいことで悩んでいる女性が、潜在的にはもっといるような気がしました。でも、そうした悩みを解決する適切な情報や、お互いに相談し合えるようなコミュニティは、意外と見当たりません。
ビジネスだったらとっくに書籍にまとめられて、有益な体験談がたくさんシェアされていそうなくらいのテーマなのに、妊娠・出産に関しての学びは、なぜか各自の手探り、知り合いに片っ端から聞くような形になりがちな気がします。

こんな状態で、妊娠・出産にすんなり取り組めるものでしょうか。仕事に置き換えてみると、まったく知らない業務や不確実性がある計画を、なんとなく進めることってありません。わからないままチャレンジするのは、やっぱり怖いです。

私個人のことで言えば、そもそも本当に子どもがほしいのかも、まだよくわかりません。自分のことでいっぱいいっぱいなのに、ほかの命を預かるなんてできるのだろうか。パニック発作の持病があるから、約10ヶ月も自分の体内に別の何かがある状態にも、耐えられるのか不安です。子育てに興味はあるけれど、子どもをすごく可愛いと思ったことも、じつはあんまりない……。

ただ、出産はタイムリミットがあるもの。子どもを持つかどうかを考えることと並行して、情報収集はしていったほうがいいと思っています。

「はたらく女性」はマイノリティなのかもしれない

だから、妊娠・出産まわりのことを、いろいろと調べてみました。医学的な知識は、お医者さんの監修記事なども多く、それなりに手厚い情報提供がなされているようです。経験者の方々も、ブログやSNSで多くの体験談を発信してくれています。でも、本当に知りたいことには、まだ足りない……。

たとえば、私ははたらくことがとても好きで、仕事は自分のアイデンティティのひとつです。もしも将来子どもを持つことがあったら、お金はなんとか稼ぐから、家事育児のアウトソーシングなども有効活用しつつ、仕事と子育てを当たり前に両立していきたいと考えています。

一方で、はたらくことが好きな方の体験談を探してみると、産後1ヶ月足らずで復帰するようなスーパーウーマンが多数。いや、私、そこまではできる気がしない……! 仕事は大好きだけど、軟弱なのでほどほどのバランスでやっていきたいように思います。
だから、似たような考えで子育てをしている方の体験談を、もっと聞きたいのです。それが、案外見当たらないんですね。

それから、妊娠・出産に対する不安も、なかなか解消されません。お産にはさまざまなトラブルがつきものなのはわかっているけれど、ネット上では、大変だったエピソードばかりが目立ちます。誰もが大なり小なりしんどい思いをすることだからこそ、なんの問題もなく順調だった方が、そういう体験を話しにくい側面もあるのでしょう。本当は、もっとポジティブで安心できる話も聞いておきたいのに!

そのうちに私は、これまでどおりはたらき続けていく道を選んだら、結婚や出産は人生の選択肢に入らないのかもと、心のどこかで感じるようになっていました。知りたい情報がこんなにも見つけられないなんて、私の「知りたい」はマイノリティなのかもしれない、とさみしく感じたりもしました。

だけど、はたらく女性はどんどん増えていきます。そんな社会で、私と同じように知りたい情報や選べる選択肢が少ないと思ったり、その先で孤独を感じてしまったりする方は、きっといるはず。だからこそ、自分らしく妊娠・出産と向き合うためのさまざまな手段を集めて、提示したいと考えました。

そうして立ち上げたのがブランド「SOLUME」です。「Solution」と「Me」を掛け合わせて考えました。

どこまでいっても個人のものである妊娠・出産に、私たちは答えを提供することはできないと考えています。だけど、何かしらの解決につながる策を、さまざまな形で提案していきたいのです。

妊娠と出産は、
もっとロジカルにできる。


妊娠と出産に、悩みはつきものです。
だからこそ、多くの意見や情報が飛び交い、
何を信じたらいいのか、何が自分に合っているのか、わからなくなってしまう。

女性を取り巻く環境が大きく変わっている今、
すべての女性が、適切な情報にいち早くアクセスできるように。
そして、納得した選択ができるように。
妊娠や出産に関わるあらゆることを
テクノロジーと知見でロジカルに整備します。

