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「ワーケーション」向きの九州・沖縄の温泉地10選

「おんせん県」の大分を筆頭に、温泉資源にめぐまれている九州地方。冬場は温暖な気候も魅力である。

今回はワーケーションで滞在したい九州・沖縄地方の温泉地を10カ所紹介する。

①雲仙温泉(長崎県)

標高700m、雲仙国立公園内にある温泉地。平地に比べて5℃気温は低い。明治以降はアジア在住外国人の避暑地として栄えた高原リゾートである一方、雲仙地獄などの荒々しい自然を間近に感じることができる。源泉は豊富で、宿泊施設のほか、共同浴場でも乳白色の湯を堪能できる。2021年には「コワーキングスペースH.U.B雲仙」がオープン。

②別府温泉郷(大分県)

「温泉のテーマパーク」ともいえるほど多彩な入浴施設がそろう別府は、街全体が温泉街。特に温泉情緒があるのは、湯煙が立ち上る景観が美しい鉄輪温泉。ホテル、旅館、湯治宿など宿泊施設は400軒ほどにのぼる。快適な旅をしたいなら「旅館・ホテル」、温泉文化にどっぷりつかりたいなら「湯治宿・民宿系」というように使い分けも可能だ。コワーキングスペースも多数。

出典:全国文化的景観地区連絡協議会公式サイト

③長湯温泉(大分県)

温泉宿が立ち並ぶ芹川の河川敷にあるのが、名物の露天風呂「ガニ湯」。野ざらしなので入浴には勇気がいるが、ほかにも共同浴場や日帰り入浴施設が充実しているので、湯浴みには困らない。湯治客用の宿が多いのも長湯温泉の特徴。九州では1、2を争う「温泉ワーケーション」向きの温泉街。

④杖立温泉(熊本県)

杖立峡谷の両岸に宿がびっしりと並び、白い湯けむりがあちこちから立ち昇る。温泉情緒あふれる景観が魅力の温泉街である。春には川を横断するように鯉のぼりが泳ぐ。その景色は圧巻。アットホームな宿が多いので、相性のいい宿が見つかれば、温泉ワーケーションも充実しそうだ。

出典:杖立温泉観光協会公式サイト

⑤日奈久温泉(熊本県)

昭和レトロな雰囲気が魅力の温泉街には、15軒ほどの旅館と2軒の共同浴場、日帰り専門の温泉もある。もともと湯治場の性格をもつ温泉地なので、華やかさはないが、静かで落ち着いた湯の街情緒を味わいたい人にはおすすめ。飲食店はけっこうあるので、食事難民になることはない。ただ、旅館のWi-Fi環境は未知数なので、事前に確認を。

⑥指宿温泉(鹿児島県)

薩摩半島の南端、錦江湾を望む温泉地。砂むし風呂で有名な摺ヶ浜付近に宿泊施設が集中していて、オーシャンビューの湯船をもつ旅館も多い。小さな民宿から大型旅館まで滞在先の選択肢が多く、共同浴場や個性的な日帰り温泉施設も数多く点在。選ぶのに困るくらい、温泉が充実している。

⑦霧島温泉郷(鹿児島県)

大小9つの温泉地からなる霧島温泉郷は標高600~850mに位置する。大型のホテルから鄙びた一軒宿までバリエーション豊富なので、ニーズに合った宿を選べる。中心部にある「丸尾温泉」はコンビニなどの店舗が集まっているため、長期滞在するには比較的便利といえる。

出典:霧島市観光協会公式サイト

⑧妙見温泉(鹿児島県)

天降川沿いに妙見・安楽温泉を中心に温泉地が並ぶ。湯治風情の宿から洗練された高級旅館まで、バリエーションに富んだ宿が併存するのが特徴で、川沿いにあるため、露天風呂自慢の宿も多い。飲食店や商店が少ないのが難点だが、鹿児島空港から近いのはセールスポイント。

⑨鹿児島市内温泉(鹿児島県)

あまり知られていないが、鹿児島市内は温泉銭湯の宝庫。市内だけでも40以上の温泉銭湯が存在する。鹿児島市内のシティホテルやビジネスホテルを拠点にして、温泉銭湯めぐりをするのも楽しい。ちなみに、鹿児島中央駅にあるビジネスホテル「シルクイン鹿児島」はかけ流しの湯船がある。

⑩シギラ黄金温泉(沖縄県)

沖縄の宮古島にある日帰り温泉施設。リゾート施設の一角にある施設だが、一般利用も可能。「宮古ブルー」と称される美しい大海原を望む絶景露天風呂を備えるほか、水着で入浴する温泉プールもある。南国リゾートをしっかり楽しみたい人におすすめ。

出典:シギラセブンマイルズリゾート公式サイト

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