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映画『Secret of Pukapuka』私たちの知らないぷかぷかさん

障害のある人が、あんなに楽しそうにしているのを初めて見た

2020年 年の瀬、NPO法人 ぷかぷか 理事長 高崎さんのご厚意により、『Secret of Pukapuka』のZOOM上映会を開催しました。この映画は、3年ほど前にカナダのバンクーバーで開かれた世界自閉症フェスティバルで上映された映画です。

早速、興味を持ってくださった女性5名で映画をみました。そこで感じたことや相模原障害者殺傷事件について、さらに、障害のある人と暮らす社会など、ステキなお話しができたのでシェアしたいと思います。

冒頭の文章は、この上映会のあとの感想の一つです。

障害のある人について話すことがタブーと思っていましたが、みんなで普通にフラットに会話できたことがとても新鮮でした。そして、これが当たり前の世の中になるといいなと感じました。

よろしければ、ぜひ最後までお付き合いくださいませ。

『Secret of Pukapuka』予告編

障がいのある人との接し方がわからない

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映画を見る前に、ざっくばらんに雑談をしました。その時のお話しがこちらです。

・何かしたいけど何をして良いのかわからない
・障害のある人を雇用しているのでもっと仲良くなるためのヒントが欲しい
・障害のある人に追いかけられて怖い思いをしたけれど福祉に興味がある
・障害のある家族がいて今まで間接的なサポートだったが直接サポートしたり福祉に貢献したい

私は、介護士として、身体障がい者で他界した父を看取った娘として、福祉に強い関心があります。LGBTQの味方であるアライの活動もそういった想いからです。相模原殺傷事件では、介護の現場でも危惧しているので興味を持っていたところ、ぷかぷかさんに出会いました。

その時の記事がこちらです↓↓。

私は、障害のある人と交流していなかったことに気がついたので、もう一歩近づけたら良いなと言う思いで、映画を見ていました。

障害のある人の生き生きとした笑顔が最高でした

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映画を見終わったみなさまの感想です。

・暗くてあんな音がしているのにぷかぷかさんがパニックを起こさないなんて信じらない。よっぽどの信頼関係なのだと思った
・ぷかぷかのみなさんがふらっとに普通にしている姿に感激しました!
・障がい者の方、その家族の方のために何ができるのか、見つめ直すいい機会になりました!
・違った角度から考えるキッカケ、気付きがありました。
・この映画をみて思い出しました。筋萎縮性側索硬化症(ALS)という難病と生きる武藤将胤さん、理屈なくかっこいい武藤さんの映像を見たら、偏見とか差別とか重苦しく考えていた事が吹っ飛びます。武藤さんのような、かっこいい方と知り合うのが一番の近道なのかもしれないなと最近思いました
・ぷかぷかさんは何もできないというのは偏見だったと思いました
・みんな笑いっぱなしで生き生きしていた

そこには、怖いとか、何もできないというぷかぷかさんではなく、今まで知ることのなかった生き生きと楽しそうに過ごすぷかぷかさんがいました。

高崎さんの「障がいのある人たちとはいっしょに生きていった方がいい」というお言葉そのまんまが表現された映画だと感じました。

小さい頃から多様な人と交流していく環境づくり

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最後に、知的障がいのある双子の弟さんがいるお姉さんのお話を紹介します。

そのお姉さんにはお子さんがいらして、そのお子さんと弟さんたちとは普通に遊んで育っているそうです。そのためお子さんたちは、学校の友達と障害のある弟さんたちと、別け隔てなく遊んでいるというお話しでした。

相模原殺傷事件でも、もし植松死刑囚が、小さい頃からぷかぷかさんと遊ぶ環境にあったなら、あんなおぞましい事件は起こさなかったのではないかと考えます。ということは、犯人はもちろん悪いのですが、そうさせてしまった社会にだって責任はあると思うのです。

ぷかぷかさんが身近にいることが当たり前の環境になれば、世の中はもっと変わっていくのだと想像します。

今回の映画をきっかけに、普段口に出してはいけないと思っていたようなことを、普通にフラットに会話できたことがとても良かったです。

そして、繰り返しになりますが、そういう障害のある人の話を当たり前にみんなでできるような社会になるといいなと心から感じました

そのためにも、このような上映会やワークショップ、意見交換などの機会を作っていきたいと思います。もし、興味をもっていただけましたら、ぜひご参加くださいませ。

以上、NPO法人ぷかぷか 映画『Secret of Pukapuka』の上映会とその時の感想のご紹介でした。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

あなたは、障害のある人と暮らすことをどう思いますか?


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