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複業人材活用をアップデートする新サービス・ソリューションバンクをなぜリリースしたのか?

いつも複業クラウドをご利用いただいている皆様、応援してくださっている皆様、ありがとうございます。
株式会社Another works 取締役CTO兼プロダクトオーナーの塩原です。Another worksは、複業クラウドという企業とタレント(複業したいフリーランス・正社員)を複業でマッチングするサービスを運営している会社です。

今回、この複業クラウドのシリーズとして新しく「ソリューションバンク」というサービスをリリースしたので、リリースに至る背景や今後のビジョンについてお話しさせていただきます。

ソリューションバンクとは何か?

複業クラウドは、これまで企業様向け複業クラウドとタレント様向け複業クラウドと二つのサービスを提供していました。

タレント向け複業クラウド
企業向け複業クラウド

今回、企業様向け複業クラウドをリブランディングして新しくリリースされたサービスが「ソリューションバンク」になります。 

リリース前の複業クラウド
新リリース後の複業クラウド

今まで複業クラウドとして提供していたものは「タレントバンク」として新しくサービス名を定義し、そこに「ソリューションバンク」という新規サービスが加わることで、複業クラウドシリーズとして二つのサービスを企業様向けに提供開始しました。

「タレントバンク」は、複業クラウドを利用しているタレントに対してスカウトや求人を掲載して募集を行うダイレクトリクルーティングサービスでした。

一方、「ソリューションバンク」は、複業クラウドを利用するタレント側から、複業で解決可能な事業課題や経営課題のソリューション提案を行い、企業側がマッチするソリューションに対して交渉を行うというサービスです。

タレントバンクとソリューションバンクの違い


このように"ソリューション"が並んでいます

なぜソリューションバンクをリリースしたのか?

複業クラウドは月額でお金を払うことで複業人材を採用し放題のため、採用すればするほどお得になるというサービスです。
直接契約かつ職種も多種多様のため業務内容なども自由に設定することができます。

うまく活用できれば従業員の半分を複業人材で組織づくりをするといったことも複業クラウドを使って行うことができます。

一方で今はまだ正社員での雇用が主流であり、複業人材を活用した組織作りを積極的に行っている企業は多くはまだ多くはありません。

実際に私たちが行った調査では約9割の方が複業採用を検討もしくは推進しなければならないと回答している一方で8割の方が採用難易度が高そうだもしくは高いと感じている方がいるという結果が出ました。

新サービスである「ソリューションバンク」では次の二つの課題を解決することを目的としてリリースを行いました。

  1.  【顧客課題】人手不足だけど採用に工数をかけることができず、結果的に人手不足が解消しない

  2. 【社会課題】 法人側の複業人材活用促進が進んでいない

【顧客課題】人手不足だけど採用に工数をかけることができず、結果的に人手不足が解消しない

採用工数不足というのは正社員採用においても同じことが言えると思います。

また複業採用するにあたって、業務の要件定義を行うジョブ型採用である必要があります。そのため一定現場感を持っていなければ求人を作成することが難しいというような課題もあります。

複業クラウドでは以前から求人自動生成機能という機能を実装することでこの問題の一部解消に取り掛かりました。

こちらの機能の特徴は求人作成の工数を削減するのはもちろん、それ以上に最初から複業人材活用がうまく行きやすいように業務分解されたジョブ型の求人を選択してから作成することで前述の課題を解決することに貢献しています。

求人自動生成機能のテンプレート選択画面

しかしながらこの機能だけでは課題の根本的な解決には至りませんでした。

これは私が実際にお客様とのMTGで体験したことなのですが、そのお客様は求人自動生成機能を使って動画の編集の複業求人を作成していました。

スカウトを送るためにタレントのプロフィールを検索・閲覧していたのですがそのお客様が求めていたのは企業の社内向け研修動画を編集した経験のある方を求めていました。

一方でタレントのプロフィールには、動画編集という業務に対して求める情報を書かれている方はあまり多くなく結果的にスカウトを送るための選定に時間がかかっていました。

複業人材は業務を切り出してお願いすることで場合によっては正社員やフルタイムで採用するよりも費用対効果高くパフォーマンスを発揮してくれます。
一方で業務を切り出すことで当てはまる人材を探すことが難しくなるといった課題が発生しました。

この課題を解決するために「ソリューションバンク」ではタレントがソリューションのカテゴリーごとに「ソリューション」という課題解決策の提案(求人の逆のようなもの)を作成することができます。

またカテゴリーごとに項目もカスタマイズされており、各カテゴリーで企業側が詳細に知りたいであろう情報を記載できるといったものになっています。

例えばテレアポであればどんな商材を売っていたかといったことが書けたり、動画編集ならどういうジャンルの動画編集の経験があるかといったカテゴリーに最適化した項目を記載することができるようになっています。

またタレントから提案しているということもあり、企業側はスカウトといったこの業務自体を受けてくれるのかどうか気にする必要はなく、業務を前提として具体的な条件や内容を交渉することからスタートできることで忙しい現場の責任者やリーダクラスの方が自ら少ない工数で採用することができます。

【社会課題】 法人側の複業人材活用促進が進んでいない

実は複業採用では一部の職種や業界を除き働きたいタレントが多く、受け入れ企業が少ないといったバランスとなっています。

これは個人の方はこれからのキャリアや働き方といった部分で複業に関して興味関心を持っている方が多く、反対に企業側は1つ目の課題にもあったように複業人材の活用という部分でまだまだ遅れている部分があります。

また複業クラウドのタレント様は非常に優秀な方が多く集まっているというのが一つの特徴となっています。

企業以外にも100を超える自治体様に複業クラウドを使っていただいているのですが、毎回このようなハイレベルな方々が登用されております。

その特徴を活かして複業クラウドのタレント側に複業活用のソリューションを行っていただくことで、顕在的な課題の解決はもちろん企業側が気づいていない潜在的な課題の解決ニーズを掘り起こすためにソリューションバンクをリリースしました。

実際にテスト版として一部機能を事前にリリースしていましたが、全てのカテゴリーに対して満遍なく様々な"ソリューション"を作っていただき、
実際にこの仮説は外れていないことを確信して新サービスのリリースに踏み切りました。

最後に 今後の複業クラウドに関して

複業クラウドはタレントバンクとソリューションバンクという二つのサービスを内包することで、プラットフォームとして選択の幅を広げることができました。

タレントバンクはうまく言語化できないけど、この人と働きたいといった人をベースにしたマッチングを
一方でソリューションバンクでは解決しなければいけない課題を確実に解決してくれる良質な解決策をベースにしたマッチング

このように場面に応じた選択肢を作ることでより複業の幅を広げることができました。

私たちのミッションは「複業の社会実装を実現する」ことであり、そのためには一つでも多くの複業を生み出す必要があります。

複業クラウドはこのミッションを達成するためのマルチプラットフォームとして進化を続けていきます。

最後になりますが、いつも複業クラウドを活用していただいている企業様、タレント様に改めて感謝申し上げます。



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