おまじないではなく、確かな情報を。
科学的根拠に基づいた、適切な管理を。
精神論ではない、正しいメンタルケアを。
進化した女性のロールに合わせた、新しい選択肢を。

一人ひとりが、自らの意思で妊娠・出産と向き合い、
心からの喜びと共に、新しい命を迎え入れられますように。

「正しい情報×一人称の知見」を届ける

SOLUMEブランド立ち上げと同時にはじめたのが、この「SOLUME library」というnoteです。私がほしかったような情報をどんどん蓄積していく、参考書や図書館のような場にしたいと考えています。

コンテンツ制作で大切にしていきたいのは、正しい情報×一人称の知見。まず、医療的な範囲はきちんと正解があるものだから、専門家の監修を受けつつ、正しい情報を提供していきます。

でも、それだけでは足りません。「働きながらいつ産むか?」「パートナーとの協力体制はどうつくる?」みたいに正解がないテーマは、さまざまな個人の体験のなかにこそ情報があるもの。だからこそ「この人の話は参考になる」「このエッセンスを取り入れよう」といった使い方をしてもらえるように、一人称の知見をたくさん集積していきます。

もちろん、何かを押しつける気はまったくありません。さまざまな情報や意見のなかから、自分に合うものを選び取っていただけるメディアにしていきたいのです。私だって、本当に自分が子供を持ちたいと思っているのか、未だに結論は出ていません。一緒に、自分なりの結論を見つけるため、知っていきましょう。

note上で使用しているビジュアルも、そんなところに心を配りました。
妊娠・出産のコンテンツといえば「あたたかい」「母性」「幸せ」といったムードが漂う、ピンクがベースのやわらかなビジュアルになりがち。あの、画一的な母親像を決めつけるような雰囲気が、ずっと不思議でした。だって、子どもを産んだって、別の人間になるわけじゃありません。

SOLUMEでは妊娠・出産を、ある意味でフラットに「生活や身体の変化」「人生の通過点」としてとらえています。その事象に対して「妊娠したから幸せでしょ」「子どもを産んだら愛情たっぷりのお母さんになるね」といった押しつけはしません。みずからそう感じるのはとても素敵なことですが、ブランド側が決めつけることではないからです。

いままでの生活から、シームレスに妊娠・出産を体験できるように。出産を経て「母親」という役割が増えても、これまでの自分をそのまま尊重できるように。「いままで使っていた肌なじみのよいもの」をイメージして、シックなトーンで仕上げています。

聞きたい話が聞ける、クローズドな場も

もうひとつ特徴なのは、クローズドの記事がある、ということです。一本まるごとだったり、記事の一部分だったりすると思いますが、今後の更新ではそうした「クローズド」の部分を設けていきます。

私自身、購読者限定のnoteマガジンをもう6年ほど続けています。クローズドな場で情報を発信するのって、突っ込んだ話もしやすいんですよね。それはおそらく、こうしたメディアでもそう。

だから、一部をメンバーシップ限定にすることで、聞きたい話が聞ける場を、自分の体験談を話したかった方が話しやすい場を、つくっていきたいと考えています。クローズドだからこそ話せる内容が溜まっていくことには、大きな意義があるはず。

なるべく無料で読める部分を多くしながら、よりリアルな情報を求める方にはクローズドな場を、というように使い分けをしていきます。

メンバーシップは5月よりスタート予定です、本noteアカウントやSNSをフォローいただきお待ちください。

すでに妊娠・出産に取りかかっていて、パートナーと今後のことを話し合いたい方々には、SOLUME libraryを、二人の間を取り持つものとして使ってもらえたら最高です。パートナーとちゃんと話し合いをすることってめちゃくちゃ難しいから、よいきっかけやガイドラインが必要になるときがあります。そんなときに、気になる記事をシェアしてみていただけたらうれしいです。

すべての方が、選択肢を持つべきだから

今回つくっていくSOLUMEは、はたらく女性をメインターゲットとするブランドです。でも、仕事の有無にかかわらず、誰もが正しい情報を得て、できるだけ心地よく、自分らしい妊娠・出産・育児ができるべきだとも考えています。

SOLUME libraryが、ひとつでもあなたの悩みに寄り添って、選択肢を提示できる存在になりますように。


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